Fate/Grand Order』(以下、FGO)が7周年を迎え、バトルの改修や特別なログインボーナス、新たな報酬制度による聖晶石の獲得など、見どころ満載の10大キャンペーンが始まりました。

その中でも見逃せない施策のひとつが、「特異点F 炎上汚染都市 冬木」をクリアしていれば誰でももらえる「FGO 7th Anniversary ★5概念礼装チケット」の配布です。
このチケットを使うと、対象に選ばれた7枚の★5概念礼装の中から、好きなもの1枚がゲットできます。

しかも対象の中には、現役で使われている最強格の概念礼装も含まれており、まだ手に入れていないユーザーからすれば戦略性が広がること間違いなし。また、「あと1枚で最大まで限界突破できるのに…」ともどかしく感じていた方もこれで救われるため、ベテランから新人まで多くの方が喜ぶプレゼントと言えるでしょう。

ですが、まだプレイ歴の短い新米マスターは、どの概念礼装が強いのか、判断に悩む方もいることと思います。そこで今回は、交換チケットの使い道に悩む方々に向け、独断によるお勧めランキングをお届け! 各概念礼装のポイントなども合わせて紹介するので、判断材料のひとつとしてご覧ください。

なお、概念礼装の手持ちによって交換の重要度は変わるため、今回は「どの概念礼装も持っていない」という前提でのランキングになります。

■第5位:「リミテッド/ゼロオーバー」「フォーマルクラフト」「イマジナリ・アラウンド」

対象となるのは全7枚ですが、そのうちこの3枚は、同着で第5位に据えさせていただきます。というのも、効果の内容は3枚とも「特定のコマンドカードの性能を25%(最大30%)アップする」という内容だからです。

たたしその対象は、「リミテッド/ゼロオーバー」ならバスター、「フォーマルクラフト」ならアーツ、「イマジナリ・アラウンド」ならクイックになります。各サーヴァントが得意とするコマンドカードの属性で使い分ける形の概念礼装なので、お勧め度はどれも横並びです。

もしこの3枚から選びたい場合は、自分が好んで使う属性に合わせてチョイスするのがベターです。とはいえ、戦略的な広がりを考えると、交換できる他の礼装を押しのけるほどではありません。


■第4位:「月霊髄液」

「月霊髄液」は、「自身に無敵状態を3回付与&与ダメージプラス200(最大500)状態を付与」という効果を持ちます。後半の効果はおまけと考え、主な長所は無敵状態×3回にあります。

大半のバトルでは、防御を意識するよりも攻撃に傾けた方が結果的に早く終わったり、やられる前に押し切れることが多いので、「月霊髄液」はそれほど使用頻度の高い概念礼装ではないでしょう。ですが、ギミックでいきなり宝具を撃たれたり、長く場に残って欲しいサーヴァント(例えば支援系など)がいる時は、「月霊髄液」の守りが効果的な場合も存在します。

1枚持っておくと意外な場面で役立つ可能性もありますが、他の面々と比べた場合、手持ち次第では第3位と入れ替わるかもしれませんが、その辺りの順位が妥当なところでしょう。

■第3位:「プリズマコスモス」

装備したサーヴァントに、毎ターンNP8%(最大10%)の獲得状態を付与する「プリズマコスモス」。この概念礼装だけで、宝具発動(=100%)まで溜めるのはちょっと気長な話ですが、1度もカードを選ばずとも3ターン経過で24%溜まる、と考えれば決して悪くありません。

このカードの使い道は、もちろん宝具発動のサポートがメインですが、「宝具は撃ちたいけど、通常攻撃は別のサーヴァントにさせたい」といった状況にも向いています。通常攻撃は、できればアタッカーのカードを選びたいところ。しかし、サポートサーヴァントの宝具も撃ちたい……そんな時に、自動でNPが稼げる「プリズマコスモス」が視野に入ります。

こちらは余談ですが、サポート系サーヴァントの選択肢が増えたため、相対的に出番が減っているもの、「玉藻の前(キャスター)」と「プリズマコスモス」はかなりの好相性。彼女の宝具は、発動するたびに味方全員(自身も含む)の宝具・スキルの回転率が上がります。
そのため、アーツチェインを狙いつつ「プリズマコスモス」も装備させておくと、宝具とスキルが矢継ぎ早に飛び交う状況に。このように長所がハマると、「プリズマコスモス」はあなどれない強みを見せてくれます。

■第2位:「黒の聖杯」

個人的には、この「黒の聖杯」と第1位が、頭一つ抜け出ていると考えます。「黒の聖杯」は「毎ターンHP500減少状態を付与」というデメリットがあるので長期戦にはあまり向きませんが、「自身の宝具威力を60%(最大80%)アップ」という効果は、デメリットを考慮してもなおお釣りが来るほどです。

例えば、NPを100%チャージできる「メリュジーヌ」や「ヘファイスティオン」なら、該当スキルと「黒の聖杯」を組み合わせるだけで、宝具の即発動と与ダメージのアップを両立できます。また、アペンドスキル2をLV10にできれば、NP80%チャージ組(ハベトロットや蘆屋道満など)も同様の立ち回りが可能です。

そして、手元に「オベロン」がいる、もしくはフレンドから借りられるのであれば、この「黒の聖杯」の効果が更に輝かしくなります。「オベロン」が持つスキル「夢のおわり EX」には「宝具威力アップブースト」の付与があり、これは「黒の聖杯」の効果も対象に含みます。そのため与ダメージがかなり跳ね上がり、状況の一変すら狙えるほどです。

「夢のおわり EX」のデメリット効果で、付与された相手は以降のターンで一切動けなくなりますが、それを踏まえてもなお、採用する価値があるほどの組み合わせです。

■第1位:「カレイドスコープ」

「黒の聖杯」も捨てがたいものの、紙一重の差で「カレイドスコープ」を最もお勧めできる概念礼装に選びました。これがあれば、装備したサーヴァントのNPを80%チャージした状態でバトルが始まるので、あと20%を稼ぐだけで宝具の発動条件を満たせます。
防御より攻撃が重要な『FGO』において、この即効性は非常に有用です。

しかも残りのNP20%分は、アペンドスキル2で賄うことが可能。サーヴァントコイン120枚と育成素材さえあれば、どのサーヴァントでも「カレイドスコープ」で宝具の即発動が叶います。また、スキルで100%チャージできるサーヴァントなら、「カレイドスコープ」とアペンドスキル2で宝具を発動した後、2ターン目はスキルを使って宝具を再度発動できるので、2連射のハードルが大きく下がります。

もちろん、NPを味方に付与できるサポートサーヴァントを並べれば、NPチャージスキルがないアタッカーでも連射が可能ですし、組み合わせ次第では3連射も不可能ではありません。状況次第では、まずサポートサーヴァントに宝具を使わせたい場合もあるので、その際も「カレイドスコープ」が役立つことでしょう。

戦略にも広がりが生まれる点と、アペンドスキル2との組み合わせによる運用の容易さから、今回の概念礼装交換では「カレイドスコープ」を最も強く推させていただきます。

今回は全ての概念礼装を持っていないという前提で考えましたが、既に4枚持っていて最大限界突破のリーチ状態な場合、優先度合いが変わることもあります。自分の手持ちの戦力や、概念礼装を活かせるサーヴァントの有無なども考慮しつつ判断しましょう。

それでも悩む場合は、やはり「カレイドスコープ」か「黒の聖杯」がお勧めです!
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