新作RPG『FAIRY TAIL２』プレイがきっかけで原作の沼にハマった話―世界観にキャラ、バトル…好きになる要素しかない！【先行プレイレポ】

コーエーテクモゲームスは、ガスト開発のRPG『FAIRY TAIL２』を2024年12月12日に発売します。本作はその名の通り、真島ヒロ先生の漫画「FAIRY TAIL」のアニメを原作とした新作ゲーム！物語のクライマックス「アルバレス帝国編」を描いているだけでなく、本作でしか見れないオリジナルストーリーまで綴られています。ゲームという別の目線からギルド「妖精の尻尾（読み：フェアリーテイル）」の戦いを深堀りすることができる、ファン必見の作品です。そんな本作をひと足お先に先行プレイできる機会に巡り会えた筆者の「FAIRY TAIL」履修歴は、TVアニメ第1期を放送当時にリアタイしたものの、記憶はおぼろげで、現在は完全新作アニメ「FAIRY TAIL 100年クエスト」が絶賛放送中という、完全置いてけぼり状態。典型的な“長寿作品すぎて途中で全く追えなくなった”パターンを踏んでいます。そこで今回、本作に触れるにあたってTVアニメを第1話から視聴。 24時間「FAIRY TAIL」生活をした結果、ゲームも後押しして完全に「FAIRY TAIL」沼にハマりました。まず、眩しすぎる主人公「ナツ」とその因縁の相手「ゼレフ」の関係性など、キャラクター性がぶっ刺さり。そしてメインヒロインでツッコミ役の「ルーシィ」をはじめとする女の子たちは、可愛いお顔に抜群のプロポーション……今見るとセクシーすぎて、「これが月曜19時や土曜の朝に放送されていた！？」と変な意味で驚愕。その上シリアスとギャグの塩梅も癖になる物語の面白さ……沼らないわけがありませんでした。話数が多すぎるといって追いかけるのが遅くなった自分をぶん殴りたい一心で、ゲームクリアまで突っ走って参りました。本稿では、そんな筆者のような「FAIRY TAIL」新参者にはもちろん、知り尽くした長年のファンにはオリジナルストーリーが用意されているという至れり尽くせりな『FAIRY TAIL２』の先行プレイレポートをお届けします！◆帝国編未履修でもOK！より「妖精の尻尾」をピックアップしたストーリー展開に本作は本編で「アルバレス帝国編」を丸ごと描いており、クリア後にゲームでしか味わえない限定のオリジナルストーリーを楽しめるという構成になっています。アニメと同じで、超豪華声優陣による完全フルボイスがとにかく最高！「アルバレス帝国編」の流れはTVアニメと比較すると、一言一句違わぬやり取りが繰り広げられるところもあれば語られる内容の順番が前後していたり、とあるキャラクターとの出会いの描写や登場人物が違っていたりする場面も。従来よりコンパクトに収まっているエピソードもある一方で、テキストでセリフを追えるゲームだからこそキャラクターの心理描写が深堀りされた専用ストーリーも登場します。物語を知っているという方であればあるほど、もう一度本作で改めて「妖精の尻尾」の軌跡を楽しめるでしょう。今回、まだ該当話数を視聴していなかった筆者はアニメで先に見るシーンもあれば、ゲームで先行して知ることもできるよう交互に物語を見てみましたが、ゲームだけでも十分に帝国編の内容がわかるようになっていると感じました。TVアニメで帝国編を完走した感想としては、ゲームは登場人物が絞られている分、より「妖精の尻尾」をピックアップした物語になっていると思います。プレイ後はより詳細に知るため、ぜひとも漫画またはアニメで帝国編に触れてみてください！とはいえ「FAIRY TAIL」自体に全く触れたことがない場合だと、畳み掛けるように次々に登場するキャラクターが「誰が誰だかわからない」状態に陥ると思うので、やはり漫画かアニメに軽く触れてからプレイする方がオススメです。◆コンボを繋げろ！原作同様の魔法で戦うリアルタイムバトルさて、本作はRPGということでバトルにも注目していきましょう。本作のバトルはターン制ではなく、行動ゲージが溜まるごとに動けるリアルタイムバトルが採用されています。通常攻撃や、SPを消費して放つスキルは名前もエフェクトも原作そのまま。ガシガシ「FAIRY TAIL」世界ならではの魔法バトルを体験できます。