それぞれ違う個性や考え方を持ちながら、誰もが勝利を目指し、一歩も譲らぬ戦いを繰り広げる『ウマ娘 プリティーダービー』。育成ゲームとしての手応えや、心を奪われる物語などにも惹かれますが、そうした特徴はウマ娘たちの魅力があってこそ。


そんな彼女たちについて、プレイヤーたちの意見を通じ、その本質や片鱗に迫るアンケート企画。今回は、「“ぴょいっと♪はれるや!”の滑り台が似合う・似合わないウマ娘」に寄せられた回答結果をお届けします。

ウマ娘たちは、誰よりも早く走り、トップを目指すことを至上としています。そのためレースに向けた意気込みは並みならぬものがありますが、勝利後のウイニングライブに向けた練習も余念がありません。

ライブで使われる楽曲は幅広く、シャープでハードなものもあれば、甘くてキュートな曲もあり、まさにまさに千差万別。しかしどんな曲であっても、ウマ娘たちは全力で歌い、ステージで舞い踊ります。そう、例え「ぴょいっと♪はれるや!」であってもです。

「ぴょいっと♪はれるや!」は、四コマ漫画「うまよん」のアニメ版主題歌。そのためか、曲も振り付けも可愛らしさ全開です。また舞台上には、子供向け番組を思わせるような滑り台もあり、そこを無邪気に滑り降りる振り付けも盛り込まれています。

普段クールな振る舞いを見せるウマ娘も、この滑り台を前にすれば、可愛さマックスで滑降。そのプロ根性は流石の一言ですが……似合うかどうかは、残念ながら話は別です。
トレーナーたちは、誰を「似合う・似合わない」と考えているのか。その回答結果を、こちらでまとめてお伝えします。

■“あの滑り台”が似合うのは、身長低めな子から意外なマッチングまで!
今回のテーマはかなり特徴的だったため、寄せられた意見はある程度固まる傾向にありました。まず「滑り台が似合うウマ娘」ですが、ざっくりといくつかの傾向が分かれました。

まず名前が挙がったのは、「スイープトウショウ」「ビコーペガサス」「ニシノフラワー」の3人。いずれも中等部で身長も低め。実際に若くて小柄とくれば、滑り台が似合う候補となるのも納得です。

ちなみに小柄といえば「タマモクロス」も同程度の支持を獲得。こちらは高等部ですが、彼女を推すトレーナーもやはりいました。しかしタマモの場合、ライブ中に全力を尽くした後、推したトレーナーをガン詰めしそうな気配もあります。

身長的に近く、同じく高等部の「ダイイチルビー」をチョイスする方もおり、「低身長、童顔、子供服っぽいデザインの勝負服。これが揃えば大体に合うけどそれらが一番いい感じで揃ってるのがルビー」といったコメントも届いています。


150cm台の枠では、「ファインモーション」や「マチカネタンホイザ」が似合うと考えた人もいました。彼女たちを推す決め手となったのは、滑り台というシチュエーションもナチュラルに受け止めそうなところでしょうか。確かにどちらも、さらっと滑りこなしそうな雰囲気があります。

ちなみに、「スマートファルコン」が滑り台に似合うと答えた声もありました。彼女の場合は、ウマドルとして完璧に振る舞い、見事なパフォーマンスを見せてくれそうです。

また、一転して特に高身長な「ヒシアケボノ」を推す意見も寄せられています。彼女の大らかな性格を考えると、確かに相性は良さそうです。コメントにも「大きいけど子供っぽい雰囲気が、子供用の滑り台とマッチしているから」といった声がありました。

■似合う勢の上位は、中等部が圧倒!甲乙つけがたい“似合いっぷり”
そんなウマ娘たちを頭一つほど引き離したのが、「ハルウララ」と「マーベラスサンデー」です。彼女たちも「中等部+身長低め」の組み合わせですが、ニシノフラワーたちよりもさらに票を伸ばしています。

マーベラスサンデーの場合、彼女の判断で「マーベラス!」と感じれば、滑り台もなんら躊躇することはないでしょう。判断基準を他人に預けないその精神は、むしろ大人こそが見習うべき点かもしれません。


