2月24日、『ウマ娘 プリティダービー』に育成ウマ娘として実装されたキタサンブラック。彼女の育成ストーリーに登場する“モブウマ娘”が、ウマ娘ファンのみならず、競馬ファンの興味をも集めているようです。


ブリュスクマン=ドゥラメンテ?
ファンの注目を集めているのは、「ブリュスクマン」というオリジナルウマ娘。キタサンブラックの育成ストーリーで登場し、「皐月賞」「日本ダービー」と、クラシック戦線のレースで立ちはだかります。

ストーリー中ではエアグルーヴとの関係性が強調されており、たんなる“モブウマ娘”とは思えない存在感を放っているブリュスクマン。その名前は「ウマ娘」オリジナルですが、ファンの間では「モデルとなった実在の競走馬」がいるものとして、考察が飛び交っています。

とくに有力な説とされているのが、「ドゥラメンテ」という競走馬。キタサンブラックと同じく2015年にクラシック戦線を走った競走馬で、同年の「皐月賞」「日本ダービー」の二冠を獲得しています。

なぜこの説が有力なのでしょうか。ドゥラメンテ(duramente)はイタリア語で、「荒々しく・はっきりと」を意味する音楽用語。そしてブリュスクマン(brusquement)は、フランス語でほとんど同じ意味を持つ言葉です。たしかに偶然とは言い難い一致でしょう。

また、ドゥラメンテの母・アドマイヤグルーヴはエアグルーヴの娘。つまりドゥラメンテは、エアグルーヴからみて孫に当たる存在なので、ストーリー上で2人の関係性が強調されることにも意味があるのかもしれません。


キタサンブラックのファンも安心
ドゥラメンテは権利関係などもあり、『ウマ娘』に登場することは難しいのではないか…と囁かれてきました。しかしキタサンブラックのストーリーには、クラシック戦線でしのぎを削った相手であるドゥラメンテの存在は欠かせません。

そのため実装前には、キタサンブラックのストーリーがドゥラメンテ抜きでどのような展開になるのか、不安視していたファンも多かったようです。

しかし実際のストーリーでは、ドゥラメンテを連想させるようなウマ娘が登場。“元ネタ”と同様の存在感で、キタサンブラックの前に立ちはだかることとなりました。あくまで一説ではありますが、ファンにとってはこれほど盛り上がる展開はないことでしょう。

史実馬へのリスペクト溢れる粋な計らいに、「ウマ娘」ファンだけでなく、キタサンブラックやドゥラメンテを愛する競馬ファンも大喜び。ネット上では「運営さんのこだわりを感じる」「俺の推し馬であるドゥラメンテの意思をブリュスクマンちゃんが受け継いでくれて嬉しい」といった声が上がっていました。

史実を完全再現?強すぎるブリュスクマン
ちなみにそんなブリュスクマンですが、プレイヤーにとっては大きな壁として立ちはだかります。というのも、「皐月賞」や「日本ダービー」に出走する彼女のステータスが、高めに設定してあるため。

クラシック級の段階では、育成が上手くいっていないと歯が立たないほどの強さ。プレイヤーの中には、苦戦を強いられてしまう人も少なくないようです。


ただ、“モデル馬”とウワサされるドゥラメンテは、現実の「皐月賞」「日本ダービー」でキタサンブラックを破っていました。そうした背景を知っていれば、強豪であることも納得できるのではないでしょうか。

ぜひ実際に育成ストーリーをプレイして、その活躍を見届けてみてください。
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