そしてスキルを当てて敵が持つHPとは別の「ブレイクゲージ」を削り切ると、味方が強力な一撃「リンクアタック」を繰り出してくれたり、敵がしばらく行動不能状態に陥ったりと良いこと尽くめ。スキルはSPが許す限り「コンボ」として連続で繰り出せ、コンボ持続中に同じスキルを繰り出すとダメージが上昇していきます。しかしコンボ中は消費SPもどんどん増えていくため、せいぜい2～3回連続で繰り出すとコンボが途切れることもしばしば。その問題を解決するのが、バトルのキーとなる「フェアリーランク」です。スキルを使用していくと自然と溜まっていくもので、ランクが上がるにつれてSP上限が上昇していきます。またフェアリーランクが上がると、カナやレビィ、ローグといったプレイアブル以外のキャラクターが助けに来て、バフや高火力攻撃を放ってくれる「超魔法」も使えるように。なお、このフェアリーランクは戦闘開始時に毎回リセットされるので、バトルのシメには超魔法を派手に使っておきたいところです。また合体技「ユニゾンレイド」も強力で、特にグレイ＆ジュビアなど特定の組み合わせで発動する特別な技は必見！「この2人には絶対ある！」という期待を裏切らず、胸アツ演出が展開されます。◆クリア後ストーリーはまさに“ご褒美”！？ドキッ！水着だらけの……ナントカそして本編をクリアすると解放されるのが、全4章からなる本作でしか味わえないオリジナルストーリー「隠されし秘境への鍵」です。その章の一つではなんと全員が水着（！？）になります。専用の水着衣装が用意されているので、ナイスバディで健康的な素肌を見せる女性陣のモデリングは必見です。もちろん、男性陣のムキムキで筋骨隆々なプロポーションも飛び出します！さらには作中で視聴者側がドキドキする感情を与えて揺さぶってくれるカップル組のお話も……？カナ＆ギルダーツ親子にフィーチャーしたお話もあり、まさに本編クリア後プレイヤーしか見られない、あ～んなことやこんなことを描いたご褒美ストーリーが展開されます。帝国編は原作をまだ見ていない方でも安心のストーリーでしたが、こちらは「FAIRY TAIL」を齧り尽していればいるほど新たな「妖精の尻尾」の一面を見られる内容といえるでしょう。正直このオリジナルストーリーを全力で噛みしめるためにも、「古くからのファンでいたかった……！」と履修が遅れたことを後悔しました。エルザがね……とても可愛らしいのです……。「隠されし秘境への鍵」は、ファンサービス精神満載の物語になっています。◆実は『ライザのアトリエ』要素も……ガスト好きも原作好きも、気になっていた方もぜひプレイして！以上、「FAIRY TAIL」新参者による新作ゲーム『FAIRY TAIL２』のプレイレポでした。筆者は現在アニメをちょうど100話強を見終えた状態で、残り200話以上をまだまだ視聴中。本作のプレイ体験がまさかの沼の入口となり、ここ1ヶ月近く毎日「FAIRY TAIL」で生活しています。ナンバリングタイトルということもあり、なおさら原作ファンでないと手を出しづらいかもしれません。しかし「前々からキャラクターが気になっていた！」「昔アニメ見てた！」のような方は、ボリュームあるRPG体験を通じてきっとハマっていくはず。また「Digital Deluxe」では『ライザのアトリエ』シリーズのコスチュームまで用意されているという、ガスト作品好きには至れり尽くせりです。ぜひ気軽に手を出してみてください！PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/ Steam向けゲームソフト『FAIRY TAIL２』は、2024年12月12日発売。価格はパッケージ版、ダウンロード版共通で8,580 円（税込）です。ダウンロード専売のデジタル豪華版「Digital Deluxe」の価格は10,780 円（税込）、ゲーム本体を除いたセット商品「Digital Deluxe Upgrade」は2,420円（税込）です。また、描き下ろしB2布ポスターやサントラCDなどが同梱された「GUILD BOX」の価格は15,980円（税込）、「ガストショップコンボセット」は27,960円（税込）となっています。詳細は『FAIRY TAIL２』公式サイトをご確認ください。©真島ヒロ・講談社／フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京 ©コーエーテクモゲームス