それぞれ違う個性や考え方を持ちながら、誰もが勝利を目指し、一歩も譲らぬ戦いを繰り広げる『ウマ娘 プリティーダービー』。育成ゲームとしての手応えや、心を奪われる物語などにも惹かれますが、そうした特徴はウマ娘たちの魅力があってこそ。


そんな彼女たちについて、プレイヤーたちの意見を通じ、その本質や片鱗に迫るアンケート企画。今回は、「宿題が終わってないウマ娘」に寄せられた回答結果とコメントをお届けします。

ウマ娘たちにとって、座学もトレーニングと並んで重要な課題のひとつ。ですが、やはり得手不得手はありますし、性格的な向き不向きも侮れません。特に夏休みとなれば、強化合宿はあるものの、少なからず開放的な気持ちになるのも当然の話。ついつい怠ける者もいれば、トレーニングに熱中しすぎて忘れてしまうケースもありえるでしょう。

そして8月末に終わらない宿題に苦しめられたり、うっかり忘れたまま新学期を迎えてしまう……そんなイメージをつい連想してしまうウマ娘は一体誰なのか。彼女たちをよく知るトレーナーから、率直な生の声が多数届いています。そうしたコメントと共に、「宿題が終わってないウマ娘」No.1に輝いた唯一無二の人物を発表しますので、どうぞお楽しみに。

■宿題の存在そのものを忘れたり、ちゃっとやっていたけども……など、様々な憶測が飛び交う
ウマ娘の人数は、育成できる面子だけでも80人を超える大所帯。ですが、「宿題が終わってなさそう」となると、その候補はかなり絞られます。いつものアンケートとは異なり、その回答は一部の面々に集中する形で集まりました。


まず、ある程度目立ったところだと、例えば「エルコンドルパサー」もかなり有力な候補のひとりでした。活動的でいつでもパワフルな印象ですが、それだけにじっと座り続けるのが苦手なイメージがあるのでしょう。また、「宿題が終わらなくてグラスワンダーに泣きつく姿が目に浮かぶから」といった回答者のコメントもあり、関係性からの連想を理由に挙げる方も少なくありません。

「オグリキャップ」と答えた人の中には、「夏休み中に自主トレやり過ぎて、宿題の存在を忘れてそう」とコメントもあり、性分ではなく性格に基づき、宿題にもあまり頓着しないのではと考えた模様です。ちなみに、「始業式の日も忘れてそう」といった追記もありましたが、その状況も容易に想像ができます。

人によっては意外な印象を受けるかもしれませんが、「サイレンススズカ」と答えた方もいました。その理由として、「宿題の合間に走って気分転換のつもりが、走る合間に宿題にすらならず、走っただけになりそう」と述べており、ストイックな性格が落とし穴になったイメージを描いた模様です。

ここまでの理由と違い、宿題にちゃんと向き合ったのに終わっていない代表格として名前が出たのは、「サクラバクシンオー」と「キングヘイロー」。バクシンオーの場合は、「本人は爆速で終わらせたつもりで、実はやってない課題が毎年残ってそう」といったコメントもあり、容易に絵が浮かんでしまいます。

しかしキングは、一流を目指す努力家なウマ娘。そんな彼女が……と言いたいところですが、「計画的に終えたと思ったら1科目忘れていた」という的確なコメントを見ると、彼女ならあり得るかもとつい思ってしまいました。

また、「メジロブライト」と回答した方のコメントにあった「いわずもがなのゆっくりさから。
初日から毎日やっていてもギリギリまで終わらなさそう」との理由も、彼女の人柄がよく感じられます。ちゃんと頑張ったのに終わらないなんて、これほど悲しい話はありません……!

<cms-pagelink data-page="2" data-class="center">「ツインターボ」と「ダイタクヘリオス」だけでなく、意外な伏兵(?)も!</cms-pagelink>

■後続を振り切った「ウオッカ」と「ヒシミラクル」
様々な理由で「宿題が終わってない」と思われているウマ娘たちの名前が挙がりましたが、彼女たちよりも頭一つ抜けるほどの票を集めたのが、「ウオッカ」と「ヒシミラクル」。上位には届かなかったものの、この2人の名前を出す方々が相応に目立っていました。

その理由ですが、「バイクやトレーニングに夢中になり過ぎて忘れてそう」といったコメントのような、真っすぐな性格が災いしたケースが多め。とにかくガムシャラに突っ走りやすいので、気乗りしない宿題を後回しにしているうちに、すっかり忘れてしまうのは十分あり得るでしょう。

中には、「前半は優等生なスカーレットに反抗して、宿題は一生懸命やらないのがカッケェーと思っている。後半になって、ちょっと焦りが出てきて、結局、案外真面目にやり出すけども、バイク雑誌を途中で読み耽り、脱線。最終日に、スカーレットには頼みたくないので、勉強の出来そうなマーチャンに泣きつく。の図が見える!」と、ウォッカの夏休みを(想像ですが)細かくトレースした声も。ちなみに、「そんなころも可愛い私の最推し!!」と締めくくられており、愛ゆえの観察力でした。

そしてヒシミラクルの場合も、やはり性格や立ち振る舞いを理由にする人が大半で、「なかなかやる気を出さない性格なので やる気が起きなくて後回しにしていたら間に合いませんでしたってなりそうです」などの意見が寄せられています。

その中でも、短くもパワフル極まりない理由として、「ヒシミラクルだぞ?」とコメントした人も。
直接的には何も説明していませんが、これを言われたら返す言葉もありません。

■圧倒的2強は、「ツインターボ」と「ダイタクヘリオス」!
今回投票されたウマ娘の中でも、特に多く集まったのが「ダイタクヘリオス」。割合としては最多数にこそ届かなかったものの、堂々の第2位を飾りました。あまり名誉な順位とは言えませんが、彼女なら1周回って喜んでくれそうな気もします。

寄せられた主な理由は、「夏休みは遊ぶのに夢中過ぎて」「フェス三昧で忙しそう」といった目移りタイプ。夏フェス通いしまくる姿は、自然と絵が浮かびそうなほどです。また本人の脚質と合わせ、「課題から爆逃げしてそうだから」と答えた人も。果たして無事宿題から逃げ切れたのか、新学期明けの彼女を見てみたいものです。

そんなダイタクヘリオスをも上回り、圧倒的な第1位に輝いたのが「ツインターボ」ですた。「必ず遊んでそうだから」と全般的に見向きもしないと考える意見から、「夏休み開始当初は順調に済ませていくけど、途中でパタリとやらなくなるとみた」のように途中で力尽きる予想まで、多彩な理由から彼女の名前が挙がっています。

嫌なことは嫌とストレートに考え、ペース配分を余所にいつでも全力全開で突き進んでしまうツインターボ。そんな性分だからこそ、トレーナーたちから「宿題が終わってないウマ娘」という印象を持たれてしまったようです。


ちなみに、宿題が終わっていないと予想した上で、「宿題をやろうとしたらずくうたた寝して、結局最後にイクノに教えてもらいそう」「とにかく勉強嫌いで逃げ回って、結局最終日に「助けてイクノ~」と泣いていそう」と、「イクノディクタス」に頼る結末まで睨んだ人も少なくありません。

座学が得意でも、苦手でも、うっかりしていても、新たな学期は容赦なく訪れます。冬季の宿題は、全員無事に終わらせられますように……。
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