ポケットモンスター ソード・シールド』(ソード・シールド)より、特定のトレーナーたちがポケモンを繰り出す際に個性的なモンスターボールの投げ方を披露するようになりました。実はその多くに、元ネタとなった野球選手がいるようです。


マリィは昭和を代表する伝説的投手!?
最初に紹介するのは、『ソード・シールド』にてライバルの1人として登場したマリィ。彼女は手持ちポケモンを繰り出す際、大きく振りかぶるワインドアップから、左足を大きく上げるというダイナミックなフォームでボールを投げ込んできました。

この必要以上に大きく左足を上げる姿は、昭和を代表する大投手の村田兆治さんを彷彿とさせます。彼の投球フォームは「マサカリ投法」と呼ばれるもの。独特な体重移動が特徴的で、その姿が鉞を振り下ろす動作に似ていることからこの名前が付けられたそう。

誰から教わったのかわかりませんが、マリィの“いろいろな意味で”大胆な投げ方には多くのトレーナーが釘付けになったはず。SNS上でも、「マリィ、ボールの投げ方が良いな。将来有望な野球選手になれるぞ」「マリィちゃん、投げ方が男らしい好きだな」「マリィちゃんその投げ方だと横から見えちゃわないかい?」などといった声が寄せられていました。

ダンデのフォームは世界級!?
同じく『ソード・シールド』にて、チャンピオンに君臨していたダンデ。彼は王者の象徴であるマントを脱ぎ捨て、そこから背番号を見せつけるように身体を捻り、勢いよくポケモンを繰り出してきます。

彼のフォームに関しては、野球ファンでなくても見覚えのある人は多いかも知れません。そう、通称「トルネード投法」で世界を席巻した元メジャーリーガーの野茂英雄さんが元ネタになったと見て間違いないでしょう。


無敵のチャンピオンと呼ばれるダンデと、世界を相手に戦い抜いた野茂さんのフォームはイメージピッタリ。かつて多くの野球少年たちが野茂さんに憧れたように、きっと「ガラル地方」の子どもたちはダンデの投げ方を真似していることでしょう。

※次のページには『ポケモンレジェンズ アルセウス』のネタバレが含まれます。ご注意ください。

まさかの二段モーションを披露したウォロ
『ポケモンレジェンズ アルセウス』にて「イチョウ商会」の行商人として「ヒスイ地方」を渡り歩き、時折主人公の手助けもしてくれたウォロ。実はある目的を果たすため暗躍しており、作中の最終盤でポケモンバトルをすることに。

そこで明らかになった“意外すぎる髪型”はさておき、彼の投球フォームには多くの野球ファンが驚かされたようです。投げ込む前に一度右手をダラリと降ろして制止し、左足を上げてリズムを取る…その姿は国内外で活躍した元メジャーリーガーの岩隈久志さんそのものではありませんか。

いわゆる二段モーションと呼ばれる投法。これは岩隈さんが「大阪近鉄バファローズ」に所属していた頃の代名詞と言っても過言ではありません。そんなウォロの披露した投球フォームに、「ウォロ岩隈の先祖説」「何度見ても近鉄、楽天初年度の岩隈の投球フォームですねぇ」「ゲーフリ内に結構な野球好きいるだろ」などと野球ファンは大興奮だったようです。

他にも個性的な投げ方をするトレーナーは盛りだくさん。
今冬発売予定の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、どんな投球フォームが追加されるのか楽しみですね!
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