そんな彼女たちについて、プレイヤーたちの意見を通じ、その本質や片鱗に迫るアンケート企画。今回は、「好きな“ウマ娘 1コマ”はどれ?」に寄せられた回答の集計結果をお届けします。
『ウマ娘 プリティーダービー』を遊んでいると、必ず目に入る「1コマ」。ウマ娘たちの個性を的確に拾い上げるこのコンテンツは、時には意外な一面を描くこともあり、可愛いタッチながら奥深い内容が詰まっています。
その総数は現時点で、なんと117個。これだけ数が多ければ、より人気の高い「1コマ」があるはず。その実態に迫るべく、総勢144名の回答者が最大で5票を投じ、人気の傾向が明らかとなりました。果たしてどの「1コマ」が最も人気を集めたのか。上位ベスト10の結果をご覧ください。
■最初から大接戦! 5枚の「1コマ」が同着を飾る
まず第10位……と言いたいところですが、なんと同票(6.3%)を集めた「1コマ」が5枚もあり、第6位を分け合う形になりました。そのため第11位のひとつ上は、一気に第6位まで跳ね上がる結果になっています。
第6位の同着を飾った1枚目は「オグリキャップ1:オグリのランチ」。
オグリ好きならずとも、その人となりが一目瞭然な「1コマ」。根強く支持されるのも納得です。
同着の2枚目は、「ゴールドシップ1:見りゃわかんだろ!」。「よっしゃ行こうぜ」とマックイーンに声をかけるも、そのゴールドシップはゴーグルにマスク、そして水鉄砲を身に着けており、何を目的にしているのかさっぱり不明です。マックイーンの「どこに何をしに……?」といった問いかけは、見ているこちらの気持ちをストレートに代弁しています。
見ても全く分からないのに、タイトルは「見りゃわかんだろ!」というごり押し。その勢いもまさにゴールドシップらしく、印象に残る1枚です。
そして、メジロマックイーンが主役の「メジロマックイーン2:栗東映画鑑賞会」も、同じくこの順位に並びました。映画に熱中し、危機を脱した瞬間に「よかったですわーっ!!」と食欲全開なマックイーン。その様子をマヤノトップガンが微笑ましく語るも、マックイーンはまるで記憶になく、戸惑うばかり。
ここまでは、ある意味主役がボケる立場でしたが、ツッコミ役に回った「ナイスネイチャ1:ねーちゃんではない」もこの順位に。トウカイテイオーに「ねーちゃんねーちゃんナイスねーちゃーん♪」と声をかけられ、「ナイスネイチャだッ!!」と叫んでしまうネイチャさん。作中でもツッコむ場面が多い、彼女らしさ溢れる日常の1コマです。
第6位最後の同着は、「ツインターボ1:達筆!」でした。風紀委員に頼まれてターボが書いたのは「一日一全」の文字。「一日一日手を抜かず全力で過ごすということですね!」とイクノディクタスが感心するも、ここでもネイチャが「誤字でしょあれは…」とツッコミ。ターボらしい勘違いですが、その文字はタイトル通り見事な達筆で、二重の意味でインパクト抜群です。
どれも本人の個性を鋭く切り取ったものばかり。互いに譲らず横並びになったのも、頷ける1コマばかりです。
<cms-pagelink data-page="2" data-class="center">最も人気の「1コマ」は、果たして……!?</cms-pagelink>
■第4位も2枚がランクイン!
