アニメ作品では23年秋から24年に冬クールにかけて放映された「葬送のフリーレン」などがヒットし人気を獲得、一大ジャンルとなったVTuberも「ホロライブ」「にじさんじ」「ぶいすぽっ!」に加え個人勢も活躍しており、まさに百花繚乱の様相を呈しています。
目移りしてしまうほど魅力的なキャラクターが星の数ほどいる中、限られたイベント参加回数でどのキャラクターのコスプレをするかはコスプレイヤーにとって正に究極の選択!また、取材する側にとっても限られた時間内でどれだけのレイヤーさんを取り上げることが出来るか、いかに他メディアと差別化するかに日夜苦心しています。
2024年は「ストフェス」「ホココス」といった大型イベントも復活し、コスプレ界はコロナ禍以前の盛り上がりを取り戻した感があります。インサイドではイベント機会、取材時間、人員の限られたリソースを総動員し、関東を中心に東海エリア、西は福岡までコスプレの魅力を伝えるべく取材を敢行。記事執筆の2024年7月下旬までに国内イベント取材で取り上げたコンテンツ数はなんと80以上、コスプレイヤーの延べ人数は400人を超えました!
本稿では取材実績を基にコンテンツ毎のコスプレイヤー数を集計しランキング形式でお届けします。2024年前半に推されたコンテンツは何か、2023年年間ランキングからの変動、新規コンテンツの動きにも注目です。なおこの集計は取材実績を基にしているため、実際のイベントの参加人数比を正確に反映しているわけではない事を予めご了承ください。
◆5位『崩壊:スターレイル』21人
5位には『崩壊:スターレイル』がランクイン。リリースから1年強で一気に支持を伸ばしてきました。銀河を舞台にした壮大なストーリーと美しいビジュアル、かわいいキャラクターがファンの心を掴んでいるようです。
キャラ毎のレイヤー人数は「ホタル」「三月なのか」が3人ずつ、「ロビン」「ルアン・メェイ」「ブラックスワン」が2人ずつとなりました。
◆4位『ブルーアーカイブ』24人
4位は『ブルーアーカイブ』がランクイン。
キャラ毎のレイヤー人数は「陸八魔アル」「小鳥遊ホシノ」が3人ずつ、「杏山カズサ」「飛鳥馬トキ」「聖園ミカ」2人ずつとなりました。
◆3位『原神』42人
3位は『原神』がランクイン。2023年年間ランキングの2位から3位へランクダウンしました。とはいえ42人は全体の約10%、ほぼ全てのイベントでコスプレイヤーがいる人気ぶりは健在です。
季節折々のイベントストーリーでゲーム初期に登場したキャラクターを取り上げることもあり、初期舞台のモンドからフォンテーヌまで各エリアのキャラがコスプレされています。「胡桃」5人、「雷電将軍」4人、「ナヴィア」「フリーナ」「フィッシュル」3人ずつとなりました。
◆2位『勝利の女神:NIKKE』54人
2位は『勝利の女神:NIKKE』がランクイン。2023年の3位からランクアップしました。人数も54人と前年年間43人から大幅に増えました。ニコ超の大型ブースでの公式レイヤー起用で人数をふやしましたが、それ以外のイベントでも着実に支持を集め堂々の2位獲得です。
「ソーダ」5人、「バイパー」「ティア」「ディーゼル」「ドロシー」3人ずつとなりました。それ以外にも多くのキャラがコスプレされており、魅力的なキャラが多いことが伺えます。
◆1位「ホロライブ」90人
1位を獲得したのは「ホロライブ」でした。2023年に引き続き24年前半も貫禄の1位獲得です。3月に開催されたコスプレOKの大型イベント「hololive SUPER EXPO 2024」で30人超の取材を行いましたが、それを除いても1位獲得となりコスプレ界での高い人気を証明しました。
「宝鐘マリン」11人、「星街すいせい」「儒烏風亭らでん」「さくらみこ」が7人ずつ、「沙花叉クロヱ」6人、「常闇トワ」「大空スバル」が5人ずつとなりました。
2024年前半のコスプレイベントでのコンテンツ毎のレイヤー人数ランキングでは「ホロライブ」が圧倒的強さを見せました。6位~10位は下記の通りとなりました。
6位『東方Project』17人
7位「にじさんじ」16人
8位「VOCALOID」15人
9位「葬送のフリーレン」7人
10位「Re:ゼロから始める異世界生活」
夏コミ、ゲームショウ、池ハロ、冬コミと大型イベントが目白押しの後半、「ホロライブ」のトップを脅かす存在が出てくるのか、大きく順位を伸ばしてくるコンテンツが出てくるのか注目です。