“セガ愛”溢れるキャラクターが続々
そんな“セガ愛”溢れるキャラクターの代表格が、現在放送中のアニメ「異世界おじさん」の主人公である嶋嵜陽介(しばざきようすけ)。作中では“おじさん”の愛称で親しまれています。
公式HPのキャラクター紹介に「熱狂的なSEGAファン」と記されているほどのセガ大好き人間であるおじさん。いわゆる「異世界転生モノ」である同作ですが、おじさんは異世界「グランバハマル」においてもそのセガ愛を遺憾なく発揮。「ピンチはチャンス」という、『ぷよぷよ』の攻略本から取ったという座右の銘を胸に異世界での激しい戦いを生き抜いていきます。
他にも作中には頻繁にセガネタが登場。その“セガ愛”は公認となり、Twitterのセガ公式アカウントに「いくつのSEGAネタが見つけられるでしょうか」と紹介されるほどとなっています。
また、大人気スマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』にも“セガ愛”溢れるキャラクターが。そのキャラクターとはサトノダイヤモンド。彼女は、セガサミーホールディングスで代表取締役会長を務めた重鎮・里見治氏の所有馬をモデルとしたキャラクターです。
彼女は、モデルとなった馬とその馬主を反映してか、大企業のご令嬢であり、家にクレーンゲームの筐体があるという設定。
他にも、彼女のストーリーでは「電脳レース娘『ぱかジン』」というゲームが登場。『ダブルレバー』という専用コントローラーでロボットを操作する…というこのゲーム。否応にもセガの名作ロボットゲーム『電脳戦機バーチャロン』と、その専用コントローラー『ツインスティック』を連想させます。『ぱかジン』というタイトルは、バーチャロンの代表的なロボット「テムジン」をもじったものでしょう。
ホロライブの戌神ころねはソニックの公式アンバサダーに!
さらに、VTuberの世界にも“セガ愛”は浸透中。大手事務所ホロライブ所属の戌神ころねさんは、生粋のセガファンというキャラクター。
戌神ころねさんは、ドリームキャストの名作『セガガガ』をクリアするまで生放送を続けるという企画や、ドリームキャストのダンスゲームで、2020年にVRとなって帰ってきた『スペースチャンネル5』の“踊ってみた”動画で、その“セガ愛”を披露し続けてきました。
今年には、映画「ソニック・ザ・ムービー/ソニックVS ナックルズ」で盛り上がる『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の公式アンバサダーに就任。映画にも日本語吹き替え版声優として登場することが決定しています。
このように、漫画・アニメ、ゲーム、VTuber…と各界に“セガ愛”溢れるキャラクターが登場し、まさにセガ愛大戦国時代を迎えることとなった本年。注目したいのは、彼らが最近発売されたセガのゲームソフトはもちろんのこと、1998年発売のドリームキャストを最後に歴史に幕を閉じた、セガのゲームハードへも深い愛情を注いでいることです。
例えば、おじさんは作中で「セガサターンソフト読者レースの最終結果が載っている本」を見るまでは死ねない…という思いで異世界での過酷な17年を生き抜いてきた、と語っています。
『ウマ娘』に登場する『ぱかジン』の元ネタとなった『バーチャロン』。このゲームも、多くのプレイヤーの脳裏には、セガサターン、あるいはドリームキャストと専用コントローラー『ツインスティック』とセットで刻まれていることでしょう。戌神ころねさんも、セガ60周年の記念生放送のソフトに、ドリームキャストの作品である『セガガガ』をチョイスしていました。
かように多くのキャラクターたちに愛され続けているセガのゲームハードたち。彼らの布教の成果か、ネット上では今、セガのゲームハードへの注目がこれまでになく高まっているようです。
この勢いを駆ってか、2022年10月27日には『メガドライブミニ2』が発売予定とのこと。このままの勢いで『サターンミニ』『ドリキャスミニ』へと続くのか!?楽しみにしたいところです。