今年のゴールデンウィークは土日から始まったので、本格的な連休は5月3日~5月7日の5日間という方も多いことでしょう。これだけの休みは年間を通しても滅多にないので、腰を据えてゲームを楽しむのにうってつけのタイミングです。


そして大事なのは、この時間を使って遊ぶタイトル。折角の機会なので、新たに発売された人気作などもプレイの候補にいれたいところです。

2023年に入ってまだ4ヶ月ほどしか経っていませんが、すでにいくつものタイトルが話題となり、SNSなどで注目を集めました。今回のゴールデンウィークは、こうした“今年の新作”に目を向けてみるのも一興です。

特に話題を集めた5作品を独断でピックアップしたので、プレイ予定の参考にしてみてください。

■『ファイアーエムブレム エンゲージ』:スイッチ
「手強いシミュレーション」で知られた人気シリーズの最新作『ファイアーエムブレム エンゲージ』が、2023年1月に登場。元々は、“死んだユニットは復活しないシビアさ”ゆえに際立つユニットの個性などで人気を博したシミュレーションRPGシリーズですが、近年では倒れても死なないカジュアルモードも搭載。そのため、初心者にもとっつきやすい作品が増えています。

本作も当然カジュアルモードがあるので、慣れてない人やシリーズ初体験者を支えるゲーム性もばっちり。一方で、戦略性の高いバトルは今回も健在。すっかり恒例の難易度選択もあるので、歯ごたえを求める方にも満足のいく仕上がりと言えるでしょう。

また従来のファンは、過去作のキャラが登場する点も見逃せないところ。
ユニット単独で戦うわけではありませんが、ユニットに力を与える存在として、個性豊かな活躍を見せてくれます。なお、舞台や物語は完全新作。過去作を知らなくても十分楽しめるので、どうかご安心を。ユニットの個性とあなたの戦略で、勝利を勝ち取る『ファイアーエムブレム エンゲージ』で、忘れられない戦いを体験しましょう。

■『ホグワーツ・レガシー』:PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)
国内はもちろん、世界中で人気を博した「ハリー・ポッター」の世界を再現し、没入感の高いオープンワールド・アクションRPGとして表現した『ホグワーツ・レガシー』。発売時期が延期され、待ち焦がれる日々が続きましたが、2023年2月に無事発売を迎えました。

「ハリー・ポッター」の世界がオープンワールドで広がるプレイ体験は、ファンであるほど感慨深いことでしょう。多くのドラマが生まれた「ホグワーツ」の広大さも驚くほどですが、随所に仕掛けられた魔法学校ならではの演出も必見です。なお、本作の出来事は100年前の過去譚なので、世界観は共通していますが、原作を知らなくても問題なく楽しめます。

原作でもお馴染みの魔法が飛び交うバトルは、魔法使い同士の戦いを描きつつも、操作自体は比較的シンプルです。ボス戦を除くとほぼ乱戦なので、魔法の特性や効果を上手く使いつつ戦うのが勝利のカギ。そして同時に、“魔法使い”を実感できる心地よい瞬間でもあります。


ちなみに、今年2月に発売されたのは、PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)版。GW中の5月5日には、新たにPS4版とXbox One版がリリースされるので、該当機種を持っている方は目の前に迫った発売日をお忘れなく。

■『シアトリズム ファイナルバーライン』:スイッチ/PS4
同じく今年の2月に発売されたのが、シリーズの楽曲を存分に楽しめる『シアトリズム ファイナルバーライン』です。『シアトリズム ファイナルファンタジー』シリーズが、いよいよスイッチとPS4に上陸しました。

本作は、デフォルメされた可愛いキャラが多数登場。初代『FF』から『XV』、そして関連タイトルから総勢104人も登場し、リズムゲームを華やかに彩ります。また、面白さに直結する楽曲数は、歴代最高の385曲という大ボリュームです。

前作の『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』と比べ、167曲もの新曲を収録。さらに、デジタルデラックスエディション(27曲)やDLC(90曲)なども含めれば、最大楽曲数は驚きの502曲にのぼります。この5連休、『FF』ミュージックに浸りきるのも乙なものです。

■『オクトパストラベラーII』:スイッチ/PS5/PS4/PC(Steam)
ドット絵と3D描写を組み合わせ、刺激的なビジュアルを引っさげて登場した前作の魅力を引き継ぎ、更なる新要素も盛り込まれた『オクトパストラベラーII』が2月24日に発売。8人の旅人が綴る様々な冒険が、時にシリアスに、時に明るく描かれます。


本作の魅力は、RPGの面白さをシンプルかつ効果的に引き出すゲーム性と、プレイヤーの好みで遊べる自由度の広さ。強くなる手段ひとつでも、適正の敵と戦うレベリングや、強いモンスターを捕獲して更に強いモンスターに挑むなど、複数の手段が用意されています。セーブ&ロードを繰り返せば、住民が持つ強力な武具を安全に手に入れることも可能です。

戦略性の高いバトルや、それぞれの人生に関わる物語の奥深さなど、数多くの魅力を備えた『オクトパストラベラーII』。前作で惜しい点だった旅人同士の交流もパワーアップしているので、さらに豊かな冒険が味わえます。なお、前作とは物語上の繋がりがないので、『II』から遊んでも大丈夫です。

■『Wo Long: Fallen Dynasty』:PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam/Microsoft Store)
『NINJA GAIDEN』シリーズなどで知られており、近年では『仁王』シリーズで注目を集めた「Team NINJA」が新たに手掛け、今年3月にリリースされたのが『Wo Long: Fallen Dynasty』です。

『仁王』シリーズは“戦国死にゲー”とも呼ばれ、敗北による繰り返しとその経験から糸口を見出し、強敵に打破に臨む高難易度系アクションゲームでした。その流れを受け継ぎつつも、独自のゲームデザインを加え、さらに舞台は後漢末期の三国志を採用。“三国死にゲー”とも呼ばれる新たな切り口で、プレイヤーに更なる刺激を提供します。

中国武術を取り入れたスピーディな剣戟アクションは、緊張感溢れるバトルの手応えをより大きく演出。誰でも気軽に遊べる……とまでは言えませんが、苦戦するからこそ、倒した際の達成感はひとしおです。
数多くの武器種と流麗な動きを駆使し、強敵を圧倒した瞬間は興奮度もMAX。刹那の判断が勝利を左右する世界に身を投じたい方は、『Wo Long: Fallen Dynasty』を選ぶのもありでしょう。

今回は5作品に絞りましたが、今年発売された話題作はこのほかにも数多くあります。その中には、見逃すには惜しい作品もあるはず。時間の余裕がある時に、最近発売されたラインアップをチェックするのもお勧めです。

もちろん、今回紹介した5本も遊びごたえ満点なので、ぜひプレイをどうぞ。
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