初代の再販は？「サターンミニ」や「ドリキャスミニ」は出るの？「メガドライブミニ2」生放送Q&Aで、気になる質問や期待高まる回答が

かつての名機をミニサイズで復刻し、60本ものゲームを収録するゲーム機「メガドライブミニ2」が、本日10月27日に発売されました。それに先駆け、「『メガドライブミニ2』OF THE END」と題した生放送が前日実施され、発売直前の「メガドライブミニ2」の盛り上がりに大きな拍車をかけます。この生放送では、クイズや関連情報など多彩な内容が綴られましたが、メガドライブファンが特に見逃せなかったのは、「メガドライブミニ2 Q＆A」のコーナー。本プロジェクトの中心人物として知られる奥成洋輔氏をはじめとする開発陣が、事前に募集した質問に答えました。「メガドライブミニ2」に関わる裏話からちょっとした質問まで、時間が許す限り答えを返し続けた奥成氏。その中には、ミニ化の“これまでとこれから”に関する返答も飛び出しました。その中でも注目を集めたQ＆Aを抜粋すると、前機にあたる「メガドライブミニ」の再販についての質問には、「しないです、と言うかできません」と返答。その理由として、ライセンスが切れているためと説明し、「メガドライブミニ2」も同様の契約であることを示唆しました。今回も生産終了後の再販はない模様なので、「メガドライブミニ2」が欲しい方は早めに動くのが吉でしょう。これまでの「メガドライブミニ」シリーズには収録されなかった、「スーパー32X」のソフトも対象とする新たな「メガドライブミニ」の可能性について尋ねた声に対しては、「多分もう、3はないんじゃないかな」と答えており、メガドライブ関連のミニ化は今回で一区切りついたのかもしれません。ファンにとっては残念な回答もあった一方で、「サターンミニ」や「ドリキャスミニ」などの展開について問われると、奥成氏は「夢はあります！」と即答。実現する可能性があるのか、個人的な要望なのか、一ファンとしての気持ちなのか、それともその全てを含めたものなのか。真意は定かではないものの、希望の感じられるコメントでもあり、今後の新展開に期待が膨らみます。このほかにも多彩な質問と回答がお披露目されたので、そちらも併せて紹介します。なお、一部判別しづらく、こちらに含まれていないやりとりもあります。気になる方は、公開されているアーカイブ映像をご覧ください。【「メガドライブミニ2」Q&amp;A】Q：どうしても入れたかったけど、最終的に入れられなかったソフトを教えてください。A：たくさんありますが、一番入れたかったのはメガCDの『サンダーホーク』です。入れたかったー。Q：「メガドライブミニ」と同時に発売された「メガドライブミニ 3ボタンコントロールパッド」は「メガドライブミニ2」でも使える？A：使えます。Q：「Genesis Mini 2」および欧州版「メガドライブミニ2」の容量はどれくらい？A：メモリは同じです。Q：「メガドライブミニ」は再販しないのでしょうか？A：しないです、と言うかできません。ライセンスが切れちゃってますので。「メガドライブミニ2」も同じことになるので、今のうちに買ってください！Q：今後、「サターンミニ」や「ドリキャスミニ」を販売する予定はありますか？A：夢はあります！Q：今回はさすがに、「メガドライブミニ2」看板を設置しませんよね？A：駅に貼ったやつですよね。今回は、駅前で違うことをやります。（※東京・秋葉と大阪・梅田にて、号外新聞を配布しました）Q：「メガドライブミニ2」でデータイーストの作品が収録されましたが、1と2でソフト開発面で変化があったのでしょうか？A：実は前回も候補に入っていましたが、『ガンスターヒーローズ』と『魂斗羅』と『ミッドナイトレジスタンス』の3つが並ぶと、さすがにファン以外の方にはくどいかなと思い、「メガドライブミニ2」で登場していただきました。やったー、2が出てよかったね！Q：ビック東海タイトルはどうして選ばれなかったのですか？ 今後、移植の可能性はありますでしょうか？A：ビック東海さん次第です。Q：「セガマークV」について、今後何かしらの展開を考えていますか？A：考えてません。Q：メガCDタイトルで『ゆみみみっくす』や『ヘブンリーシンフォニー』、『ライズ・オブ・ザ・ドラゴン』、『サンダーホーク』などの収録を期待していましたが、収録に至らなかった理由を（教えてください）。A：ひとつひとつにはお答えできないんですけど、『ヘブンリーシンフォニー』のようなライセンスのスポーツモノは、将来的にもどんなタイトルにも不可能だと思います。今のうちに、中古の『スーパーリーグ』を買い占めておきましょう！Q：「メガドライブミニ＋スーパー32Xミニ」が出る可能性はありますか？A：多分もう、3はないんじゃないかな。Q：今回どうしてもできなかったことを、話せる範囲でお聞きしたいです。個人的に、幻の『パワードリフト』は候補に挙がっていたのでしょうか？A：奥成氏「真っ先に挙がってギブアップしましたよね？」