2023年も残すところあとわずか。そのため、早くも2024年の期待作に目を向けている人も少なくないでしょう。
現段階でも、来年展開するタイトルの一部が明らかになっており、様々な作品が話題に挙がっています。その中でも、来年の2月29日に発売される『ファイナルファンタジーVII リバース』(以下、FF7 リバース)への関心は一際高く、待ち焦がれている人も多いはず。
この『FF7 リバース』は、原作も含め関連作が多岐にわたっているので、可能であれば事前にチェックしておきたいところ。幸い、発売までまだ2ヶ月以上あるため、準備に充てる時間は十分残されています。
ですが、どんな関連作があるのか、ピンと来ていない人もいるはず。そこで今回、『FF7 リバース』と関連するゲームやコンテンツの中から、特に押さえておきたいものを厳選して紹介します。現段階ではアクセスしにくい作品は除外してあるので、その点もご安心ください。
時間が許す限り関連作をチェックし、『FF7 リバース』の発売に備えましょう!
■『FF7 リバース』に向けた準備として、絶対欠かせない!『FF7 リメイク』
『FF7 リバース』をプレイする上で、最も欠かせないのが『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FF7 リメイク)でしょう。
説明するまでもないほどですが、初代PS向けにリリースされた『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)をベースに、3部作構成でリメイクするシリーズが展開しており、その1作目が『FF7 リメイク』、そして2作目が『FF7 リバース』なのです。
当然、『FF7 リバース』の物語は『FF7 リメイク』の続きなので、しっかりと楽しみたいなら、前作のプレイはマスト。まだ未プレイという人は、真っ先に『FF7 リメイク』を遊びましょう。
ちなみに『FF7 リメイク』は、本編のみならPS4でも遊べますが、今から遊ぶなら追加要素を含んだ『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』(以下、FF7 リメイク IG)がお勧めです。
また、『FF7 リバース』も絶対にプレイするという場合は、『FF7 リメイク IG』がセットになった『FINAL FANTASY VII REMAKE & REBIRTH Twin Pack』が、PS Storeで発売中です。『FF7 リメイク IG』と『FF7 リバース』が遊べて、価格は9,878円とかなりお得。両方欲しい人は、こちらがベストです。ただし期間限定なので、早めに購入しましょう。
■オリジナル版『FF7』をプレイし、リメイク版との比較も一興
『FF7 リメイク』と『FF7 リバース』は、1997年に発売された初代PSソフト『FF7』を原作とし、ビジュアルなどを一新するリメイク作として作られています。
グラフィックやゲーム性が大きく進化しているので、今のうちにオリジナル版をプレイしておき、見た目やプレイ感の違いを比較しながらリメイク版を楽しむのも一興でしょう。
特に興味深いのは、物語の随所に変化が見られる点です。例えば、『FF7 リメイク』に登場した「フィーラー」はオリジナル版にはおらず、オリジナル版とリメイク版の差異を修正するかのような立ち回りを見せました。
この「フィーラー」に限らず、オリジナル版とリメイク版の相違は物語面にも色濃く出ており、“単なるストーリーの焼き直し”ではありません。もちろんリメイク版のみ遊んでも問題はありませんが、オリジナル版を予習しておくことで、物語を一層深く楽しめます。今からでも決して遅くないので、オリジナル版のプレイも検討してください。
ちなみに『FF7』は現行機でも遊ぶことができ、ニンテンドースイッチ版やPS4版、またiOSやAndroidのスマートデバイスでもプレイ可能です。スマホで通勤・通学中に遊ぶもよし、スイッチやPS4で大画面のプレイを楽しむもよし。好みに合わせてチョイスしましょう。
ただし、リメイク3部作が初見という場合、この『FF7』は『FF7 リバース』以降のネタバレを大きく含みます。違いを比較する楽しみを得る一方で、先の展開を知ることになるので、その点をしっかり判断した上で遊ぶかどうか決めましょう。
『FF7』の前日譚や後日談も要チェック!
