2022年、異色のVTuberグループとして一躍大ブレイクを果たした「あおぎり高校」。その導火線となったのは、今までにない独自路線を突き進んだYouTubeの“ショート動画”でした。


本稿では、「あおぎり高校」のチャンネルで投稿されたショート動画の中から、2022年に爆発的なヒットを記録したものをご紹介。VTuberファンのみならず、一般層まで夢中にした彼女たちの魅力に迫っていきます。

◆約500万再生に達した渾身の下ネタ
2022年投稿のショート動画で、もっとも再生数が多いのは、「【注意】女の子の日の配信事情あるある」。5月24日に投稿され、約497万の再生数を記録しています(以下、全て2022年12月下旬時点の数字)。

「あおぎり高校」のショート動画でお馴染み、どこか生々しい“VTuberあるある”を題材とした1本。実質NGナシの方針だからこそできる企画ですが、それにしても“茶色い人”こと栗駒こまるさんの無敵っぷりが恐ろしい…。

◆ストレートなVTuberネタと見せかけて…
今や業界のアウトロー的な印象がある「あおぎり高校」ですが、意外とストレートなVTuberネタに切り込むことも珍しくありません。

6月18日に投稿され、429万再生を記録した「Live2D派と3D派の終わらない論争あるある」はその筆頭でしょうか。しかし詳細は伏せますが、動画はタイトルから想像もつかない展開に向かいます。

◆一度は聞いてみたい?女性VTuberの本音
VTuber界隈には、ファンたちがファンアートを精力的に描く文化があります。時にはちょっとセンシティブなイラストが生まれることもありますが、当のVTuberはどんな思いで見守っているのでしょうか…。

そんな気になる心情に切り込んでくれたのが、3月18日投稿の「エッ〇なファンアートを見た時の反応あるある」。
422万という再生数からも、同じ疑問をもつ“同志”の多さが窺い知れます。

◆「くしゃみたすかる」の裏側
VTuber業界では古来より、推しのくしゃみが“助かる”ものとして信仰されてきました。たんなる生理現象ではなく、ファンの心をとらえてやまない、もっとも愛すべき瞬間の1つとされています。

そんなくしゃみ信仰をネタにしたのが、5月4日投稿の「VTuberがクシャミした時の反応あるある」。大代真白さん演じる“ベテラン”の迫力もあってか、414万再生を突破していました。

◆VTuberがPC環境を整える理由
VTuberとして活動する上では、整ったPC環境が必要不可欠。ですがその裏側には、意外な事情が潜んでいるのかも…?

気になる業界の裏事情を匂わせる「VTuberがドヤ顔で解説するPC環境の違いあるある」は、9月5日投稿で397万再生。コメント欄の盛り上がりも必見です。

◆もはや様式美のVTuberあるある
3月20日投稿の「スマホの待ち受けあるある」は、“中の人”というタブーワードもちらつく、「あおぎり高校」ならではのショート動画。384万再生のヒット作で、動画概要欄まで含めたネタと言えるかもしれません。

◆ノンフィクションを感じさせる迫真の動画
ファンの間で「最高傑作」との呼び声も高いのが、9月28日投稿の「エッッッ!な売り方をしたVTuberの末路あるある」。「あおぎり高校」の歴史を知っている人には分かる通り、どこか切ない実話感の漂うネタで、383万再生を記録しています。


◆結構気になるVTuberの食生活
VTuberといえば、なにかとウーバー〇ーツを頼んでいる印象も強いですが、外食した時にはどんな気持ちになっているのでしょうか。

7月11日に投稿された「VTuberが外食した時にありがちなこと」(383万再生)では、驚くべきVTuberの私生活が描かれていました。

◆業界人じゃないと分からない裏事情
VTuberの人気ジャンルとなったゲーム配信ですが、その裏では配信許諾をとるための苦労がいろいろとあることが想像できます。

2月8日投稿の「ゲームの配信許諾あるある」(359万再生)は、そんな業界の裏側を描く…と見せかけて、やはり「あおぎり高校」ならではの展開に突入。

◆島根の方言女子がファンを魅了!
「あおぎり高校」のリーダー的なポジションを務める音霊魂子さんは、島根出身ということでお馴染み。普段はあまり方言を出していませんが、たびたび動画のネタになっています。

その魅力が爆発しているのが、4月4日に投稿された「島根出身のVTuberが上京してバカにされた方言ランキングTOP3」(336万再生)。かわいらしい島根弁を披露する音霊魂子さんが、“方言女子”として人気を博していました。

「あおぎり高校」は長い苦労を経て花開いたVTuberグループ。その道のりにはいろいろな事件が巻き起こりましたが、だからこそ今の活動が一層輝いて見えます。

各メンバーのチャンネルでは、ショート動画とはまた違った方向性の動画も見られるので、この機会にぜひ覗きに行ってみてはいかがでしょうか。
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