謎めいたワードの数々は、一体どこから誕生したものなのか…。詳しく検証していきましょう。
◆モデル馬を忠実に再現した「赤鬼」
スマートファルコンはいつでもファンに笑顔を届ける存在ですが、そんな彼女についてサジェストされがちなのが「赤鬼」というワード。あまりにもイメージとかけ離れた異名ですが、実は元ネタはモデル馬に由来しています。
スマートファルコンのモデルとなった競走馬は、ダートにて伝説的な記録を築き上げたことで有名。重賞レース19勝という戦績は、2021年にカツゲキキトキトによって更新されるまで、平地重賞における日本の最多勝記録でした。
そんな名馬がウマ娘化したとあって、ゲーム内では同じダート路線のキャラクターたちから一目置かれることに。ワンダーアキュートの育成ストーリーでは、スマートファルコンのことを「赤鬼のように強いファル子さん」と表現する場面があります。
◆「ファル子 まんまる」の謎
お次に紹介したいサジェストワードは、「まんまる」。単語だけ聞くと何のことか分からないかもしれませんが、これはスマートファルコンの顔が“まんまるな形”として認識されているのが理由です。
印象的だったのは、昨年2月から「ファミリーマート」と『ウマ娘』のコラボが行われた際の話。限定商品として「まんまる焼き」が発売されたのですが、そのネーミングと形からスマートファルコンを連想するファンが続出し、「まんまるといえばファル子でしょ」「ファル子のまんまる焼きも食べたい」と熱望されていました。
ファンの間では、すっかり「スマートファルコン=まんまる」という等式が成立している様子。たしかにそのキャラクターデザインは、丸みを帯びている気がしなくもありません。
さらに『ウマ娘』公式サイトに掲載されている原案イラストを見ると、当初の彼女がさらにまんまるだったことが分かるでしょう。
◆「クワガタ」というネットミーム
スマートファルコンの髪型は、左右で髪を結んだおさげヘアーとなっているのが特徴。「クワガタ」というサジェスト結果は、このヘアースタイルが昆虫のクワガタのように見えることから生まれたものでしょう。
どうやらこのネットミームは、主に二次創作界隈を中心として広まったようです。SNSなどで検索してみると、かわいらしく描かれた“クワガタファル子”のファンアートがずらり…。
ところで「クワガタ」ネタをイジっているのは、ファンだけではありません。実はアプリ『ウマ娘』のホーム画面では、スマートファルコンが「ファル子、クワガタついてない!?さっきから集まってきちゃうの…!」というセリフを発しているのです。
今後も、スマートファルコンとクワガタの関係性は要チェックかもしれません。
他にもスマートファルコンには「ファル子 ガタイ」など、ギャップ満点のサジェスト結果がいくつも存在します。ですが、それもすべてはファンの愛情が引き起こした結果。