日本全国に本格的な夏が訪れていますが、それは現実世界だけのものではありません。夏に合わせた様々なイベントや展開が訪れるゲームも複数あります。
Fate/Grand Order』(以下、FGO)では、毎年この時期を題材にした新イベントと、水着に着替えたサーヴァントたちの登場が定番です。

2022年の夏にどのような催しが行われるのか、その正式発表はまだありませんが、いち早く今年の水着サーヴァントを予想する声をSNSなどで見かけます。これまでの傾向を元にした推測、大胆な発想、そして個々人の希望など、その方向性は様々。当たることも大事ですが、予想すること自体を楽しんでいるように思われます。

そうした盛り上がりを後押しすべく、今回も独断による水着サーヴァント予想を、一プレイヤーの視点からお届け! 予想の母数は多めですが、毎年数人は当たっているので、今年も本気で的中を狙いつつ、がっつりと願望や希望を織り交ぜたいと思います。

■イベントのモチベーションにも関わる「配布サーヴァント」の座を射止めるのは誰?
漠然と予想するだけでは掴みどころもないため、項目別に「本命」と「対抗」を絞り込む形で予想します。まずは、夏イベントにつきものの「配布サーヴァント」。去年は、小さい方の「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が水着に着替え、配布されました。

人気の高いサーヴァントが配布される傾向にあるため、まだ水着化しておらず、かつ人気の高いサーヴァントとして、まずは「エレシュキガル」を推させていただきます。彼女を推し、そして予想を外す流れがずっと続いていますが、今年こそ実現して欲しいものです。

ただし、今回推す理由は人気の面だけでなく、期間限定イベント「水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島」の登場を追い風のひとつと見ています。あの時も「エレシュキガル」の活躍を喜ぶ声が多く、人気の高さは今も健在でした。
その足がかりを経て、待望の水着化……という道筋は、十分あり得るでしょう。どうか、今年こそなにとぞ!

「エレシュキガル」を本命に据えますが、対抗として選ぶのは、フォーリナーの「ヴァン・ゴッホ」。毎年ではありませんが、フォーリナーが実装されて以来、水着化される頻度が割と高めなので(葛飾北斎やアビゲイル)、今回もその枠を狙ってみました。

「楊貴妃」ではなく「ヴァン・ゴッホ」を選んだのは、マスターミション画面でマシュが彼女の話題を口にしていたため。マシュの発言は、参考になる場合もあれば無関係のケースもあるので、決定的な証拠とはいきませんが、性能面でもユニークな特徴を加えやすい「ヴァン・ゴッホ」を、合わせてチョイスさせていただきます。

■解禁なるか?「第2部 第6章」登場の人気サーヴァントたち
サーヴァントが水着化する傾向のひとつとして、「実装から1年経過」という流れがあります。その点を踏まえた上で、最も話題性が高まりそうなのは、第2部 第6章に合わせて実装された面々でしょう。

特に「モルガン」と「メリュジーヌ」は、サーヴァントとしての性能はもちろん、人気の面でも申し分ありません。むしろ、水着化されたらどちらも抜群の訴求力があると予想されるので、同時に水着化するのはもったいないと感じるほどです。

そこでこの項目では、やや変則的になりますが、「モルガン」と「メリュジーヌ」がそれぞれ水着化した場合のケースを、本命と対抗に分けて予想します。

まず「モルガン」が水着化した場合、同じく第2部 第6章で実装された「バーヴァン・シー」も同時に水着化されると睨んでいます。メインシナリオにおけるこの2人の関係性は、ネタバレにもなるので今回は触れませんが、多くのユーザーが興味を抱く点のひとつです。
「その掘り下げを夏イベントに行うのでは」と予想した上で、この両者の水着化を本命に据えます。

また「メリュジーヌ」が水着化した場合、こちらは「バーゲスト」が合わせて水着化されると予想。妖精騎士同士という接点もありますが、「メリュジーヌ」のマイルーム会話によれば、バーゲストから嫌われているものの、彼女の方は親しくしたい模様。その辺りの関係性について、夏イベントで取り上げて欲しい……との願望込みで、このコンビを対抗に選んでみました。

「モルガン」&「バーヴァン・シー」が来るか、「メリュジーヌ」&「バーゲスト」のコンビが見られるのか。どちらに転んでもオイシイですし、残った片方は来年の夏イベントでの実装を期待したいところです。

■第2部勢も、もっと水着になって欲しい!
第2部 第6章からの水着化も注目どころですが、第6章以前の第2部勢も気になるところ。「虞美人」を皮切りに、「アナスタシア」や「カイニス」、「シャルロット・コルデー」などがこれまで水着に着替えましたが、第2部勢のサーヴァントはまだ多数控えています。

個人的に目を付けているのは、クイック系サポーターとして当時一世を風靡した「スカサハ=スカディ」。その支援能力の高さは今もトップクラスですが、現状ではアーツ系やバスター系のサポートが揃ってきた関係で、クイック系はやや押され気味です。

やや不遇なクイック系のテコ入れを兼ねて、「スカサハ=スカディ」が水着化&新たなクイック系サポーターとして登場すると、戦略性の幅も増えて一石二鳥かと思います。従来の彼女とは被らせず、むしろ別方向でシナジーが得られるようにすれば、通常&水着の「スカサハ=スカディ」を並べてアタッカーを支援するという、見た目も華やかな編成が可能に。
ぜひ実現して欲しい!

