このところ、若者だけでなく大人の間でも大流行しているFPSゲーム。しかし、年齢を重ねるにつれて体力や反射神経が衰えてしまうため、なかなかうまくプレイできないという人も多いようです。


その一方、2022年で御年45歳を迎えた歌い手兼ストリーマーの蛇足さんが、FPSゲームで大活躍中。最近はタクティカルFPS『VALORANT』に挑戦し始め、“第一線”級のエイム力を披露していました。

40代ゲーマーの希望の星に
蛇足さんはバトルロイヤルゲーム『Apex Legends』をメインにプレイしており、2021年にはマスターランクに到達したほどの実力。ですがカスタムイベント「VCC VALORANT」に出場するため、6月6日から本格的に『VALORANT』に挑戦し始めました。

そこでファンたちを瞠目させたのが、驚異的なエイム力。まず蛇足さんは射撃場で、30体のbotを速やかに撃つ「スキルテスト」を行ったのですが、難易度としては「ハード」を選択。これは上級者でも手こずる難易度で、「ZETA DIVISION」のTENNN選手もエイム練習に活用しているほどです。

当然苦戦するかと思いきや、蛇足さんは年齢を感じさせない反応速度を披露しつつ、最終的に「22」という好成績を記録。この情報は即座にストリーマー界隈へと拡散され、上位ランク「イモータル」の常連プレイヤーであるSPYGEAさんは、「僕より上手いです」と称賛していました。

その後も蛇足さんは練習を重ね、「VCC」本番の日を迎えます。そして周囲をあっと驚かせる活躍を見せつけることに…。

45歳・プレイ歴1週間が挑む「VCC」
蛇足さんは「VCC」にて、上級者のStylishNoobさん、SHAKAさん、SPYGEAさんがいるチームAに参加。
加藤純一さんと共に、初心者枠という扱いになっていました。

そこで初戦の対戦相手となったのは、「TSM FTX」の渋谷ハルさんや、『Crazy Raccoon』のうるかさん、kinako(きなこ)さんなどがいるCチーム。それぞれのランクはシルバーからプラチナですが、『Apex Legends』で日韓1位に輝いたこともある元プロゲーマーのうるかさんを始めとして、FPSゲーム巧者ばかりです。

蛇足さんにとっては間違いなく格上とのマッチになりますが、練習通りの美しいエイムを披露。第9ラウンドでは、味方のカバーを意識した華麗なる連続キルが飛び出します。撃ち合いの強さに驚いた味方からは「ナイス!」の嵐が飛び交い、加藤さんも「やばい、つええ蛇足」と感嘆していました。

また、9対11で迎えた第21ラウンドでは、上級者の間でも禁じ手と名高い“走り撃ち”を実践し、ラストキルを奪う大活躍。エイムだけでなく、ピックしたKAY/Oのスキルも効果的に使用しており、コーチのじゃすぱーさんは「蛇足さんマジで今のスキル返し完璧でした」と太鼓判。StylishNoobさんも「マジで神フラッシュ、今の」と興奮を抑えきれません。

この試合はオーバータイムまでもつれる激戦となったのですが、結果的に15対13でAチームが勝利を収めました。そして蛇足さんのスコアは、10キル12アシスト。相手との実力差を考慮すると、十分すぎるほどの成績でしょう。
むしろ、蛇足さんによるKAY/Oのおかげで取れたラウンドも多かった印象です。

もちろん他のチームとの試合でも奮闘しており、配信を見ていたファンたちも熱狂。「兄貴が練習の成果を出して活躍するの気持ち良すぎる」「始めて1週間でこれはマジで才能ある」と称賛するコメントの他、「蛇足さんが活躍してる姿見て自分も始めてみたくなった」という人まで現れていました。

おそらく、蛇足さんの奮闘劇は壮年ゲーマーたちに大きな勇気を与えたはず。いつまでも成長を続ける蛇足さんがどこまで上り詰めていくのか、今後も注目していきましょう!
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