ウマ娘 プリティーダービー』の新シナリオ「Make a new track!!」では、ウマ娘たちの日常的な掛け合いが描かれているのが面白いところ。実はその裏には、“競走馬”への深い愛情が込められていることも…。


とくに巷で「エモすぎる」と話題を呼んでいるのが、「同じ傘の下で」というイベント。そこにはエイシンフラッシュとダイワスカーレットにまつわる、とあるエピソードが隠されているようです。

「相合い傘」をする2人の姿
「同じ傘の下で」は、校舎の前で困っているエイシンフラッシュとダイワスカーレットの登場シーンから始まります。2人は「選抜レース」を見に行くつもりでしたが、今にも雨が降り出しそうな雰囲気。そこでトレーナーは、傘を貸してあげることにします。

予想通り雨が降り出すと、エイシンフラッシュはダイワスカーレットにやさしく声をかけ、“相合い傘”を提案。同じ傘の下で身を寄せ合い、ダイワスカーレットはどこか照れくさそうな様子でした。

どうやら2人の親しい後輩が出走するらしく、応援のためにレース場へと駆け付けたそう。ダイワスカーレットは心配そうに、「あの子大丈夫かしら?」と我が子を想う母親のようなセリフを口にします。そしていよいよ、緊張のレースが始まることに…。

距離感の近い2人と、彼女たちが親身に応援する“後輩”。これだけでは分かりにくいかもしれませんが、背景には「モデルとなった競走馬」が関係しています。


由来となった「アンブレラデート」
実在する競走馬のダイワスカーレット(牝馬)とエイシンフラッシュ(牡馬)は、すでに競争生活を引退し、繁殖入りしています。実は2人の間には、子どもが1頭存在しており、同じく競走馬となっているそう。

この競走馬が“後輩”のモチーフだとすれば、ダイワスカーレットとエイシンフラッシュがどこか夫婦のような雰囲気を醸し出していたことも納得でしょう。

しかも面白いのは、2人の子どもが「アンブレラデート」という名前であること。馬名の由来は文字通り、“傘をさしてデートすること”だといいます。

競走馬たちの関係性を見事に消化したイベントに、「ウマ娘」ファンからも「このイベントなぜか泣けてくる」「鳥肌立った。サイゲさんすごい」「ウマ娘運営の競馬愛を感じる」と称賛の声が上がっていました。

他にも「Make a new track!!」では、ウマ娘たちの意外な組み合わせが多数登場します。調べてみると、面白い由来が見つかるかもしれませんね。
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