古き良きものを懐かしみ、尊ぶ「レトロ」の文化。ゲーム界隈でも、敢えてファミコン時代のドット絵を再現したゲームや、レトロをウリにした作品が多数存在します。
初代PSが発売されてから、もうすぐ30年。最近では、初代PSやセガサターン、ニンテンドー64の頃に栄えた最初期の3Dモデル、いわゆる“ローポリゴン”も、このレトロ文化の仲間入りをしているようです。今回は角張った感じがむしろ愛おしい、ローポリゲームを3作品ご紹介していきます。
◆温故知新のローポリホラーゲーム『Back in 1995』
『Back in 1995』はその名の通り、1995年に戻ったかのような気分を味わえるローポリホラーゲーム。目が覚めると、主人公のケントは怪物の彷徨うビルの上層階にいました。彼は脱出方法を探しながら、この不気味な世界の謎に迫っていくことになります。
同作はあえて低解像度のポリゴンを採用し、かつての雰囲気を再現。他にも初期の『バイオハザード』シリーズで採用されていたラジコン操作や、定点のカメラワークなど、随所に1990年代のホラーゲームを意識したシステムが採用されています。当時をよく知る人はもちろん、知らない人も、きっと“懐かしい”気持ちになれるはず。
◆制限が生んだ知恵?『塊魂アンコール』
PS2の名作3Dアクションゲーム『塊魂』シリーズ。このゲームの目的は、マップ上に散らばる「モノ」を集めて、ひたすらに「塊」を大きくしていくこと。「モノ」は鉛筆や消しゴムなど小さな物ですが、人、建物とどんどんと大きくなり、最終的には星をも巻き込むようになっていきます。
同シリーズの特徴といえば、なんといっても独特のユルい画風。キャラクターはもちろん、マップ上に点在する「モノ」も、まるでクレヨンで描かれたかのようなタッチの3Dポリゴンで構成されています。
恐らくPS2の処理能力では、リアルな「モノ」や街並みを再現し、それを巻き込むことが難しかったため、独特のポリゴンが採用されたのでしょう。しかしそのユルさが人々の心を捉え、『塊魂』シリーズに無くてはならない魅力の一つに。
現在では、Unityなどのアセットを使えば誰でも簡単にリアルな3Dの物を作れるようになりました。しかしながらSwitch/PS4/XboxOne/PCで発売された『塊魂アンコール』でも、「モノ」は変わらずユルさを保ったまま。こだわりが感じられますね。
◆棒人間が世界を救う!?『The Last Hero of Nostalgaia』
最後にご紹介するのは、10月20日に発売されたばかりの新作。その名も『The Last Hero of Nostalgaia』です。同作の舞台はゲームの中。ゲームの歴史自体をネタにしており、主人公は明らかに作られた年代が異なりそうな、グラフィックの質感が違う複数のステージを進んでいくことになります。
最初は棒人間から始まる主人公。
この3作品は単にローポリゴンというだけではなく、それが何かしらのメッセージとなっているゲーム。プレイしてみると、楽しいだけなく、何か発見があるかもしれません。
初代PSが発売されてから、もうすぐ30年。最近では、初代PSやセガサターン、ニンテンドー64の頃に栄えた最初期の3Dモデル、いわゆる“ローポリゴン”も、このレトロ文化の仲間入りをしているようです。今回は角張った感じがむしろ愛おしい、ローポリゲームを3作品ご紹介していきます。
◆温故知新のローポリホラーゲーム『Back in 1995』
『Back in 1995』はその名の通り、1995年に戻ったかのような気分を味わえるローポリホラーゲーム。目が覚めると、主人公のケントは怪物の彷徨うビルの上層階にいました。彼は脱出方法を探しながら、この不気味な世界の謎に迫っていくことになります。
同作はあえて低解像度のポリゴンを採用し、かつての雰囲気を再現。他にも初期の『バイオハザード』シリーズで採用されていたラジコン操作や、定点のカメラワークなど、随所に1990年代のホラーゲームを意識したシステムが採用されています。当時をよく知る人はもちろん、知らない人も、きっと“懐かしい”気持ちになれるはず。
◆制限が生んだ知恵?『塊魂アンコール』
PS2の名作3Dアクションゲーム『塊魂』シリーズ。このゲームの目的は、マップ上に散らばる「モノ」を集めて、ひたすらに「塊」を大きくしていくこと。「モノ」は鉛筆や消しゴムなど小さな物ですが、人、建物とどんどんと大きくなり、最終的には星をも巻き込むようになっていきます。
同シリーズの特徴といえば、なんといっても独特のユルい画風。キャラクターはもちろん、マップ上に点在する「モノ」も、まるでクレヨンで描かれたかのようなタッチの3Dポリゴンで構成されています。
恐らくPS2の処理能力では、リアルな「モノ」や街並みを再現し、それを巻き込むことが難しかったため、独特のポリゴンが採用されたのでしょう。しかしそのユルさが人々の心を捉え、『塊魂』シリーズに無くてはならない魅力の一つに。
現在では、Unityなどのアセットを使えば誰でも簡単にリアルな3Dの物を作れるようになりました。しかしながらSwitch/PS4/XboxOne/PCで発売された『塊魂アンコール』でも、「モノ」は変わらずユルさを保ったまま。こだわりが感じられますね。
◆棒人間が世界を救う!?『The Last Hero of Nostalgaia』
最後にご紹介するのは、10月20日に発売されたばかりの新作。その名も『The Last Hero of Nostalgaia』です。同作の舞台はゲームの中。ゲームの歴史自体をネタにしており、主人公は明らかに作られた年代が異なりそうな、グラフィックの質感が違う複数のステージを進んでいくことになります。
最初は棒人間から始まる主人公。
ステージを進むごとに高ポリゴンな鎧を身にまとい、強そうな外見になっていきます。その目的は、「ピクセル化」していく世界を救うこと。ゲーマーなら思わずクスリと笑ってしまうネタ満載のゲームです。
この3作品は単にローポリゴンというだけではなく、それが何かしらのメッセージとなっているゲーム。プレイしてみると、楽しいだけなく、何か発見があるかもしれません。
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