◆ブーストで駆け抜けて時間を止めろ!『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』は、2つのゲームがセットになった作品で、1つはソニック20周年を記念して2011年に発売された『ソニック ジェネレーションズ』。こちらは新要素を追加したリマスター版となります。
そしてもう1つが、『シャドウ ジェネレーションズ』。ソニックと瓜二つだが真っ黒な体のダークヒーロー、シャドウを主人公にした完全新作です。今回はこの『シャドウ ジェネレーションズ』の方をプレイしてきました。
試遊したステージは「スペースコロニー・アーク Act1」。いきなり宇宙空間に敷かれたレールに飛び出したシャドウ。そのまま勢いよく進みますが、ここでDualSenseのR2トリガーを押すと、左下のゲージを消費してブーストをかけることができます。これがもう気持ちいい!
宇宙空間ということもあり、地面から壁、壁から天井と、ぐるぐる回りながら縦横無尽に駆け巡り、しかも好きな時にこのブーストをかけてさらに加速します。実は筆者は『ソニック』シリーズを遊ぶのは久しぶりだったのですが、画面の目まぐるしさに反して、プレイは快適、まるで自分がやりこんでうまくなっているかのように錯覚する爽快感です。
ブーストでステージを駆け巡り、ホーミングで敵を破壊したりギミックを起動しながら進んでいくと、ミサイルに遭遇。ここで本作のポイントとなる新要素、カオスコントロールを使う場面となりました。
カオスコントロールは簡単に言えば、時間停止。発射されるミサイルを止めて、難なくクリアすることができます。カオスコントロールは分かりやすくギミックを回避するのに使用する場面もありますが、発動自体は画面中央下に表示されるカオスゲージがたまってさえいれば基本的にいつでも可能。敵の動きを止めて一方的に攻撃するなど、プレイヤーの発想次第でいろんな場面で使うことができそうです。
さらに進むとヒトデのような形をした敵キャラ、ドゥームズアイが現れ、シャドウは異次元空間のような捻じれた空間に放り出されます。頭がクラクラするような独特な浮遊感を味わいつつステージを進むと、最後はドゥームズアイとのバトルを経てステージクリア。
終始画面狭しとシャドウが駆け巡る圧巻のゲーム体験でした。
その後、「キングダムバレーACT1」も少しだけプレイ。こちらはうってかわって緑豊かな自然のステージ。そこで登場するのがもうひとつのポイント、ドゥームパワー。シャドウの新たな力となるドゥームパワーはいくつかあるとのことでしたが、こちらは水上を滑走するドゥームサーフを使うことができました。
ブーストを使って画面中を駆け巡る爽快感、時間を止めるカオスコントロール、さらに様々な力が解放されていくというドゥームパワー。
◆32人でわちゃわちゃソニック!『ソニックランブル』
さて、もうひとつご紹介したいのが『ソニックランブル』。こちらも『ソニック』シリーズのアクションゲームではありますが、なんと32人で遊ぶ対戦ゲームとなっています。
アクションのベースは確かにソニックではあるんですが、3つのステージを通してサバイバルし、1人の優勝を決めるバトルロワイアルなパーティーゲームになっています。
本作はモバイル端末向けということで発表されていましたが、PC版の発売も決定。ブースの待機列ではスマートフォンでチュートリアルをプレイして、実際の試遊ではPC版をコントローラーで遊ぶことができました。スマートフォン版は手軽にどこでもプレイできていいですが、やはりコントローラーは操作が安定して遊びやすいです。
今回筆者がプレイしたのは3つのステージを生き残りつつより多くのリングを集めるリングサバイバルで、最初のステージは化学工場を走り抜ける「ケミカルプラントラン」。ジャンプ台ですっ飛んで、ホーミングで敵を倒したり壁を壊したり、ソニックおなじみのアクションやギミックを使ってステージを駆け抜けていきます。
途中で落ちてしまっても、ロスはあるもののすぐ失格とはなりません。ここで最後まで到達すればクリアとなりますが、通過できるのは32人のうち16人、半分は脱落となります。
次のステージは「グリーンヒルサバイバル」。
こちらは先ほどとは違い、2回ステージから落下するとその時点で脱落となってしまいます。しかも、ステージの床はだんだん破壊されて狭くなってしまいます。エッグロボの動きをよく見て避けなければいけませんが、急な方向転換をしてくることもあるので注意が必要です。
ここでも半分が脱落して残りは8人。筆者も何とか残ることができました。最後のステージは「フローズンファクトリーリングバトル」。雪が積もったステージでアイテムやリングを集めて戦います。このステージ終了時に、より多くのリングを集めたプレイヤーが優勝です。
雪が積もった床は足がとられて遅くなり、アイテムやリングも見にくくなっています。誰かが通った後は雪がなくなり、すばやく移動することが可能に。ステージには途中で宝箱が出現することもありますから、移動経路を考えてスムーズに効率よく進むことが必要です。
この最終ステージではアイテムをとることによって他のプレイヤーへ攻撃することも可能になります。攻撃を受けると周りにリングをばらまいてしまうことに。画面には現在の1位プレイヤーがいる方向も表示されるので、慣れてくると1位を狙って他のプレイヤーが協力する、なんてことも起こりそうです。
筆者も頑張ってはみましたが、上位入賞とはならず。参加すればもれなくうちわのノベルティがもらえる他、8位から4位はペットボトルホルダー、3位以上はネックファンとさらに豪華なプレゼントがもらえます。筆者もペットボトルホルダーをいただきました。
爽快アクションの『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』は、10月25日発売予定。パッケージ版とデジタル版がPlayStation5、PlayStation4、ニンテンドースイッチで発売。Xbox Series X|S、Xbox On、Steam、EpicGamesはデジタルのみで発売。通常版が税込6,589円、デジタルデラックス版は税込7,689円、コレクターズエディション税込12,969円です。なお、コレクターズエディションはPS5とニンテンドースイッチのみとなります。
気軽にワイワイ遊べる『ソニックランブル』、は今冬配信予定で、アイテム課金ありの基本無料。