発売から3ヶ月以上経っており、既にクリアした方が多数いますが、そのボリュームも想像以上だったため、今もプレイしている人も少なくありません。また、評判を聞いて遊び始めた後発組もおり、『ティアキン』への関心が衰える気配はまだありません。
広大な地上はもちろん、空に地下と冒険の幅が大きく広がり、やれること、そしてやりたいことがたっぷりとある『ティアキン』。その全てを遊び尽くそうと思ったら、時間がどれだけあっても足りないほどです。
時間は誰でも等しく一日24時間ですが、普段の時間を上手く活用すれば、いつもより長く『ティアキン』を遊べるかもしれません。そこで、じっくり遊べる時間ではなく、日常のちょっとした隙間時間を狙って『ティアキン』を遊んでみました。そうした体験を通した実感などを、皆様にお届けします。
■電車の移動中、スマホをスイッチに持ち替えてみよう!
待ち時間を持て余すと言えば、“電車の移動中”が最たるものの一つでしょう。今では多くの人がスマホを眺める時間に使っていますが、この時間で『ティアキン』を遊ぶのもアリなはず。
まず結果を先に述べると、電車内での『ティアキン』プレイは十分可能。ただし、周囲の状況に左右されやすいのは否めません。
スイッチの携帯モードは、場所を選べず遊べるものの、基本的には両手を持ってのプレイになります。
座席に座れたら、不安定さの問題は解消されます。操作面でも大半のシーンで大きな問題はなく、プレイそのものは順調です。ただし、太陽の直射が画面に当たるとかなり見えにくくなるので、日差しの影になる座席を狙うのも大事な点です。
また、スイッチを手で持つ必要性から、両腕がどうしても広がってしまいます。そのため、左右に人が座っている状態だと接触する恐れがあるので、座席が全部埋まっているような場合は『ティアキン』のプレイは控えた方がいいでしょう。
BGMや効果音もしっかり聞きたい人は、Bluetoothイヤホンがお勧め。コードレスなら周囲への影響がほとんどないので、安心して使用できます。設定音量や混雑具合による音漏れだけ注意すれば、まず問題はありません。ただし、電車の走行音が激しいとゲームの音が遮られてしまうので、その点だけご注意ください。
実際に電車内でプレイした感触としては、それなりに空いていて、かつ座席に座れれば、『ティアキン』を問題なく遊べます。スイッチを遊んでいる乗客はかなり珍しい部類ですが、実感としては視線を集めることもありません。
ちなみに、電車移動時に近い「車移動時による同乗」も、同様に『ティアキン』プレイが望める時間です。注意点もほぼ同じですが、スペースのゆとりさえあれば環境的な問題はほぼゼロ。なお、運転手への労いやケアもお忘れなく。
■夏休みなら機会も多い? 新幹線で快適プレイ!
電車内でのプレイは周囲に左右されがちでしたが、新幹線での『ティアキン』プレイは、別次元と言っていいほどの快適さでした。
もちろん混雑状況に影響を受ける面もありますが、指定席であれ自由席であれ、座席が確保できればスペース的な問題はほぼゼロ。隣に人がいて、携帯モードだとちょっとぶつかるかも……という時は、備え付けのテーブルにスイッチを置き、テーブルモードに切り替えるという手で乗り切れます。
在来線と比べたら、音も静かで振動も控えめ。空調もばっちりですし、座席の座り心地も十分。イヤホンなどを使えば音の問題もなくなるので、外出時のプレイ環境としてはほぼ満点と言えるほどです。
強いて難点を挙げるならば、テーブルからスイッチが落ちたら致命的なダメージを受けやすいところ。なので、あらかじめ滑り止めを敷いておいたり、床の上にカバンを置いてクッション代わりにするといった対策を施し、万が一の事態に備えてください。
また、在来線でのプレイ時にも当てはまりますが、降りる時に慌ててしまうと、スイッチを置き忘れてしまう危険性が。そんな事故を防ぐため、降車予定駅に着く5分~10分前にスマホのアラームが鳴るように設定し、降車準備の時間を設けておくのが吉。しっかりとスイッチをカバンに入れてから、降り口に向かいましょう。
■『ティアキン』で、待ち時間までの空白を楽しく埋める!
