「召喚獣」「ウィッチクラフト」「魔導」は、『遊戯王 マスターデュエル』でも高い人気を誇るテーマ。この3つには何のつながりもないように見えますが、実は密接な関係がありました。
「マギストス」というテーマが、背景ストーリーを紐解くカギになっているようです。

3つの魔法使い族テーマ
それぞれのテーマをおさらいしておくと、まず「召喚獣」は、「召喚師アレイスター」を中心とした世界観。さまざまな召喚獣たちが別次元に存在し、アレイスターによって呼び出されているようです。

また「ウィッチクラフト」には、職人ギルドのような形でアイテムを生み出している魔女たちが登場。そのギルドのトップを務めているのが、「ウィッチクラフトマスター・ヴェール」でした。

そして「魔導」(魔力カウンター)は、「神聖魔導王 エンディミオン」を中心としたテーマ。「魔導書」なども含まれるため、正確には「魔導」というテーマはありませんが、名前に「魔導」と付いていること、魔力カウンターに関する効果を持っていることが共通したカード群です。

いずれも魔術関連の世界観ではありますが、そのストーリーはそれぞれ独立したものだと思われていました。しかし「マギストス」の登場によって、定説が覆ることに。「マギストス」のカードには、彼らの“若かりし日の姿”と思わしきイラストが描かれているのです。

実は同じチームに属していた?
たとえば「法典の大賢者クロウリー」には、右手に魔導書、左手に杖を携えた片眼鏡の少年が描かれています。左手に刻まれた文様や髪の色から、彼はおそらく「召喚師アレイスター」と同一人物。
クロウリーという名前も、実在したオカルティスト「アレイスター・クロウリー」から取ったものでしょう。

また「結晶の大賢者サンドリヨン」のカードには、「ウィッチクラフトマスター・ヴェール」と同一人物と思われるイラストが。ただし、こちらは若返るのではなく、反対に成長しています。そもそも「ウィッチクラフトマスター・ヴェール」は幼女のような見た目ですが、本当の年齢は“ずっと上”だったのかもしれません。

同じく「聖魔の大賢者エンディミオン」は、「神聖魔導王 エンディミオン」の過去の姿だと思われるイラストとなっています。

さらに気になるのは、「大いなる魔導」という魔法カード。イラストの中では3人が魔法陣の上に並び、一緒に呪文を唱えている姿が描かれています。まるでその姿は、同じ道を志す仲間であるかのよう。

ちなみに「大いなる魔導」のイラストには、赤い髪の魔法使い「絶火の大賢者ゾロア」の姿も描かれていました。彼は3人の中心に位置しているため、チームのリーダ―的な存在であるようにも見えます。

「絶火の大賢者ゾロア」については、後の姿と思われるカードが存在しないため、ファンの間では死亡説も囁かれています。あるいは、アレイスター・ヴェール・エンディミオンが袂を分かったのも、ゾロアの死が原因だったのかもしれませんね。


今後、新たなカードで真相が明らかになるのでしょうか。
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