熾烈な第6位から頭一つ抜け出したものの、続く順位も2枚が同着(6.9%)。激しいせめぎ合いは終わりません。
まずは、本作の顔と言えるウマ娘が主役の「スペシャルウィーク1:都会の洗礼?」。ゲームのコンテンツ内で一番上に表示される(デフォルト、昇順の場合)ので、「1コマ」の代表的な存在とも言えるかもしれません。
周辺のコンビニを検索したところ10軒も見つかってしまい、「どこに入ればいいんだべ これぇ!?」と焦って方言まで飛び出すスペシャルウィーク。スマホは使えても、都会の生活にはまだ慣れていなかったのでしょう。トウカイテイオーが常識的にツッコむ姿も、いいアクセントになっています。
そして肩を並べたもう1枚は、「タイキシャトル1:ゲートが狭い!?」でした。タイトルにある通り、ゲートに胸が当たり、その狭さに嘆くタイキシャトル。「スズカのほうがゲート広いデース!!」と苦情を訴えるも、その本人から「広さはみんな同じよ…」とやんわりと訂正が入っています。
サイレンススズカの言うとおり、ゲートのサイズに違いはありません。それなのになぜ、スペースの感じ方に差があるのかと言えば……いえ、この点は追及しない方がいいでしょう。正論は時に、人を傷つけるものです。
■第3位「サイレンススズカ2:走るのは呼吸と同じ」:7.6%
混戦が続く集団を振り切り、第3位に滑り込んだのは「サイレンススズカ2:走るのは呼吸と同じ」でした。先ほどツッコミ役に回っていたスズカが、今度は生真面目すぎるボケを披露してくれます。
マチカネフクキタルがスズカを占ったところ、なんと大凶。ラッキーアイテムはヘルメットと告げながら「今日はできるだけ何もせずに大人しくす…」とアドバイスをしている途中で、「わかった、じゃあ走ってくるわね!」と話を切り上げるスズカさん。何がわかったのか聞きたい気持ちが沸きつつも、ちゃんとヘルメットを被る真面目さに微笑ましくなってしまう1枚です。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・スズカさんが好きなのと、自転車のヘルメットにこのヘルメットがすごく欲しいと思ったから。
・そこまでして走りたいのかとツッコミ入れたくなる。
・フクキタルの扱いが雑だったり、しっかり自分の勝負服色のヘルメットを用意していたり、スズカの可愛いところが凝縮されている。
■第2位「ライスシャワー2:作・絵 ライスシャワー」:13.2%
第3位まではハナ差のデッドヒートでしたが、「ライスシャワー2:作・絵 ライスシャワー」が後続を大きく引き離し、13.2%の支持率で第2位を獲得。ここでトレーナーたちの視線が、特に人気のある「1コマ」に集中しました。
とある絵本と出会ったゼンノロブロイは、「暖かく幻想的な絵柄」や「やさしくて切ない物語」に魅了され、同じ作家の本をもっと読みたいと思いつつも、作者の名前が書いていない模様。そのため、ライスシャワーに事情を話していますが、ライスは恥ずかしがって目を背けるばかり。
この1コマ内に確定的な描写はありませんが、タイトルを見れば、その作者がライスなのは一目瞭然。あまりにも褒めちぎられ、恥ずかしくて直視できないライスの様子が、多くのトレーナーの目を奪った模様です。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・ライスの奥ゆかしさ。
・恥ずかしがるライスがめちゃ可愛い。
・可愛いとしか言えない!
