酪農家に就農した青年、きっかけは『牧場物語』でのゲーム体験―開発スタッフにJAからも感謝状が贈られる (2023年10月10日)

マーベラスは、北海道別海町の「道東あさひ農業協同組合」より感謝状を受け取ったと報告。同社の手がける『牧場物語』シリーズをきっかけに、酪農家へ新規就農した青年がいたといいます。◆『牧場物語』がきっかけで牧場経営者へ！『牧場物語』シリーズは、とある事情から牧場生活を送ることになった主人公が、農業や酪農で生計を立てつつ牧場を発展させたり、地域の住人たちと交流や恋愛をしゆくゆくは結婚したりと、牧場主としての人生を楽しめる生活シミュレーションゲームです。シリーズマネージャーの中野氏によると、道東あさひ農業協同組合から「『牧場物語』でのゲーム体験をきっかけに酪農業へ憧れを抱いた青年が、牧場経営者として新規就農することとなった」と連絡を受けたとのこと。あわせて、「マーベラスの企業活動が第一次産業・酪農業の発展と普及に貢献した」とし感謝状が贈られています。中野氏は「あまりこういう経験がなく驚きもありましたが、関わっているスタッフ一同、正直とても嬉しく、有難い気持ちでいっぱいになりました」と喜びをコメント。また、「様々な人が作り上げてきた『牧場物語』というゲームが、酪農業の発展と普及に、わずかでも貢献できたことを嬉しく思っています。『牧場物語』を遊んでくださった酪農家の方の、これからを応援しております」としています。◆ゲームが“人生のきっかけ”になることもあるゲームが他業種の盛り上げに貢献した例といえば、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が記憶に新しいところ。同作をきっかけに本物の競走馬に興味を抱き、実際に競馬場や牧場見学へ行ったというユーザーも多く見られました。『ウマ娘』による経済効果が北海道のニュース番組「今日ドキッ！」で特集された際には、牧場関係者から「採用に関する問い合わせが増えた。『ウマ娘』をきっかけに馬の仕事に就く人が増えていくのではないか」と語られたことも。ライターとしてゲーム業界に携わる筆者としても、ゲームがこういった形で世に貢献していくのを聞くと嬉しくなるもの。遊んだ人の人生に大きな影響を与えてくれるゲームの凄さを改めて感じます。