2017年3月3日に発売した「Nintendo Switch」(以下、スイッチ)は、1年目から様々な独占タイトルを展開し、好調な出足を見せました。その人気は翌年以降も衰えず、2024年12月末時点で販売台数は1億5,000万台を突破。
この名機の後継機となる「Nintendo Switch2」(以下、スイッチ2)が正式に発表され、大きな注目を集めました。詳細はまだ明かされていませんが、4月2日に実施される「Nintendo Direct: Nintendo Switch2」にて、様々な情報が公開されるものと思われます。
性能や遊べるゲームのラインナップなども気になるところですが、スイッチ2の「価格」にも並みならぬ関心が寄せられています。任天堂はこれまで低価格路線を貫いてきましたが、昨今の価格高騰や円安の影響など、価格を上げざるを得ない背景も推測できます。
任天堂がスイッチ2の希望小売価格をいくらに定めるのか、それは蓋を開けてみるまで分かりません。しかし、物価が右肩上がりの中、スイッチ2を求めるユーザーはどのくらいの価格まで出せるのか。発表に先駆け、その実態に迫ることは可能です。
2万円以下から5万円以上まで、購入したい金額を6段階の項目から選択するアンケートを実施したところ、176名の方々から回答をいただきました(無回答0.6%含む)。どの価格帯が最も多かったのか、ユーザーが求める率直な「スイッチ2の価格」の回答結果を発表します。
■現行のスイッチ程度(21,978円)~2万円以下は、全体の6.8%に留まる
ゲーム機に求める価格は、安ければ安いほどいい……とは、一概に言えません。安いに越したことはないものの、価格は機器の性能に直結するため、度を越した安さは低性能に繋がらざるを得ません。
安いのもユーザーの利益になりますが、快適なゲーム体験が可能な性能も同じくユーザーの利益と言えます。そうした事情を踏まえた投票者が多かったのか、最も少なかった回答結果は「現行のニンテンドースイッチ ライトと同価格帯(21,978円前後)」(第6位)でした。投票の割合は、1.1%に留まっています。
次いで少なかったのは、回答項目の中で一番安い価格設定の「2万円以下」(第5位)。投票率はやや伸びたものの、1.7%とこちらも一握りです。
続いて「現行のニンテンドースイッチと同価格帯(32,978円前後)」という声が、第4位にランクイン。こちらの投票率は4%と多少増えたものの、第4位から第6位を合算しても計6.8%と、規模としては小さめの結果になりました。
残りの90%以上の投票者は、現行のスイッチを超える価格設定であっても、スイッチ2への購入意欲を示しています。この傾向から鑑みると、物価高の実情に理解を示しているとも見えますし、スイッチ2に相応の性能を求めているといった向きもあると思われます。
高めの価格帯が上位3位を占めましたが、その中でも最も票を集めたのはどの回答だったのか。引き続きご覧ください。
■第3位「現行の有機ELモデルと同価格帯(37,980円前後)」:19.9%
スイッチ2の購入意欲で第3位に食い込んだのは、現行のスイッチで最も価格の高い「有機ELモデル」と同価格帯(37,980円前後)を選んだ意見でした。
現状のスイッチにおいて、「有機ELモデル」は最上のプレイ環境が楽しめる機器です。前世代機の上位モデルの価格が、次世代の標準モデルの価格に置き換えられるというのは、感覚的に納得しやすいバージョンアップと言えるかもしれません。
■第2位「5万円以上でも買う!」:28.4%
全体の28.4%の投票者が選択し、第2位となったのが、「5万円以上でも買う!」という意見でした。今回用意した回答の中では最も高額ですが、3割弱の投票者たちはスイッチ2の価値を相応に見積もっており、現行機と比べて大幅な値上げになっても購入意欲は高いようです。
同じ家庭用向けゲーム機としてライバルの関係にあるPS5は、発売当初54,978円(ディスクドライブ版)でした。そしてPS5は段階的に値上げされ、一部性能が向上したものの、今では7万9,980円まで上がっています。こうした現状を思えば、スイッチ2の価格が5万円を超えたとしても、受け入れるユーザーが一定数いるのも頷けます。
■第1位「4万円台までなら買う」:44.3%
第3位、第2位で投票率が大きく上がっていきましたが、今回最も票が集まったのは、「4万円台までなら買う」という意見でした。投票率もダントツの44.3%で、半数に近い回答者が4万円台という価格帯が妥当と考えている模様です。
スイッチが成功した理由のひとつは、低価格路線にあるとも言われています。安いほど購入するハードルは下がりますし、子供が複数いる家庭なら「一家に一台」ではなく「ひとり一台」という選択も採りやすくなります。1億5,000万台もの普及は、この狙いがハマったのも一因でしょう。
そのため、「スイッチ2で大幅な値上げをすると、ユーザーがついてこないのでは」と懸念する声もありました。しかし今回のアンケート結果を見ると、ある程度の値上げを受け入れる姿勢が見て取れます。
スイッチ2の価格が実際にいくらになるのか。それはまだ分かりませんが、スイッチと比べて多少高い程度ならば、反発よりも受け入れる人の方が多くなるかもしれません。
4月2日の新情報を受け、ユーザーがどのような反応を示すのか。全ては任天堂の決断と発表内容にかかっています。
