3月25日に発売された『Ghostwire: Tokyo』は、東京の街の作り込みがスゴい作品です。そのため、看板を見ているだけで楽しめるゲームとなっています。


もちろんふつうの看板もあるのですが、必ずしもそれだけでないのが本作の看板のおもしろいところ。魅惑の看板世界をご紹介しましょう。

◆真面目な看板とパロディ看板
まず最初に注目したいのが真面目な看板。舞台は東京なので駐車場の料金が書かれた看板などがあり、これはかなりふつうです。日中30分800円で最大料金5000円なのはかなり高いようにも見えますが、この世界ではこうなのでしょう。

欲望の街が舞台となっているので、なかにはラブホテルと思しき「みるくベリー」なんて看板がドドンと目立っているケースも。怪異が溢れた世の中でちょっと異質なのも魅力のひとつです。

そして、現実世界のパロディ看板がたくさんあるのも『Ghostwire: Tokyo』の見どころ。黄色い看板の「らーめん女郎」はデカ盛りの身体に悪そうだけど人気のあるラーメンを出してくれそうなお店ですね。

「FRESHMOTH BURGER」という看板もあります。こちらはモスバーガーとフレッシュネスバーガーが合体したかのような名前で、赤い看板も限りなくどこかで見たことがあるような気にさせてくれます。

「COLD&SOCONE'S」という看板は、コールドストーンクリーマリーのパロディでしょうか。
歌いながら作ってくれる楽しいアイス屋さんですが、すでに現実の東京には存在しない悲しみ(記事執筆時点で栃木と三重のみ)。

富士そばを意識したであろう「樹海そば」や、鳥貴族を真似たであろう「鳥平民」もあります。鳥平民、めちゃくちゃテンションが下がりそうな居酒屋ですね。

マツモトキヨシを真似た「サカモトツヨシ」という店もあります。ポイント20倍ののぼりも目立ちますが、でも実は現金値引きしている店のほうが嬉しい!

◆よく見るとヤバすぎる看板
ここまでは割と常識的な看板でしたが、なかにはちょっと危険なものもあります。「店長の肉」という肉屋の看板には「随時店長募集中」と書かれているのです。

この店で出している肉、いったいなんなのでしょうか。店長の肉という表現、本当に比喩なのでしょうか。

そして回転寿司屋では、現在「わさび30倍フェア」が実施中。「ピリカラ」と書かれていますが、殺すつもりの量ですよね。でもSNSでバズりそう。

そして、最後に一番注目したい看板を紹介。
あるサブクエストでは地下鉄の奇妙な駅に行くのですが、この駅名の看板がヤバい。かすれていてよく見えないのですが、なんとなく「き○らぎ」と読めます。

これはおそらく、怪談として有名な「きさらぎ駅」ではないでしょうか。こんなところにまで行けてしまううえ、きちんと看板まで用意されている『Ghostwire: Tokyo』、なかなかスゴいゲームです。
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