それぞれ違う個性や考え方を持ちながら、誰もが勝利を目指し、一歩も譲らぬ戦いを繰り広げる『ウマ娘 プリティーダービー』。育成ゲームとしての手応えや、心を奪われる物語などにも惹かれますが、そうした特徴はウマ娘たちの魅力があってこそ。


そんな彼女たちについて、プレイヤーたちの意見を通じ、その本質や片鱗に迫るアンケート企画。今回は、「あなたが一番好きなウマ娘の愛称や呼び方」に寄せられた回答結果とコメントを発表します。

本来の名前呼び以外に、通称や愛称を持つウマ娘は多数います。作中における立場や関係性から生まれるものもあれば、口頭やネット上で指す場合に長すぎるので短縮するといった事情で名付けられる場合も。また、単なる略称ではなく、愛に溢れた呼び方が定着することもあります。

果たしてウマ娘たちは、どのような愛称や呼び方で慕われているのか。特に多くのコメントが集まったウマ娘を中心に、実態に迫るアンケート結果をお届けします。なお、回答された方の意見を尊重し、一般的には浸透していない呼び方も掲載しているので、その点ご了承ください。

■カワイイものから定番まで、呼び名ひとつも多種多彩
愛称がつきやすいウマ娘もいれば、そうでないウマ娘も当然います。人気の度合いが影響する一面もありますが、例えば「ウオッカ」は、名前の短さから略すのも難しく、そのまま呼ばれるケースがほとんど。回答者からも「そのまま名前呼んだ方が良くね? 略せなくね」といった率直な意見が届いています。

一方で、「タキオン殿下」と最上級の敬意を込めて「アグネスタキオン」を呼ぶ人も。
これは、モルモットとして扱われがちなトレーナー(引いてはプレイヤー)視点の立場を踏まえた通称のひとつ。こうした特徴的な呼び方がつく場合もあります。

なお、「タキオン殿下」を推した回答者は、「それは私が親愛なるタキオン殿下に身も心も捧げるモルモット集団の一人だからであります」と、コメントも熱い内容を綴っています。

同じアグネスの名を冠していても、「アグネスデジタル」は「デジたん」という可愛い呼び方を選ぶ方が多め。「キャラに合った、いかにもな呼び方だから」と、好意的に受け入れられています。また、「こっちの方が「デジたん」よりもよりヲタクっぽいし、響きがかわいらしいから」との理由で「おデジ」を推す方もいました。

「アストンマーチャン」の呼び方は、本人も自称している「マーちゃん」が圧倒的。また“ちゃん付け”路線では、「キタちゃん」呼びが多かった「キタサンブラック」、「チヨちゃん」で慕われる「サクラチヨノオー」、「バクちゃん」な「サクラバクシンオー」、「スペシャルウィーク」の「スペちゃん」など多数。略称+ちゃんの構成は、定番と言えるでしょう。

「キングヘイロー」は、作中でもよく呼ばれる「キング」と略す方もいますが、「お嬢」呼びを選ぶ人も。お嬢呼びはダイイチルビーと被るところもありますが、ウマ娘の実装順としてはキングの方が先。キングファンとしては、譲れないところもあるのでしょう。
こちらには、「気付いたら皆が同じ様に呼んで居た、共通認識に近いしっくり感」といったコメントも届きました。

また、名前を短くする対応の略称・愛称も多く、一部を切り取った「ダスカ(ダイワスカーレット」、「ウンス(セイウンスカイ)」、「タマモ(タマモクロス)」、「テイオー(トウカイテイオー)」、「カフェ(マンハッタンカフェ)」など、枚挙に暇がないほど。「しっくりくる呼び方」「すぐに覚えちゃう」「呼びやすい!」など、理由も分かりやすいものが大半を占めています。

このほかにも、ちょっとアクセントを加えた「ファル子(スマートファルコン)」や、アニメ発祥の「ターボ師匠(ツインターボ)」、本人の頼もしさが反映されている「ヒシアマ姐さん」、モチーフ馬が呼ばれていた「チケゾー」という愛称がウマ娘にも適用された「ウイニングチケット」など、その呼ばれ方は実に多種多彩でした。

