『Apex Legends』の競技シーンにおいて、大きな存在感を発揮している人気チーム「RIDDLE456」。9月1日に同チームの“驚異の子”ことnaohiro21選手がロースターから外れ、ストリーマー&リザーブに転向することが明らかになりました。
「面白くて強いチーム」であり続けること
「RIDDLE456」は、元々「456」(しころく)として活動していたメンバーが「RIDDLE」のAPEX LEGENDS部門に加入したことで誕生。ロースターとしてはYukio選手・Hesiko選手・naohiro21選手のメンバーで、さまざまな大会に出場してきました。
競技シーンでしのぎを削るプロチームでありながら、エンタメ精神あふれるストリーマー集団としてもお馴染み。8月28日に行われた大規模イベント「RAGE Apex Legends 2022 Summer」DAY2では、3人そろって“撮れ高”を作ったばかりです。
そんな中、発表されたnaohiro21選手の転向。その理由の一端については、メンバーたちの話し合いを記録した動画「456ラジオ」にて明かされていました。
naohiro21選手は数カ月の間、競技シーンから降りることを考えていたと言います。元々「456」は楽しむことを最優先とするゆるいチームだったにもかかわらず、いつしか周囲から“プロゲーマー”として結果を残すことを求められるように。そのことが重みとなり、日々のスクリムやチームランクが苦痛になっていたようです。
naohiro21選手曰く、「楽しんでいこうぜ」と「勝とうぜ」の2つの軸があるとして、「結局勝たないと楽しくはない」「でも勝つためにはめっちゃ苦労しなくちゃいけない」とのこと。「その時点で僕もう破綻してるんですよね」と、プロチームにおいて楽しさを追求することの難しさを語っていました。
「楽しみの裏には苦しみがつねにある」
「456ラジオ」では、かつての「456」は“楽しみつつ勝てる状況だった”とも回想されています。
しかし現在は環境とのかみ合いもあり、思うような結果を出せていない様子。さらにファンの数が爆発的に増えていくことで、エンタメと勝利の両方を求めるような圧力が生じることに。そうしたファンたちの理想について、Yukio選手は「『楽しみながら勝ってる456が見たい』っていうのは、もうめちゃくちゃ難しい」と分析していました。
ここ数年、eスポーツシーンの発展が取り沙汰されていますが、そこでは「プロチームが収益を確保することの難しさ」が大きな課題となっています。そんな中、プロチームでありながらストリーマーとしても人気を博する「RIDDLE456」の路線は、1つのロールモデルになり得るかもしれません。
しかし楽しさを追求するエンタメ路線と、プロとしてのストイックなあり方を両立するのは、やはり簡単なことではないのでしょう。
ただ、「RIDDLE456」の挑戦はまだ終わっていません。今後はL1ng選手が加入し、競技シーンでの活躍を目指していくようです。
また、Hesiko選手は9月2日に投稿した動画で今の心境を吐露。「naohiro21をマジで世界大会に連れていきたい」「俺らで敵わなかった世界をあいつに見せたい」と、リザーブとなった“相棒”と世界大会に行くことを誓っていました。
天才高校生チームとして始まった彼らの物語は、どこまで続いていくのでしょうか。
「面白くて強いチーム」であり続けること
「RIDDLE456」は、元々「456」(しころく)として活動していたメンバーが「RIDDLE」のAPEX LEGENDS部門に加入したことで誕生。ロースターとしてはYukio選手・Hesiko選手・naohiro21選手のメンバーで、さまざまな大会に出場してきました。
競技シーンでしのぎを削るプロチームでありながら、エンタメ精神あふれるストリーマー集団としてもお馴染み。8月28日に行われた大規模イベント「RAGE Apex Legends 2022 Summer」DAY2では、3人そろって“撮れ高”を作ったばかりです。
そんな中、発表されたnaohiro21選手の転向。その理由の一端については、メンバーたちの話し合いを記録した動画「456ラジオ」にて明かされていました。
naohiro21選手は数カ月の間、競技シーンから降りることを考えていたと言います。元々「456」は楽しむことを最優先とするゆるいチームだったにもかかわらず、いつしか周囲から“プロゲーマー”として結果を残すことを求められるように。そのことが重みとなり、日々のスクリムやチームランクが苦痛になっていたようです。
naohiro21選手曰く、「楽しんでいこうぜ」と「勝とうぜ」の2つの軸があるとして、「結局勝たないと楽しくはない」「でも勝つためにはめっちゃ苦労しなくちゃいけない」とのこと。「その時点で僕もう破綻してるんですよね」と、プロチームにおいて楽しさを追求することの難しさを語っていました。
「楽しみの裏には苦しみがつねにある」
「456ラジオ」では、かつての「456」は“楽しみつつ勝てる状況だった”とも回想されています。
実際に2020年7月には、「ALGS Summer Circuit #2」にて日韓1位の結果を残していたことからも、その言葉に偽りはないでしょう。
しかし現在は環境とのかみ合いもあり、思うような結果を出せていない様子。さらにファンの数が爆発的に増えていくことで、エンタメと勝利の両方を求めるような圧力が生じることに。そうしたファンたちの理想について、Yukio選手は「『楽しみながら勝ってる456が見たい』っていうのは、もうめちゃくちゃ難しい」と分析していました。
ここ数年、eスポーツシーンの発展が取り沙汰されていますが、そこでは「プロチームが収益を確保することの難しさ」が大きな課題となっています。そんな中、プロチームでありながらストリーマーとしても人気を博する「RIDDLE456」の路線は、1つのロールモデルになり得るかもしれません。
しかし楽しさを追求するエンタメ路線と、プロとしてのストイックなあり方を両立するのは、やはり簡単なことではないのでしょう。
ただ、「RIDDLE456」の挑戦はまだ終わっていません。今後はL1ng選手が加入し、競技シーンでの活躍を目指していくようです。
また、Hesiko選手は9月2日に投稿した動画で今の心境を吐露。「naohiro21をマジで世界大会に連れていきたい」「俺らで敵わなかった世界をあいつに見せたい」と、リザーブとなった“相棒”と世界大会に行くことを誓っていました。
天才高校生チームとして始まった彼らの物語は、どこまで続いていくのでしょうか。
今後の驚異的な活躍を見守っていきましょう。
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