ハルウララを推す声は、「心底楽しんで滑りそう」「元々笑顔が素敵で可愛いキャラクターなので、あの笑顔で滑り台が似合わないわけがない!」といった具体的なコメントも届いています。いずれの意見も、彼女が滑る姿を想像できそうです。

この2人はそれぞれが15%ほどの支持を集めており、合算すれば全体の3割を占めます。なかなかの占有率ですが、それを上回る20%を叩き出したウマ娘がひとりだけいました。それは、「ツインターボ」です。

ターボも中等部で、身長もこの2人と同じくらい。ですが支持率の差は明らかで、「滑り台が似合うウマ娘」として圧倒的な人気を勝ち取りました。「身のこなしが軽いのと、行動が子どもっぽいので、滑り台は似合うかな」といったコメントもあり、回答者の考えに納得しかありません。

<cms-pagelink data-page="2" data-class="center">トレーナーたちが選んだ、“滑り台似合わない勢”は……!?</cms-pagelink>

■“似合わない勢”圧倒的1位は、あの理論派ウマ娘!
滑り台が似合うウマ娘もいれば、似合わないという印象を持たれるウマ娘もいます。後者への投票は(彼女たちを気遣ってか)少な目でしたが、その中でも名前が挙がったウマ娘たちを紹介します。

まずはシンボリ家に視線が集まっており、アウトローな気質を持つ「シリウスシンボリ」や、口数が少なく感情もあまり表に出さない「シンボリクリスエス」などが、滑り台が似合わないイメージを持たれています。

ちなみに、「踊り終ったあと、一言声をかけるとしたら?」といった問いに対し、シンボリクリスエスを選んだ方は「(無言で拍手したい)」と返答。
口では多くを語らない彼女だからこそ、こちらも態度だけで称えたい──そんな気持ちが見えてくるようです。

また、育成ウマ娘として現在最も新しい「メジロラモーヌ」も、この枠に推されています。そこにいるだけでも圧倒的な存在感を放ち、達観した視座からの言動や行動は凡人の予想範疇外。そんな彼女と「滑り台」の組み合わせは、ギャップがあり過ぎて想像できないほどです。

ちなみに、前述の問いに対する回答者のコメントは、「めっちゃ可愛かったで!」というべた褒め。相手を褒めたたえる言葉のはずですが、シチュエーションとメジロラモーヌの気質を考慮すると……3秒後のトレーナーがどんな目に遭っているのか、こちらも想像できません(というか、したくない!)。

いずれもギャップとミスマッチ感が半端ではありませんが、比較的多くの票を集めたのは、「ゴールドシップ」。ここまで名前が挙がった面々とは異なるタイプなので、ちょっと意外な結果と感じる人もいることでしょう。

ですが、質問に対する回答例に「ゴルシは座って滑るより、サーフィンのごとく立って滑ったほうが画になるかな」といったコメントがあり、これを見るとそうかもと思わされます。確かにゴルシなら、真っ当に滑らずアレンジを利かせそうなので、そのまま滑る姿に違和感を覚えてもおかしくないでしょう。

そしてこのゴルシすら下し、圧倒的な「滑り台が似合わないウマ娘」第1位に輝いたのは、「エアシャカール」でした。エッジの効いた見た目に荒い口調、そしてアナーキーな性格。
それでいて、データとロジックを重んじる理論派な面もあるなど、全体的に尖った印象を周囲に与えるウマ娘です。

そうした特徴の全てが、見事なほど「滑り台」と噛み合っておらず、「ぴょいっと♪はれるや!」の曲に合わせて滑り降りる彼女の姿は、人によってはかなりの衝撃を覚えるかもしれません。

それでも見事にライブをやり切った彼女に対してかける言葉は、「プロだなあ」とその姿勢を称える声や、「その、お疲れ様」と心情を慮って言葉を慎重に選ぶ意見など、様々なものが寄せられました。

「ぴょいっと♪はれるや!」のライブを終えた時、ここで名前が出たウマ娘たちがどんな気持ちに駆られるのか──それを知りたい気持ちはありますが、きっと永遠の謎にしておくべきテーマなのでしょう。
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