8周年を迎えた『Fate/Grand Order』(以下、FGO)では、様々なキャンペーンが行われています。その施策のひとつ「英霊催装」は、全44枚をすべて描き下ろしのサーヴァントが彩っており、アニバーサリーを祝う特別な概念礼装です。


できれば全て手に入れたいところですが、残念ながら交換チケットの入手枚数は最大2枚。44枚の中から2枚を選ぶ、非常に悩ましい問題に直面しなければなりません。

もちろん、惹かれる「英霊催装」を選ぶのがベストですが、判断に悩む時は他の人の意見も気になるところ。そこで、「英霊催装」の人気に迫るアンケートを実施し、その傾向を調査しました。

特に人気の高いベスト5や、残念ながら票が集まらなかった「英霊催装」まで、その結果をお届けします。どの「英霊催装」を選ぶか、この傾向を材料にご一考ください。

■第5位「英霊催装:楊貴妃」「英霊催装:エレシュキガル〔オルタ〕」:4.8%
全44枚が対象なので、寄せられた票もかなりばらけるアンケートとなりました。その激戦の中、ベスト5に滑り込んだのは「英霊催装:楊貴妃」と「英霊催装:エレシュキガル〔オルタ〕」。この2枚が肩を並べ、一歩も譲らずに第5位を分け合いました。

黒星紅白氏がキャラデザインを担当した「楊貴妃」は、小柄で愛らしい一方で、どこか妖艶な魅力も放つサーヴァント。普段の装いも目を引きますが、英霊催装ではタイト目なショートパンツを履き、胸部から下腹部、そして豊かな脚線美まで、惜しげもなく披露しています。その魅惑的な姿、人気が集まるのも当然と言えるでしょう。


同じく第5位の「エレシュキガル〔オルタ〕」。オルタの姿は第2部 第7章で登場したばかりなので、鮮明に覚えている方も多いことでしょう。そもそも「エレシュキガル」は、毎年水着化を期待されるほどの人気サーヴァント。そんな彼女がオルタ化し、しかも英霊催装で描き下ろしの姿を披露したとなれば、ファンならずとも見逃せません。

■第4位「英霊催装:テノチティトラン」:5.8%
そんな2騎を押さえ、単独で第4位に滑り込んだのが「英霊催装:テノチティトラン」。「トラロック」の名前で覚えている方も多いことでしょう。感情をあまり表に出さないクールビューティーですが、その胸中には揺るがぬ想いが秘められています。

彼女も第2部 第7章でお露目されましたが、「エレシュキガル〔オルタ〕」と違い、彼女は別霊基が(今のところ)ない、正真正銘の初登場。シナリオでの活躍もまた記憶に新しいところですし、貴重なプリテンダーとしても重要なポジションを占めています。

ですがそうした事情よりも、英霊催装で魅せる彼女の相好を崩した表情にやられた方も多かったのでしょう。仮面を手に、ちょっとした茶目っ気すら感じさせる新規イラストは「欲しい!」と強く思わせる魅力に満ちています。

■第3位「英霊催装:高杉晋作」:6.7%
ここまで女性サーヴァントが続きましたが、ここでしっかりと「英霊催装:高杉晋作」がランクイン。
男性陣の意地を見せ、見事第3位に着地しました。「高杉晋作」は、2021年に行われた期間限定イベント「昭和キ神計画 ぐだぐだ龍馬危機一髪! ~消えたノッブヘッドの謎~」で初登場を果たしましたが、残念ながらサーヴァントとしての実装はなく、イベント終了と共に遭う機会が失われてしまいます。

ですが、今年行われたホワイトデーイベント「カルデア重工物語 ~君と僕のBtoB~」にて、多くのマスターが待ち望んだ“サーヴァントとしての高杉晋作”が実装。1年半の時を経て、めでたく実装されました。

今回は「高杉晋作」が実装されてから初めての周年記念なので、その周年を祝う概念礼装になるのも初めてのこと。眼鏡越しに祭りを眺める、その楽しそうな姿。手元に置いておきたくなる気持ちも分かります。

