フィールドに一歩足を踏み入れれば、草むらなどに野生のポケモンたちが生息しており、そっと近づいてモンスターボールを直接投げたり、ウロウロする姿を眺めてみたり、まるでポケモンの作品世界に迷い込んだかのような体験が楽しいです。
VTuberたちも実況配信で「新しいポケモン」を満喫している様子。目の前を行くポケモンの一匹一匹に喜びの声をあげるなど、ファンとともに童心に返ってキャッキャとはしゃいでいました。
初見で実況配信を視聴するのも良いですが、ゲームをクリアしてから「あの人はどんなリアクションをするのだろう?」とチェックしたり、自らゲームをプレイしつつ並走したりするのもVTuber配信の楽しいところ。
それでは誰を視聴するべきなのか?
本稿では、筆者の独断と偏見のもと、ポケモン愛が感じられるさまざまな女性VTuberの中から7人をピックアップ。
迷いに迷って選んだ7名のどんなところにポケモン愛を感じたか、その根拠となる企画や動画とともに『ポケモンレジェンズ アルセウス』を紹介します!
■奇抜なネタ動画も!/富士葵
富士葵さんは「キミの心の応援団長」をコンセプトに、歌ってみた企画、ゲーム実況、バラエティ動画などを投稿するVTuberです。
特に歌に関しては「歌で元気を届けたい」という活動初期からの想いもあり、バラエティ企画と同じ人物とは思えないほどの歌唱力と透き通った歌声で魅了します。
そんな彼女が過去に投稿した動画には『ポケモン』を扱ったネタがいくつかありました。
例えば、使用済みモンスターボールを扱ったフェイク・ドキュメンタリーや、リザードンの3Dお絵かき配信です。
フェイク・ドキュメンタリーは捕獲に失敗したモンスターボールがその後どうなったのかを扱った社会派動画なのですが、環境問題まで及ぶ内容でとてもよくできています。
富士葵さんが普段、どんな視点でポケモンを楽しんでいるか想像できる内容でもあり、本当に『ポケモン』が好きなんだなと感じさせる内容でした。
『ポケモンレジェンズ アルセウス』では従来のシリーズとの違いを細かな部分まで指摘するところがあり、丁寧な実況が印象的です。
■『ポケモン』限界オタクです!/冬乃サヤ(私立いちご女学院)
「私立いちご女学院」は、金髪の高校3年生「夏川あき」さんと、黒髪の2年生「冬乃サヤ」さんによる2人組のVTuberユニットです。
3Dモデル等を自分たちで用意し2年間個人勢として活動した後、2021年10月よりMIKUCANに所属しました。
毎日深夜0時から15分間、アーカイブなしで配信する独特のスタイルを貫きつつ、昨年11月には27時間3D生配信を達成するなど、アグレッシブな活動で話題です。
『ポケモン』に夢中なのは冬乃サヤさんの方。「Pokemon Presents LIVE2021」で『ダイパリメイク』が発表された時には、あまりの嬉しさに号泣し吐くという奇跡のリアクションの一部を見せてくれました。
相方の夏川あきさんはその音声が聞こえていなかったようですが、限界化した冬乃さんと冷静な夏川さんの正反対のリアクションはコンビの役割をそのまま象徴しており、切り抜きで公開された動画でも名コンビぶりを見せていました。
『ポケモンレジェンズ アルセウス』の配信は冬乃さんがソロで実施していますが、夏川さんもクラフト要素やオープンワールド要素が気に入ったらしく、シリーズでは一番好きかもしれないとツイートしています。
■『ポケモン』初配信中の初心者代表!/瀬島るい(有閑喫茶あにまーれ)
「有閑喫茶あにまーれ」に所属する瀬島るいさんは、2020年10月にデビューしたばかりの犬の女の子。天真爛漫で、普段の活動では企画配信が多いようです。
本人いわく『ポケモン』はさほど詳しくなく、配信でプレイするのは『ポケモンレジェンズ アルセウス』が初とのこと。
そのせいか発売当日の午前7時に予定していた枠が待ちきれず、寝つけないまま朝を迎え、高いテンションのまま初回配信を実施しました。
初回の配信時間は、なんと5時間51分! 配信終了後も「裏」でゲームを続けていたり、ツイッターで『ポケモンレジェンズ アルセウス』にハマったことを報告したりするなど本作に夢中なようです。
そんな彼女が『ポケモン』に関する配信をしたのはお絵かき企画でのこと。
目隠しした状態でポケモンを描き、リスナーが当てるという企画だったのですが、好評だったようで第2回を実施。
第2回は「あにまーれ」の仲間である「日ノ隈らん」さん、「風見くく」さん、「柚原いづみ」さんをゲストに迎え4人で盛り上がりました。