そんな彼女を本命に置くとして、対抗は「シトナイ」をピックアップさせていただきます。複数の英霊・神霊が融合しているハイ・サーヴァントなので、水着化による別クラスも設定しやすそうなのと、最近活躍どころが少ないため水着化で出番が増えて欲しいとの願いから、今回チョイスしてみました。

「シトナイ」は、第2部 第2章の別れ際をはじめ、イベントやバレンタインチョコの受け渡しなどを見ても、どこか距離を置いているような振る舞いを感じさせます。だからこそ、幸せになって欲しいと願う人も多いだろうと考え、夏イベントで一気に弾けてもらえたら、と願いを込めて予想に加えさせていただきました。

■すっかり恒例になった、日本由来のサーヴァントは誰が来る?
水着化の傾向としては、日本由来のサーヴァントが選ばれるのも恒例のひとつになっています。絶対のルールではないので、外れる可能性ももちろんありますが、現段階では考慮に値する項目と言えるでしょう。

昨年は「清少納言」と「沖田総司〔オルタ〕」が水着に着替えましたが、この項目の本命として今回チョイスしたいのは「卑弥呼」。実装されたイベントも昨年復興され、彼女が水着に着替えるのはここがちょうどいいタイミングかなと判断しました。

気さくな性格なので、水着もノリノリで着こなしてくれるでしょうし、別クラスでどんな性能になるのか、ゲーム的な意味でも興味が尽きません。水着BBのように同クラスでの水着化もあり得ますが、その場合でも攻撃面が増すのか、支援に傾くのか、実に楽しみです。

本命が「卑弥呼」ならば、対抗に置きたいのは「紅閻魔」。料理上手で面倒見が良く、暴走しがちな水着サーヴァントたちを諌めてくれる、貴重なポジションをこなせそうなのが理由のひとつ。
また、恐るべき料理教室「ヘルズキッチン」の先生として、人望があり人脈にも優れているので、こうした立ち位置がイベント向きだと考えました。

■今年は来るか? 「大人な色気」の水着サーヴァント
どこまでを「大人」として線を引くのか。個々人によって基準が異なるので主観的な意見になってしまいますが、可愛く可憐な水着サーヴァントが多い一方で、大人な色気を感じさせる水着サーヴァントも存在しています。例えば、2020年の「殺生院キアラ(ムーンキャンサー)」や2019年の「カーミラ(ライダー)」などが代表的です。

残念ながら昨年は、大人枠に該当しそうな水着サーヴァントはいませんでした。「カーマ」の第3臨は、大人の色気がどうこう以前の話でしたし、「カイニス」は健康美人や体育会系の枠でしょう。

そこで、2年ぶりの「大人の色気枠」を期待し、まず本命として「フランシス・ドレイク」を推させていただきます。これまで何度も候補に挙げていますが、だからこそ今年こそ来て欲しい! 「エドワード・ティーチ」の反応や掛け合いが楽しめる点もオイシイので、可能性は十分あると思います。

大人枠としては「セミラミス」も有力と見ていますが、続いて

対抗に選んだのは「ヴリトラ」。実装時のクリスマスイベントを別にすれば、これまでスポットでの登場が多めでした。しかし、出番は少なくとも根強く支持するユーザーがいますし、スポット参戦ながらイベント適正の高さも垣間見せています。

夏につきものの「海」と相性のいい「フランシス・ドレイク」、性格的にイベント向きで、たくましい尻尾と水着が合わさることで新たな魅力が生まれそうな「ヴリトラ」。
どちらが水着になっても、夏の醍醐味をしっかりと味わわせてくれることでしょう。

■水着化で「★3以下が高レアに」の夢をもう一度!
毎年常に、というわけではありませんが、★3以下のサーヴァントたちが水着化によってレア度が上がるケースも少なくありません。2016年の「清姫」から始まり、「牛若丸」や「シャルロット・コルデー」が、これまで水着化の道を辿りました。

★3以下で人気の高いサーヴァントと言えば、「エウリュアレ」や「静謐のハサン」などを思い出す方が多いでしょう。ですがこの2騎は、アイドル衣装の霊衣を昨年もらったので、新たな動きはまだないだろうと予測。また、「メドゥーサ」や「メディア」といった『Fate』の原点キャラも気になりますが、むしろ今後の展開に期待する意味で、今回は見送ります。

「★3以下のサーヴァントからの水着化」の線で、まず本命に推したいのは、実装時期こそ違いますが、こちらも第2部 第6章で活躍した「ガレス」。彼女の場合は、本来の円卓関係者との絡みで話が膨らみそうという利点があります。また、普段は鎧をまとうことが多くて露出度が低いので、水着になった時の落差が大きく、いい意味で衝撃を与えてくれそうです。

そして対抗は、実装から数年越しでようやくメインシナリオで活躍した「サロメ」。その第2部 第6.5章での活躍は、非常に印象深いものでした。SNSなどでも当時話題となり、彼女の魅力に改めて気づいた方も多いでしょう。
その印象がある今こそ、水着化には絶好のタイミングです。

しかし難点がひとつあり、それはバーサーカー以外のクラスが想像しにくいこと。「愛する者の首を求める」という逸話の持ち主が、水着を得たところで別クラスになるのか、判断に悩みます。同クラスで水着になる可能性もあるにはありますが、こうした点を踏まえて考え、本命ではなく対抗に据えさせていただきます。

今回は6項目に分け、本命と対抗で7騎ずつのサーヴァントを今年の水着枠として予想してみました。当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、だからこそ予想する楽しさがあります。正式発表が来る前に、あなたも予想に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

【2022年 水着サーヴァント予想】
■本命
「エレシュキガル」
「モルガン」
「バーヴァン・シー」
「スカサハ=スカディ」
「卑弥呼」
「フランシス・ドレイク」
「ガレス」

■対抗
「ヴァン・ゴッホ」
「メリュジーヌ」
「バーゲスト」
「シトナイ」
「紅閻魔」
「ヴリトラ」
「サロメ」
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