連日のように真夏日となり、記録的な酷暑を迎えている2022年の夏。ゲームの世界でくらい、快適な気分を味わいたいと思いませんか?本稿では、さわやかで涼しげな“水”の表現によって、暑気を払ってくれる名作ゲームをピックアップしてみました。


『スーパーマリオサンシャイン』(GC/Switch)
長いシリーズの歴史において、さまざまな場所を冒険してきたスーパーヒーロー・マリオ。その中でも2002年に発売された『スーパーマリオサンシャイン』は、太陽がさんさんと輝く真夏のリゾートを舞台としたゲームでした。

同作の目的は常夏の島「ドルピック島」にて、その地をドロドロにした「ニセマリオ」の正体を探っていくこと。島中を冒険しつつ、リゾート気分も味わえる、夏にピッタリのソフトと言えるでしょう。

そこでマリオの武器となるのが「水」。相棒のポンプを背負い、放水で敵を倒したり、空を飛んだりと、ド派手なアクションを繰り広げてくれます。水鉄砲やジェットスキーなど、水を利用したレジャーの楽しさを上手くゲームに落とし込んでいるため、思わず童心に帰ってしまうかも。

ちなみに同作は3Dマリオの大ヒット作『スーパーマリオ64』と共に、Nintendo Switchの『スーパーマリオ 3Dコレクション』でプレイできます。

『ABZÛ』(PS4/Switch)
『ABZÛ(アブズ)』は、名作ソフト『風ノ旅ビト』のクリエイター陣によって制作されたダイビングアドベンチャーゲーム。プレイヤーはダイバーとなり、広大な海の中を泳いで回ることになります。

ゲームを始める際には、小難しい操作説明やストーリーの解説などは一切出てきません。ただ、プレイヤーの操作によって動くダイバーと、その周り一面に広がる海があるだけ。
ひたすら海に潜り、海中にある遺跡などを発見していくうちに、なんとなくストーリーらしきものが見えてくる…という構造になっています。

リアルでありながら、どこか幻想的な雰囲気で表現された海は、もはや芸術品のよう。生命豊かで鮮やかだったり、暗く静かだったり、時には酷く荒れ狂っていたり…。このゲームの海は、プレイするたびに違う表情を見せてくれるでしょう。

『バイオショック コレクション』(PS4/Switch/PC)
最後にご紹介するのは、これまでとは打って変わってダークな雰囲気が特徴の作品。『バイオショック』は謎の海底都市・ラプチャーを舞台とした、ホラーテイストのRPGシリーズです。

同シリーズ最大の特色といえば、そのまとわり付くような、暗くじっとりとした水の表現。海底都市が舞台なだけあって、作品全体を通して水の描写にこだわっており、そのクオリティはゲーマーの間でも語り草となっています。しかも美しいだけでなく、時には人の命を奪うような、水の恐ろしい一面もしっかりと描き出していました。

ゲームジャンルはRPGですが、一人称視点で建物内を探索し、敵と戦うというFPS的な側面も。背筋が寒くなるような探索中の雰囲気や、プレイヤーを驚かせるドッキリ要素もあるため、ホラーゲーム好きにも刺さるのではないでしょうか。

同作はこれまでに『バイオショック』『バイオショック 2』『バイオショック インフィニット』がシリーズとして発売。
今から遊んでみたい人には、3作品がセットになったPS4/Switch/PC向け『バイオショック コレクション』がオススメです。

今回取り上げた3本のゲームは、いずれも夏にうってつけの爽快感あるタイトルばかり。ひと夏の冒険に飛び出してみてはいかがでしょうか。
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