なお、本人に罪はないのに、「緑の悪魔」と呼ばれてしまう「駿川たづな」には、同情の念が禁じえません。とはいえ、「ガチャの際に残念な印象」といった理由を見れば、その呼び名が付くのも仕方がないのかもしれません。

一部となりますが、ここまで紹介した以外のコメントも併せてご覧ください。

【マーちゃん(アストンマーチャン)】

・キャラ本人もマーちゃんと呼んでるし、マジカルマスコットマーちゃん略してマママーちゃんやマーちゃんこ鍋など色々アレンジして出てくるから。
【いっちゃん(イクノディクタス)】

・リアルイクノディクタスが大好きで、猫に『いくの』と名付けたらいつの間にかそうなってた。
【ンドルパ(エルコンドルパサー)】

・しりとりが終わらない。
【チヨちゃん(サクラチヨノオー)】

・ヨノオーは高等部キャラなため意外とさん付けをされがちだが、尊敬する人物であり史実では父親にあたるマルゼンスキーからはちゃん付けされているのが尊い。
【ポッケ(ジャングルポケット)】

・本人のアウトローな性格に対して、ポッケくん、ポッケさんと周りから呼ばれているのがかわいいなと思いました。

【タイシーン(ナリタタイシン)】

・ナリタタイシン推しであり、ナリタタイシンをホーム画面に置いた時の「タイシーンテストー」とチケゾーに言われているシーンを想像したら笑ってしまった。
【シャドーロールの怪物(ナリタブライアン)】

・カッコいい。
【激マブ(マルゼンスキー)】

・あまりにも的確だから。マルゼンさんの魅力を表しつつも、ちょっと古い言い回しなのがマッチしてる。
【ベルちゃん(メジロドーベル)】

・呼ばせてくれないところが可愛い。トレーナーにも、彼女のお父上にも、簡単には「ベルちゃん」と言わせないあたり、その名で呼ぶことを許されたチーフトレーナーさんへの愛が伺えます。そんなベルちゃんが好きです。
【パマちん(メジロパーマー)】

・互いにズッ友と認め合うダイタクヘリオスが、親しみを込めて「パマちん」と呼ぶのがたまらなく愛しい。
【マンジュー(メジロマックイーン)】

・モンジューからのもじりだが、甘党のマックイーンを端的過ぎるくらいに表した名作だと思う。衣装違いを指す白饅頭、黒饅頭、水饅頭も好き。

<cms-pagelink data-page="2" data-class="center">特に多くの意見を集めたいウマ娘たちを、まとめてご紹介</cms-pagelink>

■ほぼ一択の愛称から、様々な呼び方に分かれるケースも
愛称・呼び方に関する回答は多岐にわたり、様々なウマ娘に向けて言及する声が届きました。その中でも特に意見が集まったウマ娘を、こちらでまとめて紹介します。


多数の声が届いたと言っても、意見の分かれ方は様々。多くの回答が集まりながらも、呼び方がほぼ統一されていたのは、「アドマイヤベガ」「ゴールドシップ」「ヒシミラクル」でした。

アドマイヤベガは、日本人っぽい響きも感じる「アヤベさん」がほぼ一色。呼びやすさも手伝って、今後も長く愛用されることでしょう。またゴールドシップは、皆さんお馴染みの「ゴルシ」呼び。短縮形ですが、響きの力強さなども彼女らしさを覚えます。

ヒシミラクルの場合は「ミラ子」が圧倒的多数。名前の一部+子、という点ではファル子と同様ですが、「一番しっくりくるから」「気軽に呼びたくなる響き」と、好評を博しています。

【アヤベさん(アドマイヤベガ)】

・日本人っぽいとこが好き。
・略称なのに人名っぽさが出ていて凄いと思う。
【ゴルシ(ゴールドシップ)】

・いつも通りの呼び方で定着しているから。
・言葉の響きがキャラに合っている。

【ミラ子(ヒシミラクル)】

・ヒシミラクルが「普通」であることを表す、良い一助となっていると思う。
・ミラクルと言う特別感あって良い名前のはずなのに、ミラ子になるとそんじょそこらに居そう感がぐぐんと出てくるのが良い。
意見が真っ二つに割れたのは、「オグリキャップ」と「ライスシャワー」の2人。まずオグリキャップは、モチーフ馬の愛称でもある「オグリ」と、タマモクロスに呼ばれていた「オグリン」が五分と五分でした。