■第2位「英霊催装:ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ」:7.7%
比較的最近実装されたり、新たな装い(オルタ化)を見せたサーヴァントがランキング入りを果たしていますが、ここで躍進を遂げたのは「ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ」。サーヴァントとして実装されたのは2016年なので、今や古参の部類に入るほど、長く愛されてきたサーヴァントです。

しかも彼女は、「二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~」の配布サーヴァントだったので、聖晶石いらずで加入してくれる懐にも優しい子。そのため、当時プレイしていたマスターの多くは、彼女をカルデアに迎えたことでしょう。

一方で、まだ「巡礼の祝祭」入りを果たしていないため、該当イベント後(復刻含む)にプレイし始めたマスターにとっては高嶺の花。
入手機会のなかったマスターにとっては、「せめて礼装だけでも……」という思いがあったのかもしれません。

■第1位「英霊催装:カーマ(アサシン)」:8.7%
今回の過酷な競争を勝ち抜き、堂々の第1位に輝いたのは、「英霊催装:カーマ(アサシン)」でした。その支持率は8.7%と、全体の1割を切っており、わずかな票差で明暗を分けたことが分かります。それだけ、英霊催装の人気が幅広かった証拠とも言えるでしょう。

「カーマ」といえば、先日開幕した「奏章I」でマスターに同行したサーヴァント。全編にわたって活躍し、(状況に強いられた結果ですが)普段は見せない一面で接する姿は印象的でした。元々人気の高いサーヴァントですが、「奏章I」での振る舞いや最終決戦での活躍が、彼女の人気をさらに後押ししたことでしょう。

英霊催装では、水着ワンピースのような衣装を身にまとっていますが、脇腹などを大胆に露出しており、見ているだけでドキッとさせられてしまいます。まさに、“目が離せない”という表現がピッタリ。その魅力に抗えず交換に及ぶ姿を見て、「カーマ」も喜んでいるに違いありません。

■「英霊催装」を選んだ決め手には、意外な理由も?
それぞれの「英霊催装」を選んだ理由を尋ねてみたところ、大半を占めたのは「好きだから」「推しなので」といったコメントでした。該当サーヴァントのファンならば、その英霊催装を欲しがらないわけがなく、至極当然の理由と言えるでしょう。


このほかには、「衣装がとても良かった」「絵柄が好みだった」など、描き下ろされたイラストの魅力や良さに惹かれた声なども多く寄せられました。普段の装いとは異なる、英霊催装でしか見られない私服orお祭り姿。心がくすぐられるのも当然です。また、「よく使っているので」と、日頃の縁で選んだ意見もありました。

そして人気ある英霊催装もあれば、残念ながらあまり票が集まらなかったものもあります。あくまで傾向なので、それぞれの英霊催装を好むマスターがいるのは間違いないものの、票数的にはどうしても差が生まれてしまいます。

今回票が少なかったのは、「英霊催装:グレイ」や「英霊催装:始皇帝」、「英霊催装:ナタ(カナ表記)」、「英霊催装:アスクレピオス」、「英霊催装:コンスタンティノス11世」、「英霊催装:山南敬助」などでした。

その多くは、最近出番に恵まれておらず、印象が薄くなりがちなサーヴァントたち。個々の魅力はしっかりあるものの、活躍する場がなく、そのため票数が伸び悩んだのかもしれません。

アンケートの結果としては残念ですが、全ての英霊催装を霊基に登録したいマスターにとっては、人気がある(=借りる機会が多い)英霊催装よりも、借りられる先が少ない英霊催装の方が重要です。借りにくそうな英霊催装を直接交換し、他の分をフレンドから借りて登録する手も悪くありません。

人気の傾向は明らかになったものの、個々人の「好き」は、他人に何を言われても揺らぐ必要はありません。
目的に応じて今回の結果を踏まえつつも、自分が欲しいと思う英霊催装をゲットしましょう!
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