そんな彼女たちについて、プレイヤーたちの意見を通じ、その本質や片鱗に迫るアンケート企画。今回は、「頭脳派No.1 ウマ娘」に寄せられた回答の集計結果とコメントをお届けします。
誰もがレースの勝者を目指しますが、そのやり方はウマ娘ごとに違います。経験を重視する者もいれば、自分の資質に合ったトレーニングに活路を見出したりと、方向性は様々。その中にはもちろん、知識や考察を元に論理的な思考をする、頭脳派なウマ娘もいます。
ただし、頭脳派と一口に言っても範囲は広く、人によってはその範疇も違うことでしょう。ですがトレーナーたちの意見を集めれば、その傾向や実態も見えてくるはず。果たしてどのウマ娘が「頭脳派」として最も称えられているのか。アンケートの結果を元に、トレーナーたちが選んだ上位5人の「頭脳派ウマ娘」を発表します。
■第4位「シンボリルドルフ」「セイウンスカイ」:各4.9%
今回のアンケートでは、第4位が綺麗に同票でした。そのため第5位はおらず、「シンボリルドルフ」と「セイウンスカイ」が肩を並べて第4位にランクイン。頭脳派として、どちらも譲らぬ競り合いを見せました。
「皇帝」の異名で恐れられるシンボリルドルフの強さは、素質だけに頼ったものではなく、冷静な分析力や観察眼にも支えられており、その知的な一面は生徒会長職にも表れています。手際がよく、また的確な判断で生徒会や学園を導く彼女は、「頭脳派」と呼ばれるに相応しい器の持ち主です。
寄せられたコメントにも「生徒会長であり、ボキャブラリーも豊富なほか、実馬も特徴として「賢さ」が語られる馬だから」と、全方位にわたって彼女が頭脳派である理由が綴られています。
ですが、対するセイウンスカイも負けていません。気が緩んだ姿を見る機会が多い彼女ですが、時にそれは意図的に振る舞った結果でもあり、見た目だけでは測れない知的な一面を持ち合わせています。まさしく、油断できない存在です。
セイウンスカイを推すコメントも、「本人も認めているように、実力差を作戦で埋めて戦っている。総合力のうち頭脳が占める割合の多さは、セイウンスカイが随一だと思う」「策士という言葉が最も相応しいのは、彼女ではないでしょうか? 能ある鷹は爪を隠すと云うか、普段はのほほんと気ままな感じですが、それすらも作戦ではないかと勘繰ってしまう場面が多々あります。というかもう、あざとくて可愛いから好きです」など、彼女の本質に迫るものが複数届きました。
■第3位「ビワハヤヒデ」:12.2%
そんなふたりに支持率で2倍以上の差をつけ、単独で第3位に躍り出たのが「ビワハヤヒデ」です。トレセン学園生徒紹介の映像でも、「論理的かつ効率的に。それがトレーニングにおいての理想だ」と発言しており、まごうことなき頭脳派のひとりです。
しかも彼女の場合、実践も視野に入れており、理論倒れにならない強みを兼ね備えています。頭脳派はとかく理論が先行しがちですが、彼女の場合は切実な事情もあるため、血肉の通った方法論として、理論と実践のバランスに優れているのでしょう。
そのためコメントにも「ビワハヤヒデは、勝利の方程式を描いている」と、彼女の選んだ道に同意するような意見も寄せられました。ただし、中には「眼鏡&頭がデカい=頭良い」と、本人にはあまり聞かせられないものも。後者のコメントについては、ここだけの話にしておきましょう。
<cms-pagelink data-page="2" data-class="center">上位2名はいずれも、異論を挟む余地のない頭脳派!</cms-pagelink>
■第2位「エアシャカール」:17.1%
惜しくも第1位には届かなかったものの、17.1%もの支持を集めた「エアシャカール」が、見事第2位に着地しました。支持率は17.1%と、ビワハヤヒデすら突き放す強さを見せています。
態度や口調は荒く、ともすれば感情的な性格に見えがちですが、思考や判断は非常にロジカル。データと論理を重んじる、ウマ娘たちの中でも指折りの頭脳派です。
特にその片鱗を見せるのが、「Parcae」と名付けた予測プログラムを作り上げた点でしょう。Parcaeによるレース分析を元に、その対応や対処に取り組む。ここまで論理を積み上げるウマ娘は、他に類を見ません。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・Parcae(パルカイ)を作り出した時点で頭がよすぎる。
・どこまでもロジカル。
・理論派なのに、何回もできないと思っていることにチャレンジする根性がある所が好きです。ハロウィンイベントでも自分の頭脳をみんなのために使っていて、頼み込めばなんでもやってくれる所も好きです。見た目とは裏腹に性格がいいと思っています。
■第1位「アグネスタキオン」:22%
作中でも指折りの論理派であるエアシャカールを退けたのは、同じく理系の「アグネスタキオン」。科学分野に精通し、常日頃から研究を繰り返す彼女が、この頭脳派アンケートで堂々の第1位をつかみ取りました。
エアシャカールはとことん論理とロジックを極めますが、アグネスタキオンは不確定なゆらぎも計算に含め、未知の可能性を切り開く意欲に満ちています。同じ頭脳派ながら、積み上げる方法論は全く異なり、だからこそ切磋琢磨し、競い合うような関係を築いているのでしょう。
時に奇妙な実験も行う彼女ですが(そして被害者になるのは大体トレーナーですが)、その根底にあるのは、切実で純粋な願い。その一念に手を伸ばす純粋過ぎる行動力は、時に狂気的な振る舞いにも見えることもあります。そんな彼女を指して「マッドサイエンティスト」と表現するコメントも複数ありましたが、トレーナーとして彼女の隣に長くいたからこその発言なのでしょう。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・圧倒的マッドサイエンティスト。
・マッドサイエンティスト=化学者&研究者。
・マッドサイエンティスト的な頭の良さがある気がする。
・固有スキル(U=ma2)の演出がもはや ガリレオです!!