■『FF7』の前日譚も要チェック
『FF7』以前の時間軸を描いた『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』という作品が、2007年に発売されました。こちらの主人公は、ソルジャーのザックス。彼の活躍を通じて、「ソルジャー」という存在が深く描かれ、『FF7』への理解度も高めてくれた作品です。
そちらはPSPソフトですが、2022年にHDリマスター化した『クライシスコア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』が発売されたので、今遊ぶならこちらがお勧めです。PS5やPS4、スイッチで遊べるほか、Xbox Series X|SやSteam版などもあります。
ザックスは、クラウドやエアリスとも接点があり、単なる過去話では終らないほど『FF7』と密接に関係しています。『FF7 リバース』の発売日告知トレーラーにも冒頭から登場しており、その重要度はリメイクシリーズでも変わりません。
ここで詳しくは語りませんが、『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』をプレイすると、改めて『FF7 リメイク』をやり直したい気持ちに駆られることでしょう。そう思ってもおかしくないほど、本作の影響は侮れません。ぜひ、プレイをご一考ください。
■『FF7』には、前日譚だけでなく後日談もある!
『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』は『FF7』の過去を描きましたが、、後日談を綴る『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』(以下、アドベントチルドレン)という作品もあります。ただしこちらはゲームではなく、CGによる映像作品です。
この映像作品の舞台は、『FF7』の2年後。ゲームで結末を迎えた後、クラウドたちがどのような道を歩んだのか。「その後」の在り方が分かるのはもちろん、本作では新たな事件も巻き起こり、彼らの物語が新たな局面を迎えます。
『FF7』に関わる物語全体を把握するためには、この『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』も押さえておきたい重要な作品です。ただし本編終了後の物語なので、ネタバレの要素も含まれています。オリジナル版『FF7』のプレイと同様、慎重に判断してから視聴するか決めましょう。
ちなみに『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』は、後日発売された4K版もありますが、お値段は少々高め。
『FF7』から『アドベントチルドレン』までを埋める小説や、関連作を集めたスマホゲームも
■『アドベントチルドレン』を見るなら、まずは小説「ON THE WAY TO SMILE」から!
『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』を見ると決めた人は、その前に「ファイナルファンタジーVII ON THE WAY TO SMIL」を読むのがお勧めです。こちらはゲームや映像ではなく、小説の形で『FF7』の世界を描いた作品です。
この小説の時間軸は、『FF7』から『アドベントチルドレン』の間。本編クリアから2年間に何があったのか、それを「デンゼル編」「ティファ編」「バレット編」「ナナキ編」「ユフィ編」「神羅編」「ライフストリーム編」といった様々な角度から紡ぎます。
この小説自体が『FF7』関連として外せないのはもちろんですが、先に読んでおくことで『アドベントチルドレン』における各キャラの状況も分かりやすくなるので、映像を見る前にぜひ本書をご覧ください。今なら、電子書籍版がアクセスしやすくてお薦めです。
■『FF7』関連作をまとめて楽しめる『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』
継続的にプレイする時間がある方は、スマートデバイスおよびPC(Steam)で遊べる『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』(以下、エバークライシス)に触れてみる手もあります。
本作は、原点の『FF7』と前日譚の『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』を章立ててプレイできる、もうひとつのリメイクとも言える作品です。また、セフィロスの過去も語られる完全新作ストーリーも収録しており、『FF7』ファンの心をくすぐる内容が詰め込まれています。
しかも、現在はプレイできない『ビフォア クライシス -ファイナルファンタジーVII-』や、前述の『アドベントチルドレン』などのストーリーも追加予定です。これから更に広がっていくと思われるので、今のうちに少しずつプレイするのも悪くありません。
ただし、基本プレイ無料型の提供方式なので、ストーリーを順次追いかけていくような形になります。また回復方法があるとはいえ、スタミナを消費する形でゲームを進行させるので、いつでもプレイできるわけではなく、長期的なペースで取り組むことが肝要です。
そのため、来年2月発売の『FF7 リバース』までに間に合わせるというよりは、リメイク3部作完結に合わせて補強するといった意味合いで、長く付き合うのがいい作品かもしれません。
今回は、ゲームや映像、小説といった作品を中心に取り上げましたが、設定資料集などの関連書籍も興味深いものが多く、探せばキリがないほどです。
際限なく求めていくと、『FF7 リバース』の発売までに間に合わせるのは困難なので、まずは今回ピックアップした作品を中心に触れ、『FF7 リバース』発売後に少しずつ手を広げてみてはいかがでしょうか。そして、いずれ訪れるリメイク3部作の最終章も、楽しみにお待ちください。
現段階でも、来年展開するタイトルの一部が明らかになっており、様々な作品が話題に挙がっています。その中でも、来年の2月29日に発売される『ファイナルファンタジーVII リバース』(以下、FF7 リバース)への関心は一際高く、待ち焦がれている人も多いはず。
この『FF7 リバース』は、原作も含め関連作が多岐にわたっているので、可能であれば事前にチェックしておきたいところ。幸い、発売までまだ2ヶ月以上あるため、準備に充てる時間は十分残されています。
ですが、どんな関連作があるのか、ピンと来ていない人もいるはず。そこで今回、『FF7 リバース』と関連するゲームやコンテンツの中から、特に押さえておきたいものを厳選して紹介します。現段階ではアクセスしにくい作品は除外してあるので、その点もご安心ください。
時間が許す限り関連作をチェックし、『FF7 リバース』の発売に備えましょう!
