任天堂は、フロム・ソフトウェアが手がけるニンテンドースイッチ2向けソフト『The Duskbloods(ダスクブラッド)』のクリエイターズボイスを公開しました。宮崎英高ディレクターへのインタビューを通し、本作のゲームサイクルやアクション面が語られています。
◆『The Duskbloods』の基本的なゲームサイクルが判明!
本作は、最大8人によるプレイヤー同士の戦い、そしてプレイヤーと敵との戦いが展開されるPvPvEベースのマルチプレイアクションゲームです。プレイヤーは特別な血の力によって人間を超える力を得た「黄昏の血族」となり、「始まりの血」を巡る壮絶な戦いに身を投じます。
まずは本作のゲームサイクルを紹介。プレイヤーは「拠点」にあたる場所で操作キャラクターを選択・カスタマイズし、オンラインマルチに参加します。勝利または敗北で拠点に帰還し、得た報酬でキャラクターをカスタマイズして、またオンラインマルチに参加するという流れです。
勝利条件は基本的に1人の生き残りです。勝利点の概念もあり、獲得方法は直接戦闘が最も大きいですが、例えば漁夫の利を狙うといった立ち回りも可能。各自が召喚できるパートナー的な存在も用意されており、戦い方の自由度はかなり高いそうです。
また、勝利条件は状況により変化します。特定の強大なボスを協力して倒すことが条件になることもあれば、より特殊な状況も起こり得るとのこと。PvEのボスについても、しっかりと手応えと達成感のあるものを用意するつもりだといいます。
さらに、繰り返しプレイを単調にしないための変化要素として「イベント」が用意されています。
そして、全体的な勝利以外に「個人的な目標」も存在します。達成することで受け取れる報酬があり、この辺りで対人戦が苦手な人でも楽しめるゲームデザインを目指すといいます。
これに関連して「ロール要素」もあります。プレイヤーに特別な役割とミッションを与え、時にはプレイヤー間に特別な関係性を発生させるような要素とのこと。
例えば「宿命の仇敵」のロールでは、他プレイヤーの中に仇敵が存在し、それを倒すことが全体的な勝利とは別の個別目標になります。「運命的な伴侶」のロールでは、他プレイヤーの中にいる対象を探し出し、絆を結ぶことで、特別な報酬が得られます。こうしたロールはカスタマイズで任意に設定できます。
◆アクション面はフロム・ソフトウェアの過去作と比べても、より超人的で大胆!
登場キャラクターは複数存在し、その中から適宜操作キャラクターを選択します。いずれも名前のある固有の存在で、全部で10を大きく超える数を用意。ある程度カスタマイズも可能です。
キャラクターたちは「血族」という人間を超える力を得た存在なため、アクション面はフロム・ソフトウェアの過去作と比べても、より超人的で大胆なものになっているとのこと。
かなりの高さまで跳べる大ジャンプや、空中を蹴り、駆けるような動きなど、基本アクションもダイナミックでストレスの少ないものになっています。血族たちの使う武器、そして特別な技の数々についても、想像の幅が大きいものになっているそうです。
また、銃器が普通に存在する世界観であり、すべてのキャラクターに何らかの離れた場所への攻撃手段が用意されています。
◆カスタマイズ要素を通して世界観・物語が断片的に語られる
先ほどから何度が登場しているカスタマイズ要素では、キャラクターの「血の歴史、運命」を解析し、また改変することにより、そのキャラクターの能力、技、見た目あるいは内面的な特徴、世界における役割や関係性を任意にカスタマイズできます。
本作でもフロム・ソフトウェア作品の特徴である、断片的に世界と物語を語り、それを読み解く、あるいはその空白を想像する楽しみを用意。ただし、そのための断片は過去作とは少し異なり、上記のカスタマイズ要素を通して語られるといいます。
なお、本作の舞台は特定の場所・時代ではないとのこと。ゴシックあるいはヴィクトリアンの雰囲気を持った王道のマップもあれば、列車が走る近代末期といった雰囲気のマップもあります。
ちなみに、トレイラーの最後に映っていたネズミのような存在は、『DARK SOULS』シリーズでいう「火防女」のような役割を担うキャラクターだといいます。拠点で主人公に助言を授け、導いてくれるとのこと。任天堂ハードでリリースするために、任天堂らしさ(愛らしさを狙う)を意識したそうですが、実際は「お爺ちゃん」だといいます。
『The Duskbloods』はニンテンドースイッチ2向けに2026年発売予定。インタビュー全文は、任天堂公式サイトの「クリエイターズボイス」をご確認ください。
※記事内で登場しているワードは仮称のものも含まれます。
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◆『The Duskbloods』の基本的なゲームサイクルが判明!
