5月22日、『VALORANT』の国内大会「2022 VCT Stage2 - Challengers JAPAN Week1 Main Event Day2」の決勝戦が開催されました。

そこで“世界3位”の記録をもつ「ZETA DIVISION」と、国内強豪チーム「REJECT」が激突。
新エージェント「フェイド」をピックしたReita選手が大活躍し、多くの視聴者がド肝を抜かれたようです。

新エージェント・フェイドが旋風を巻き起こす
結果から紹介すると、決勝戦は「ZETA DIVISION」が地力を見せ付け、辛くも勝利するという展開に。しかし1マップ目は、「REJECT」が13-3の大差をつけて先取。勝負が決まった3マップ目でも、11-13と大接戦を繰り広げました。

そこでとくに目立ったのが、Reita選手のプレイング。全試合を通したスコアは、54キル・39デス・14アシストと、両チームを合わせても突出した成績となっています。

さらに称賛を集めているのが、Reita選手がメインで使用していたフェイドの立ち回り。フェイドは4月28日に実装されたイニシエーター枠の新エージェントで、サポート系のスキルが備わっています。すでに競技シーンでは高く評価されていますが、実装されて間もないため、今大会では採用に踏み切れなかったチームもあるようでした。

しかしReita選手は、現時点で国内トップと言っても過言ではない仕上がりを披露。その活躍に、SNS上では「Reitaフェイド上手すぎやろ」「フェイドが凄い仕上がりだなぁ素人目でみても明らかに別格なのすげぇ」「今まで見たフェイドの中で1番Reitaさんハマり役な気がしてた」と感嘆の声が続出しています。

「ZETA DIVISION」を追い詰めたビッグプレイ
Reita選手の活躍がとくに光っていたのは、第3マップ目「アイスボックス」の14ラウンド。
防衛側の「REJECT」は4人でAサイトを固め、Reita選手をBサイトよりの中央に配置しました。

すると、武器有利のラウンドだった「ZETA DIVISION」はAサイトに猛プッシュ。早々に3キルを重ねて、エリアの制圧を図りました。しかしその一方、Laz選手とTENNN選手が落とされ、残ったメンバーも体力を削られたことから、攻めのテンポを遅らせることに。

ここでReita選手は、単独で相手の意表を突くラークを敢行。あえてBサイトから敵陣側へと回り込み、「ZETA DIVISION」を挟み込む形に。残ったtakej選手は1キル取得後に倒れますが、裏からReita選手がcrow選手を倒し、1対1の状況へ。

そこから視認した敵をマークするフェイドの「ホウント」を放ち、最後の1人であるDep選手の位置を特定。さらに敵が落とした武器を回収しつつ、「プラウラー」をヒットさせて視覚と聴覚を遮断すると、そのまま見事にキルを取りました。

「フェイド」のスキルを効果的に使用して、1対1を制してみせたReita選手。見事な立ち回りに、実況の岸大河さんも「これがフェイドの強みです!」と大興奮していました。

ちなみに、Reita選手は試合後にTwitter上で「フェイドよかったな1週間で使えるようになるか不安だったけどなんとか形になってまじで良かった」と投稿。
これ以上ないと言える完成度にも見えましたが、まだ改善の余地があるとは…。

6月14日から行われるプレイオフにも出場予定の「REJECT」。約1カ月でReita選手の「フェイド」はどんな仕上がりになるのか、注目しましょう!
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