■『FF7 リバース』に向けた準備として、絶対欠かせない!『FF7 リメイク』
『FF7 リバース』をプレイする上で、最も欠かせないのが『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FF7 リメイク)でしょう。
説明するまでもないほどですが、初代PS向けにリリースされた『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)をベースに、3部作構成でリメイクするシリーズが展開しており、その1作目が『FF7 リメイク』、そして2作目が『FF7 リバース』なのです。
当然、『FF7 リバース』の物語は『FF7 リメイク』の続きなので、しっかりと楽しみたいなら、前作のプレイはマスト。まだ未プレイという人は、真っ先に『FF7 リメイク』を遊びましょう。
ちなみに『FF7 リメイク』は、本編のみならPS4でも遊べますが、今から遊ぶなら追加要素を含んだ『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』(以下、FF7 リメイク IG)がお勧めです。
Epic Games Store版やSteam版もありますが、新価格で再登場したPS5版が最も安く購入できます。
また、『FF7 リバース』も絶対にプレイするという場合は、『FF7 リメイク IG』がセットになった『FINAL FANTASY VII REMAKE & REBIRTH Twin Pack』が、PS Storeで発売中です。『FF7 リメイク IG』と『FF7 リバース』が遊べて、価格は9,878円とかなりお得。両方欲しい人は、こちらがベストです。ただし期間限定なので、早めに購入しましょう。
■オリジナル版『FF7』をプレイし、リメイク版との比較も一興
『FF7 リメイク』と『FF7 リバース』は、1997年に発売された初代PSソフト『FF7』を原作とし、ビジュアルなどを一新するリメイク作として作られています。
グラフィックやゲーム性が大きく進化しているので、今のうちにオリジナル版をプレイしておき、見た目やプレイ感の違いを比較しながらリメイク版を楽しむのも一興でしょう。
特に興味深いのは、物語の随所に変化が見られる点です。例えば、『FF7 リメイク』に登場した「フィーラー」はオリジナル版にはおらず、オリジナル版とリメイク版の差異を修正するかのような立ち回りを見せました。
この「フィーラー」に限らず、オリジナル版とリメイク版の相違は物語面にも色濃く出ており、“単なるストーリーの焼き直し”ではありません。もちろんリメイク版のみ遊んでも問題はありませんが、オリジナル版を予習しておくことで、物語を一層深く楽しめます。今からでも決して遅くないので、オリジナル版のプレイも検討してください。
ちなみに『FF7』は現行機でも遊ぶことができ、ニンテンドースイッチ版やPS4版、またiOSやAndroidのスマートデバイスでもプレイ可能です。スマホで通勤・通学中に遊ぶもよし、スイッチやPS4で大画面のプレイを楽しむもよし。好みに合わせてチョイスしましょう。
ただし、リメイク3部作が初見という場合、この『FF7』は『FF7 リバース』以降のネタバレを大きく含みます。違いを比較する楽しみを得る一方で、先の展開を知ることになるので、その点をしっかり判断した上で遊ぶかどうか決めましょう。
『FF7』の前日譚や後日談も要チェック!