『ポケモンレジェンズ アルセウス』をきっかけに、瀬島るいさんがどこまでポケモンハマるか注目です。
■ポケモン交換会でファン交流!/花京院ちえり(.LIVE)
花京院ちえりさんはVTuberプロダクション「.LIVE」所属のVTuberです。
元々は個人勢でしたが、.LIVEのVTuberグループ「アイドル部」を経て、現在は.LIVEのVTuberとして活動中。ゲーム配信や雑談配信などさまざまな内容で視聴者を魅了する一方で、昨年2021年は待望の1stソロライブ 「めるへんちぇりっく城」を開催しました。
天真爛漫でどの企画でもつねにテンションが高い花京院ちえりさんは、『ポケモンレジェンズ アルセウス』の配信でも終始ハイテンション。今作で新しくなったシステムや捕獲方法に驚きながら、「早く衣装や髪型を変えたい!」とおしゃれに気を使いつつ第1回配信を終了しました。
そして配信外でもゲームを進めると意気込む中で、「黙々とやっちゃうかも。うっかりストーリーを進めちゃったらごめんね」と発言し、すっかり夢中になった様子をうかがわせました。
もともとシリーズをプレイしていた花京院ちえりさんは、攻略配信のほかにもお絵かき配信やポケモン交換会を自身の配信枠にて実施。
■青色しばりでシリーズを攻略!/天宮こころ(にじさんじ)
天宮こころさんはVTuberグループ「にじさんじ」所属のライバーです。
おもにゲーム配信をしており、中でも『ポケモン』は『ポケットモンスターブラック』『ポケットモンスターブラック2』『New ポケモンスナップ』『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』などさまざまなタイトルを攻略してきました。
当初は通常の攻略配信をしていましたが、『ポケットモンスターブラック2』からは青色縛りのパーティで企画をスタート。青色または水ポケモン縛りが彼女の『ポケモン』配信の定番になっています。
『ポケモン』を愛する天宮こころさんは、VTuberとしてはとても大切なイベントである「3Dお披露目配信」でもその愛情を発揮。ライブコーナーでアニメ版オープニングテーマのひとつ「1・2・3」を熱唱したほか、コント仕立ての『ポケモン』シチュエーションパロディ動画を公開しました。
さらに初めてのASMR配信ではガラル地方のポケモンを読み上げる企画をしたという天宮こころさん。
『ポケモンレジェンズ アルセウス』の初回配信ではダウンロード版を使用したそうですが、パッケージ版もちゃんと予約したとのことでした。
■小悪魔キャラでNPCをイジり倒す!/紫咲シオン(ホロライブ)
ホロライブ2期生の紫咲シオンさんといえば、先日、ニコニコ生放送で開催された「ホロポケカップ」が記憶に新しいところ。
昨年開催された第1回大会では決勝戦まで駒を進め、百鬼あやめさんと読み合いの名勝負を繰り広げました。
そして第2回大会となる今年は第1回戦で百鬼あやめさんと再び対戦。
普段のプレイスタイルは、ツッコミを入れたりNPCを煽ったりする雑談形式。
キャッキャと楽しそうにプレイしているのですが、どこか小悪魔的で癖になる配信をしています。
そんな紫咲シオンさんは、『ポケモン』の新作がリリースされるたびに、連日朝まで耐久をする大の『ポケモン』好き。
『ポケモンレジェンズ アルセウス』も当然、発売日の午前0時にゲームをスタートして、なんと8時間35分も長時間プレイしていました。
そのせいで喉の調子が悪くなり、現在は一時的に配信をお休み中。回復し次第、『アルセウス』の続きもまたプレイするとのことです。
■着物・和室の感想は?/がうる・ぐら(ホロライブEnglish)
これまでピックアップした6名とは異なる視点でオススメしたいのが、ホロライブの海外組である「ホロライブインドネシア」と「ホロライブEnglish」のタレントさんたちです。
今回の『ポケモン』は和のテイストが強く、畳の上に上がると同時に靴を脱ぐシステムや、まるで時代劇のような世界観に魅了された方も多いはず。実況者も同じで、特に海外の実況者たちのリアクションが興味深い内容でした。
中でも大きなリアクションで楽しそうにしていたのがホロライブEnglish所属の「サメちゃん」こと「がうる・ぐら」さんです。
彼女は着物に注目したり、プレイヤーが間借りすることになる宿舎を興味深げに歩きまわったりしながら、室内に設置された様々なオブジェクトに反応。
もちろん英語の配信になるのですが、小鳥遊キアラさんやIRySさんのように日本語まじりで実況してくれる方もいるので、一度それぞれの配信を覗いてみてはいがでしょうか?