■第1位「ライトハロー1:苦くても、大切な思い出」:17.4%
第2位はかなりの支持率を集めましたが、それすらも大きく上回り、17.4%の支持で「ライトハロー1:苦くても、大切な思い出」が第1位を勝ち取りました。ここまで、思わず笑ってしまうものや、微笑ましく感じる「1コマ」がランクインしましたが、この「ライトハロー1:苦くても、大切な思い出」は少々趣が異なります。
「1コマ」に登場する多くのウマ娘とは異なり、ライトハローは一介の社会人。ですが、かつては学園の生徒として、勝利を目指して切磋琢磨した過去を持ちます。残念ながら夢は果たせませんでしたが、応援するファンとそれに応えんと戦い続けるウマ娘の関係を誰よりもよく知る人物のひとり。
そんな彼女が、「……これだけは…捨てられないなぁ」と呟き、シューズを見つめるこの「1コマ」。言葉こそ少な目ですが、夢と現実の狭間で苦しんだ彼女の過去や、その経験が現在に繋がっている重みなど、見ている側の気持ちに強く訴えかける1枚となっています。多くの人が惹かれるのも、至極納得です。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・ハローさんの青春が1ページに全て詰まっている感があってすき。
・自分にもあったよなと思い、ジーンときた。
・好きと言うより心に沁みる。
・この1枚が、ライトハローの過去の歴史に厚みを持たせた。
・ウマ娘の将来の姿みたいだったから。
・泣けちゃうほどせつないけど、凄く好きな一枚です。
・ウマ娘の引退・卒業後が描かれている、貴重な人物で……セリフが感慨深い。
・切ない系。彼女が走っていた頃、何を思い何を感じたのか。あの1コマを見る度に、心がキュンとする。
<cms-pagelink data-page="3" data-class="center">トレーナーが惹かれるのは、この10枚だけじゃない!</cms-pagelink>
■トレーナーたちが「1コマ」に注ぐアツい想いをお届け
「1コマ」人気投票のベスト10は以上の結果となりました。惜しくも第11位に留まったのは、「サイレンススズカ1:左回りの癖」「ミホノブルボン1:サイボーグウマ娘…?」「ライスシャワー1:不幸を呼ぶ子?」「キタサンブラック1:染みついたこぶし」「コパノリッキー1:ラッキーアドバイス?」の5枚。ここも、かなり熾烈な争いとなりました。
また票数こそ伸びなかったものの、ベスト10以外の「1コマ」にも想いのこもったコメントが大量に届いています。最後に、寄せられたコメントの一部を紹介させていただきます。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
「メイショウドトウ1 :今日こそ、明日こそ」
・ドトウの一生懸命だけどドジっ娘なところと、シャカールのしっかりと指摘してくれるところが1コマで表現されていて、とても良いです。
「アグネスデジタル1:捗ります」
・デジたんらしさと、きっと我々が学園にいたら同じ気持ち(ウマ娘ちゃん達に対する想い)が同じな気がしたため。
「メジロラモーヌ1:輝く美肌」
・ラモーヌの美麗さが群を抜いている1枚だから。ベルちゃんの言う通り、オーラがすごい(まさに魔性)。後ろで(ノ*>∀<)ノキャッキャッやってるベルちゃんとライアンも可愛いです。
「ビワハヤヒデ1:頭でっかち」
・頭はでかくありません(笑)
「アドマイヤベガ1:あの星はね…」
・アヤベの、嬉しい感情が隠しきれずちらっと見えているのがめちゃくちゃ可愛い!
「マチカネタンホイザ2:あるあ……る?」
・ライスの「え、それ大丈夫?」の引き気味なトーンが好き。
「ミスターシービー1:だって、行きたかったから」
・したいときに、したいことをする姿勢が好きです。
「ヤマニンゼファー1:森の合唱会」
・ゼファーの魅力がたったの1コマだけで強く引き出されている素敵な絵。
「シーキングザパール1:私たちが目指すのは!」
・シーキングザパール1が特に好きです。このコースがどこへ続いているか、それは未来! 日本調教馬における初のヨーロッパG1勝利という未来を切り開いてくれた彼女がいたからこそ、今もなお燃え続ける日本馬の凱旋門賞勝利の夢と情熱があるんだと思います。ウマ娘の新育成シナリオは凱旋門モチーフのようですが、それも遡れば彼女がいたからかもしれません。
「ワンダーアキュート1:ろーでんぐ」
・おばあちゃんなアキュートから「ろーでんぐ(ローディング) 」という言葉が出るだけで面白い。
「メジロブライト1:父が経営していますの」
・優しさと、世間知らずの感じが絶妙にマッチしている点が好きです。
「ファインモーション1:大発見!」
・普段しっかりしたファインのちょっと天然な一面など、ギャップが感じられる1コマが好き。