今も多くのユーザーが、スイッチを愛用し楽しんでいます。
この名機の後継機となる「Nintendo Switch2」(以下、スイッチ2)が正式に発表され、大きな注目を集めました。詳細はまだ明かされていませんが、4月2日に実施される「Nintendo Direct: Nintendo Switch2」にて、様々な情報が公開されるものと思われます。
性能や遊べるゲームのラインナップなども気になるところですが、スイッチ2の「価格」にも並みならぬ関心が寄せられています。任天堂はこれまで低価格路線を貫いてきましたが、昨今の価格高騰や円安の影響など、価格を上げざるを得ない背景も推測できます。
任天堂がスイッチ2の希望小売価格をいくらに定めるのか、それは蓋を開けてみるまで分かりません。しかし、物価が右肩上がりの中、スイッチ2を求めるユーザーはどのくらいの価格まで出せるのか。発表に先駆け、その実態に迫ることは可能です。
2万円以下から5万円以上まで、購入したい金額を6段階の項目から選択するアンケートを実施したところ、176名の方々から回答をいただきました(無回答0.6%含む)。どの価格帯が最も多かったのか、ユーザーが求める率直な「スイッチ2の価格」の回答結果を発表します。
■現行のスイッチ程度(21,978円)~2万円以下は、全体の6.8%に留まる
ゲーム機に求める価格は、安ければ安いほどいい……とは、一概に言えません。安いに越したことはないものの、価格は機器の性能に直結するため、度を越した安さは低性能に繋がらざるを得ません。
安いのもユーザーの利益になりますが、快適なゲーム体験が可能な性能も同じくユーザーの利益と言えます。そうした事情を踏まえた投票者が多かったのか、最も少なかった回答結果は「現行のニンテンドースイッチ ライトと同価格帯(21,978円前後)」(第6位)でした。投票の割合は、1.1%に留まっています。
次いで少なかったのは、回答項目の中で一番安い価格設定の「2万円以下」(第5位)。投票率はやや伸びたものの、1.7%とこちらも一握りです。
続いて「現行のニンテンドースイッチと同価格帯(32,978円前後)」という声が、第4位にランクイン。こちらの投票率は4%と多少増えたものの、第4位から第6位を合算しても計6.8%と、規模としては小さめの結果になりました。
残りの90%以上の投票者は、現行のスイッチを超える価格設定であっても、スイッチ2への購入意欲を示しています。この傾向から鑑みると、物価高の実情に理解を示しているとも見えますし、スイッチ2に相応の性能を求めているといった向きもあると思われます。
高めの価格帯が上位3位を占めましたが、その中でも最も票を集めたのはどの回答だったのか。引き続きご覧ください。
■第3位「現行の有機ELモデルと同価格帯(37,980円前後)」:19.9%
スイッチ2の購入意欲で第3位に食い込んだのは、現行のスイッチで最も価格の高い「有機ELモデル」と同価格帯(37,980円前後)を選んだ意見でした。
現状のスイッチにおいて、「有機ELモデル」は最上のプレイ環境が楽しめる機器です。前世代機の上位モデルの価格が、次世代の標準モデルの価格に置き換えられるというのは、感覚的に納得しやすいバージョンアップと言えるかもしれません。
■第2位「5万円以上でも買う!」:28.4%
全体の28.4%の投票者が選択し、第2位となったのが、「5万円以上でも買う!」という意見でした。今回用意した回答の中では最も高額ですが、3割弱の投票者たちはスイッチ2の価値を相応に見積もっており、現行機と比べて大幅な値上げになっても購入意欲は高いようです。
同じ家庭用向けゲーム機としてライバルの関係にあるPS5は、発売当初54,978円(ディスクドライブ版)でした。そしてPS5は段階的に値上げされ、一部性能が向上したものの、今では7万9,980円まで上がっています。こうした現状を思えば、スイッチ2の価格が5万円を超えたとしても、受け入れるユーザーが一定数いるのも頷けます。
■第1位「4万円台までなら買う」:44.3%
第3位、第2位で投票率が大きく上がっていきましたが、今回最も票が集まったのは、「4万円台までなら買う」という意見でした。投票率もダントツの44.3%で、半数に近い回答者が4万円台という価格帯が妥当と考えている模様です。
スイッチが成功した理由のひとつは、低価格路線にあるとも言われています。安いほど購入するハードルは下がりますし、子供が複数いる家庭なら「一家に一台」ではなく「ひとり一台」という選択も採りやすくなります。1億5,000万台もの普及は、この狙いがハマったのも一因でしょう。
そのため、「スイッチ2で大幅な値上げをすると、ユーザーがついてこないのでは」と懸念する声もありました。しかし今回のアンケート結果を見ると、ある程度の値上げを受け入れる姿勢が見て取れます。
スイッチ2の価格が実際にいくらになるのか。それはまだ分かりませんが、スイッチと比べて多少高い程度ならば、反発よりも受け入れる人の方が多くなるかもしれません。
4月2日の新情報を受け、ユーザーがどのような反応を示すのか。全ては任天堂の決断と発表内容にかかっています。
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