■『FF7』の前日譚も要チェック
『FF7』以前の時間軸を描いた『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』という作品が、2007年に発売されました。こちらの主人公は、ソルジャーのザックス。彼の活躍を通じて、「ソルジャー」という存在が深く描かれ、『FF7』への理解度も高めてくれた作品です。
そちらはPSPソフトですが、2022年にHDリマスター化した『クライシスコア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』が発売されたので、今遊ぶならこちらがお勧めです。PS5やPS4、スイッチで遊べるほか、Xbox Series X|SやSteam版などもあります。
ザックスは、クラウドやエアリスとも接点があり、単なる過去話では終らないほど『FF7』と密接に関係しています。『FF7 リバース』の発売日告知トレーラーにも冒頭から登場しており、その重要度はリメイクシリーズでも変わりません。
ここで詳しくは語りませんが、『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』をプレイすると、改めて『FF7 リメイク』をやり直したい気持ちに駆られることでしょう。そう思ってもおかしくないほど、本作の影響は侮れません。ぜひ、プレイをご一考ください。
■『FF7』には、前日譚だけでなく後日談もある!
『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』は『FF7』の過去を描きましたが、、後日談を綴る『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』(以下、アドベントチルドレン)という作品もあります。ただしこちらはゲームではなく、CGによる映像作品です。
この映像作品の舞台は、『FF7』の2年後。ゲームで結末を迎えた後、クラウドたちがどのような道を歩んだのか。「その後」の在り方が分かるのはもちろん、本作では新たな事件も巻き起こり、彼らの物語が新たな局面を迎えます。
『FF7』に関わる物語全体を把握するためには、この『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』も押さえておきたい重要な作品です。ただし本編終了後の物語なので、ネタバレの要素も含まれています。オリジナル版『FF7』のプレイと同様、慎重に判断してから視聴するか決めましょう。
ちなみに『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』は、後日発売された4K版もありますが、お値段は少々高め。
また、配信サービスで視聴する手もあるので、好みに合わせてお選びください。
『FF7』から『アドベントチルドレン』までを埋める小説や、関連作を集めたスマホゲームも
■『アドベントチルドレン』を見るなら、まずは小説「ON THE WAY TO SMILE」から!
『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』を見ると決めた人は、その前に「ファイナルファンタジーVII ON THE WAY TO SMIL」を読むのがお勧めです。こちらはゲームや映像ではなく、小説の形で『FF7』の世界を描いた作品です。
この小説の時間軸は、『FF7』から『アドベントチルドレン』の間。本編クリアから2年間に何があったのか、それを「デンゼル編」「ティファ編」「バレット編」「ナナキ編」「ユフィ編」「神羅編」「ライフストリーム編」といった様々な角度から紡ぎます。
この小説自体が『FF7』関連として外せないのはもちろんですが、先に読んでおくことで『アドベントチルドレン』における各キャラの状況も分かりやすくなるので、映像を見る前にぜひ本書をご覧ください。今なら、電子書籍版がアクセスしやすくてお薦めです。
■『FF7』関連作をまとめて楽しめる『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』
継続的にプレイする時間がある方は、スマートデバイスおよびPC(Steam)で遊べる『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』(以下、エバークライシス)に触れてみる手もあります。
本作は、原点の『FF7』と前日譚の『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』を章立ててプレイできる、もうひとつのリメイクとも言える作品です。また、セフィロスの過去も語られる完全新作ストーリーも収録しており、『FF7』ファンの心をくすぐる内容が詰め込まれています。
しかも、現在はプレイできない『ビフォア クライシス -ファイナルファンタジーVII-』や、前述の『アドベントチルドレン』などのストーリーも追加予定です。これから更に広がっていくと思われるので、今のうちに少しずつプレイするのも悪くありません。
ただし、基本プレイ無料型の提供方式なので、ストーリーを順次追いかけていくような形になります。また回復方法があるとはいえ、スタミナを消費する形でゲームを進行させるので、いつでもプレイできるわけではなく、長期的なペースで取り組むことが肝要です。
そのため、来年2月発売の『FF7 リバース』までに間に合わせるというよりは、リメイク3部作完結に合わせて補強するといった意味合いで、長く付き合うのがいい作品かもしれません。
今回は、ゲームや映像、小説といった作品を中心に取り上げましたが、設定資料集などの関連書籍も興味深いものが多く、探せばキリがないほどです。
際限なく求めていくと、『FF7 リバース』の発売までに間に合わせるのは困難なので、まずは今回ピックアップした作品を中心に触れ、『FF7 リバース』発売後に少しずつ手を広げてみてはいかがでしょうか。そして、いずれ訪れるリメイク3部作の最終章も、楽しみにお待ちください。
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