レベルアップやアイテムを用いることで様々な姿に進化するポケモン。その中には、イマイチ関連性のない成長を遂げる個体も。
とくに「テッポウオ」が「オクタン」に進化するケースは、最も不可解だと囁かれているようです。

なぜ魚がタコに?
「テッポウオ」は『ポケットモンスター 金・銀』から登場している「ふんしゃポケモン」。口から水を発射して空を飛ぶ獲物を撃ち落とすことからこの名前がついたそうで、その由来通り「オーロラビーム」や「チャージビーム」などといった光線系の技を多数覚えます。

そして25レベルに成長すると、なぜかタコがモチーフになっている「オクタン」へと進化。魚がタコに進化するという、ポケモン史上類を見ない衝撃的な変化に、当時戸惑ったトレーナーは多かったのだそう。

“海の生き物”という枠組み以外に全く共通点の無いこの進化系統は、長年にわたって謎とされてきました。
しかし、最近になってその理由の一端が明らかになったようです。

実は存在していた共通点
元々「オクタン」は、今の見た目にヘルメットや装甲を纏わせた戦車のようなデザインだったのだそう。そのことから、名前の由来もオクトパスとタンクをかけ合わせたものだと推測されています。代名詞の「オクタンほう」は、その頃の名残なのかも知れません。

つまり「テッポウオ」は名前の通り銃、「オクタン」は戦車…というように武器の進化という共通点を持ったポケモンだったのです。ちなみに、開発元のゲームフリークが1994年にリリースしたアクションゲーム『パルスマン』には、両ポケモンに似たキャラクターが登場していたのだとか。


とはいえ、魚がタコに進化することについては未だ謎。いつの日か、その理由が明かされる日は来るのでしょうか…。