堀井直樹氏（エムツー）「一瞬でギブアップしました」奥成氏「おまけで作れるような難易度のゲームじゃないんですよ。なので、当時も出なかったのは納得のすごいゲームです、『パワードリフト』。（ちなみに）3DSで遊べます」Q：「3ボタンコントロールパッド」は再販しないのですか？A：再販しません。Q：「アストロシティミニ アーケードスティック」は使えますか？A：どうやら動くみたいです。Q：製作期間、就寝中の夢はやっぱり仕事の延長上とかですか？ また、見た夢で覚えているエピソードを聞いてみたいです。A：僕の夢ですけど、開発が間に合わなかった悪夢は見ました。これは正夢になりました。Q：実現できる・できないは関係なく、今後許されるならぜひ作りたいものはありますか？A：セガ羽田ビルミニとか欲しいです。Q：今回も、作っていたが許諾が取れなかったので泣く泣く入れなかったタイトルはあったんですか？A：いっぱいあります。Q：『ポカホンタス』は収録候補に挙がりましたか？A：挙がってません。Q：早いですが、次回作も期待していいですか？ それと次の発表でも、奥成さん、宮崎さん、美鈴さんの司会で発表をお願いします。やはりこのお三方が最強です。A：奥成氏「ありがとうございます！ でも宮崎さんは、今回でセガを引退となりますので、最後です」宮崎浩幸氏「俺、まだセガだもん。あと4日くらいセガだから」奥成氏「まあチャンスがきたら、ピンチの時はウルトラマンや仮面ライダーみたいに復活してくれんじゃないかなと思います」Q：「ゲームギア」は、もうちょっとなんとかしたものをミニ化してください。前のはちょっとちっちゃすぎ。A：「ゲームギアミクロ」はもともと持ち込み企画だったので、チャンスがあればイチからやってみたいと思います。Q：権利関係で一番苦労した収録タイトルは何ですか？A：一番時間がかかったのは『キャプテン翼』だと思います。ただ『ルナ』も、ゲームアーツさんが多くの開発関係者に確認をとっていただいたみたいなので、相当大変だったんじゃなかなと思います。Q：転売業者により正規の価格で購入できない世の中の流れについて、コメントをお願いします。A：見えないところですごくいっぱい努力しています！ 今回も頑張りました。Q：なぜ欧州メーカーのタイトルは1本も収録されていないんですか？ 個人的には、コードマスターズのタイトル収録を熱望します。A：コードマスターズ、いいですよね。『マイクロマシーンズ』とか『センシブル・サッカー』とか。収録できなくて、本当に無念です。Q：「メガドライブミニ2」を買おうと思ったんですが、ネットでは売り切れです。もう出荷の予定はないんでしょうか？A：在庫はありません。通販以外のお店を探してみてください、きっとあると思います。Q：私はこの先、あと何回『スペースハリアー』を買うことになるんでしょうか？A：個人的には、チャンスがあればまだ『スペースハリアー』は移植すべきだと思っています。僕が3DSの時に提案したアイディアを、エムツーさんがまだ採用してくれていないので、それまで頑張ります。Q：わたしにとってボーナスゲームは一番面白いところです。ちなみにプロジェクトメンバーは、まだ作らなかったけど欲しい欲しいボーナスゲームはありますか？A：奥成氏「堀井さん、ありますか？」堀井氏「いやもうすごいあるんですけど、今は自分たちで作れるんで、作れる範囲で勝手に作ってます。当時は、『カルテット』をメガドライブで出して欲しい、みたいなハガキを出した覚えがあります」Q：ファミ通インタビューで、「もうメガドライブのファン向けってことでいいじゃないか」と発言されていましたが、収録タイトルを見るとパズルが多く、結果的にコア層ではなく幅広い層になっていると感じます。何か路線変更があったのでしょうか？A：変更してないです。記事をもう一度読んで欲しいんですけど、「往年のファン、メガドライブミニを新しく遊んでくれたファン、Nintendo Switch Onlineで初めてメガドライブソフトに触れた人っていうメガドライブファン向けに開発しました」と言ってるんですね。特にパズルとパーティゲームはメガドライブミニで好評だったので、入れてます。Q：Nintendo Switch Onlineに追加された『ゼロウィング』は、「メガドライブミニ2」の収録タイトル候補に挙がっていましたか？A：最初の「メガドライブミニ」の時に、『スラップファイト』と『TATSUJIN』と『ゼロウィング』のどれかにしようと思ったんですけど、結局『スラップファイト』をとりました。それが、3本全部入ったなという感じです。（※『スラップファイト』はメガドラミニで、『TATSUJIN』はメガドラミニ2で、『ゼロウィング』はNintendo Switch Onlineで遊べるようになった、という意味かと思われます）次点は『ヘルファイアー』だったんですが、これは「Genesis Mini 2」に入れたので。東亜プランさん、ありがとうございました！(C)SEGA