本作は、最大8人によるプレイヤー同士の戦い、そしてプレイヤーと敵との戦いが展開されるPvPvEベースのマルチプレイアクションゲームです。プレイヤーは特別な血の力によって人間を超える力を得た「黄昏の血族」となり、「始まりの血」を巡る壮絶な戦いに身を投じます。
まずは本作のゲームサイクルを紹介。プレイヤーは「拠点」にあたる場所で操作キャラクターを選択・カスタマイズし、オンラインマルチに参加します。勝利または敗北で拠点に帰還し、得た報酬でキャラクターをカスタマイズして、またオンラインマルチに参加するという流れです。
勝利条件は基本的に1人の生き残りです。勝利点の概念もあり、獲得方法は直接戦闘が最も大きいですが、例えば漁夫の利を狙うといった立ち回りも可能。各自が召喚できるパートナー的な存在も用意されており、戦い方の自由度はかなり高いそうです。
また、勝利条件は状況により変化します。特定の強大なボスを協力して倒すことが条件になることもあれば、より特殊な状況も起こり得るとのこと。PvEのボスについても、しっかりと手応えと達成感のあるものを用意するつもりだといいます。
さらに、繰り返しプレイを単調にしないための変化要素として「イベント」が用意されています。
ゲーム全体に影響を及ぼす特別な要素で、特定の敵が登場したり、追加のミッションやボーナスが発生したりなど。トレイラーに映っていた空に浮かぶ巨大な黒い石の顔のようなものも、特別なイベントのひとつです。
そして、全体的な勝利以外に「個人的な目標」も存在します。達成することで受け取れる報酬があり、この辺りで対人戦が苦手な人でも楽しめるゲームデザインを目指すといいます。
これに関連して「ロール要素」もあります。プレイヤーに特別な役割とミッションを与え、時にはプレイヤー間に特別な関係性を発生させるような要素とのこと。
例えば「宿命の仇敵」のロールでは、他プレイヤーの中に仇敵が存在し、それを倒すことが全体的な勝利とは別の個別目標になります。「運命的な伴侶」のロールでは、他プレイヤーの中にいる対象を探し出し、絆を結ぶことで、特別な報酬が得られます。こうしたロールはカスタマイズで任意に設定できます。
◆アクション面はフロム・ソフトウェアの過去作と比べても、より超人的で大胆!
登場キャラクターは複数存在し、その中から適宜操作キャラクターを選択します。いずれも名前のある固有の存在で、全部で10を大きく超える数を用意。ある程度カスタマイズも可能です。
キャラクターたちは「血族」という人間を超える力を得た存在なため、アクション面はフロム・ソフトウェアの過去作と比べても、より超人的で大胆なものになっているとのこと。
かなりの高さまで跳べる大ジャンプや、空中を蹴り、駆けるような動きなど、基本アクションもダイナミックでストレスの少ないものになっています。血族たちの使う武器、そして特別な技の数々についても、想像の幅が大きいものになっているそうです。
また、銃器が普通に存在する世界観であり、すべてのキャラクターに何らかの離れた場所への攻撃手段が用意されています。
◆カスタマイズ要素を通して世界観・物語が断片的に語られる
先ほどから何度が登場しているカスタマイズ要素では、キャラクターの「血の歴史、運命」を解析し、また改変することにより、そのキャラクターの能力、技、見た目あるいは内面的な特徴、世界における役割や関係性を任意にカスタマイズできます。
本作でもフロム・ソフトウェア作品の特徴である、断片的に世界と物語を語り、それを読み解く、あるいはその空白を想像する楽しみを用意。ただし、そのための断片は過去作とは少し異なり、上記のカスタマイズ要素を通して語られるといいます。
なお、本作の舞台は特定の場所・時代ではないとのこと。ゴシックあるいはヴィクトリアンの雰囲気を持った王道のマップもあれば、列車が走る近代末期といった雰囲気のマップもあります。
ちなみに、トレイラーの最後に映っていたネズミのような存在は、『DARK SOULS』シリーズでいう「火防女」のような役割を担うキャラクターだといいます。拠点で主人公に助言を授け、導いてくれるとのこと。任天堂ハードでリリースするために、任天堂らしさ(愛らしさを狙う)を意識したそうですが、実際は「お爺ちゃん」だといいます。
『The Duskbloods』はニンテンドースイッチ2向けに2026年発売予定。インタビュー全文は、任天堂公式サイトの「クリエイターズボイス」をご確認ください。
※記事内で登場しているワードは仮称のものも含まれます。
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