ライスシャワーの場合は、本人も口にする「ライス」が優勢ですが、その可愛さから「ライスちゃん」といった呼び方も根強く、侮れない支持率を見せました。どの愛称を選ぶかで、呼ぶ側の立ち位置も見えてくるかもしれません。

【オグリ(オグリキャップ)】

・昔から有名。
・もう固有名詞と化してる。私を競馬の世界に誘ってくれた名馬。強くて泥臭くて最高!
【オグリン(オグリキャップ)】

・実馬は豪快、それを可愛くしている。
・かわいい!
【ライス(ライスシャワー)】

・単純かつこの三文字で、誰かハッキリわかる。
・彼女にとって一番馴染みやすい愛称だから。

【ライスちゃん(ライスシャワー)】

・かわいいから/食べられるから
多数の意見が集まったウマ娘の場合、ほぼ一択か、2つに分かれるかが大半でしたが、「サトノダイヤモンド」はかなり例外的。キタサンブラックから呼ばれる「ダイヤちゃん」が比較的多く支持されましたが、「サダイン」「サトイモ」といった略称バージョンを推す声もあり、バリエーションに富む結果となりました。

【ダイヤちゃん(サトノダイヤモンド)】

・キタサンブラック(キタちゃん)との呼び合いが尊い!
・劇中でサトノと呼ぶ人が多く、親友のキタサンブラックやトレーナーぐらいしか呼ばないから。
【サダイン(サトノダイヤモンド)】

・他の略称とは一線を画す印象。
【サトイモ(サトノダイヤモンド)】

・発想の天才。

<cms-pagelink data-page="3" data-class="center">「愛称・呼び方」で最多回答のマチカネタンホイザ、その内容は大きく分かれる</cms-pagelink>

■愛されウマ娘の「マチカネタンホイザ」は、呼び名も様々!
愛称・呼び方で最も多くの回答が集まったのは、「マチカネタンホイザ」でした。元々、多くのトレーナーから愛されるウマ娘ではありますが、愛称への意気込みは更に強く、文字通りの意味で桁違いなほどの意見が届いています。

また意見の数こそ多いものの、そのほとんどは「マチタン」が占めていました。その他には、表記にひらがなが混じる「マチたん」、マチカネフクキタルの「おマチさん」呼び、そしてナイスネイチャからの「おマチ」と、様々な愛称をトレーナーたちが好み、支持しています。

【マチタン(マチカネタンホイザ)】

・語呂がいい。キャラクターと合ってる。
・マチタン以外にはないでしょう。
・響きがいいから。
・「マチタン」がマチタンにフィットしすぎる。
・ゆるふわ感がいい。
・シンプルかつ呼びやすい。他のマチカネ冠の馬(マチカネフクキタル等)ではマチフクとか略してもしっくりこないけど、マチカネタンホイザだけはしっくりくるんだよね。
・マチカネタンホイザの名前の一部を取った、シンプルでわかりやすく、かわいらしい愛称なのでとても好きです!
【マチたん(マチカネタンホイザ)】

・とても可愛らしいあだ名だと思った。
・名は体を表す感じで、キャライメージとピッタリ合っていると思える。
・あえて「たん」をひらがなにして、かわいくできるから。
【おマチさん(マチカネタンホイザ)】

・おマチさん呼びしてるマチカネフクキタルの言い方が好き。
【おマチ(マチカネタンホイザ)】

・レトロな響きがキュートで好きです。
ちなみに、作中で「おマチさん」と呼んでいる「マチカネフクキタル」は、マチカネタンホイザからは「フクちゃん先輩」と呼ばれており、こちらの愛称もトレーナーたちに支持されています。中には「マチカネコンビの尊さは天井知らず…! ああ…書いてるだけでもうアカン…」と、このふたりがそれぞれ呼び合う関係性込みで推すコメントもありました。

愛称や呼び方は、それぞれが自由に決めるもの。そこにネガティブな意図がなく、愛情や敬意があれば、そこに不正解はありません。これからも、しっくりくる愛称で、ウマ娘たちの魅力を語りつくしましょう!
編集部おすすめ