電車から降りた後にも、『ティアキン』プレイのチャンスあり。それは、待ち合わせまでの隙間時間です。友達との約束や、仕事などで落ち合うまでの空き時間を、普段から持て余している人も少なくないでしょう。
待ち合わせ時間ぎりぎりに着くスケジュールで動くと、ちょっとした事故や遅延の発生で遅刻してしまいます。そのトラブルを回避するため、時間に余裕を持って移動すると、結果的に時間を持て余すこともしばしば。ならば、それを見越してスイッチを携帯し、この隙間時間も有意義に過ごしましょう。
野外での待ち合わせなら、この時期は特に日陰でのプレイがマスト。画面の見えやすさが大きく違いますし、熱中症を防ぐ意味でも重要です。また、こまめな水分補給も並行しましょう。
また、待ち合わせ場所の混雑状況や人の流れも重要です。駅の一角だと通行人も多いので、居場所によっては誰かの邪魔になりかねません。壁際や交通量の少ない場所を見定めてから、ゲームプレイに移りたいところです。
待ち時間まで30分以上あるような場合は、飲食店に入るのもひとつの手です。また、最近のスーパーだと飲食スペースがある場合も多いので、その店内で飲み物や軽食を購入した後、該当スペースで落ち着く手もあります。
ただし、飲食店やスーパーによっては、ゲームのプレイを禁じているところも。こうしたルールにしっかりと目を通した上で、ご活用ください。
個人的には、献血に行く際のお供にするのもお勧め。受付を済ませてから献血するまで、また献血後の休憩時間など、意外と待ち時間が多いので、献血ルームの規模によっては問題なくスイッチを遊べます。座る椅子は事欠かず、空調が効いているなど、環境的に素晴らしいのも嬉しい点です。こちらも、各献血ルームの規則を踏まえた上で利用しましょう。
■家にいる時も、隙間時間で『ティアキン』を!
外出ばかりが、日常の隙間時間ではありません。
ちなみに小を立って済ませる場合はさすがに困難なので、座って用を足す状況を想定しています。また、公共トイレでの長居は迷惑になるので、自宅のトイレに限らせていただきます。
座席ほどの快適感はありませんが、安定性は十分。文字通り、腰を落ち着けてプレイできます。個室なので音の漏れを気にする必要がなく、他のケースと異なり、音を出しながらのプレイも問題ありません。
「トイレでのプレイは、落ち着かなさそう」という意見もあるでしょう。また、家族と同居していると、トイレの占有は問題になりがち。夏だと熱気がこもって体調を崩す可能性もあるので、総合的に見て短時間のプレイがお勧めです。
短い時間で『ティアキン』を遊ぶなんて、と思われるかもしれません。ですが、例えば「新しい祠を見つけるまで」「以前見つけておいた、この祠をクリアするまで」と、小さな目標を達成するまでと決めておけば、トイレで用を足しつつ、適度な時間で切り上げられます。
逆に手ごわいボス戦や、大事なストーリーが進行する場面のプレイは避けた方が無難でしょう。トイレは、切羽詰まって駆け込むこともある場所なので、その中ではのんびりと過ごせるようなプレイが向いています。
家の中の隙間時間なら、この他にもテレビの番組やスマホの動画、サブスクで昇華したいドラマやアニメを見ながら遊ぶという手もあります。個人的には、折角見るなら映像に集中する方がお勧めですが、ながら見で十分という場合は、『ティアキン』プレイと並行するのもアリ。
就寝前に寝転がりながらのプレイは、入眠を妨げる恐れがあるので、あまりお勧めはしません。……しかし、その時間が妙に楽しいのも事実。体調を崩さない範囲で、プレイの幅を広げましょう。
『ディアキン』に限らず、時間が溶けてしまう大作ゲームはいくつもあります。また、今後も新たな作品が私たちの時間を溶かすことでしょう。がっつり遊べる時間をまとまって用意できない時は、こうした隙間時間を活用し、面白いゲームを堪能し尽くしましょう。
※ UPDATE(2023/08/20):本文中の誤字を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。


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