『勝利の女神:NIKKE』の節目となる2.5周年が、徐々に近づいてきました。通例通りならば、期間限定イベントをはじめ様々なコンテンツが実装され、大いに盛り上がることでしょう。


そして周年記念といえば、外せないのが実装される新ニケです。0.5周年に実装された「ドロシー」をはじめ、「レッドフード」に「クラウン」、昨年の2周年では「シンデレラ」と「グレイブ」が同時期に実装されました。また、ログインボーナスなどで手に入る配布ニケの存在も気になるところです。

2.5周年の実装内容はまだ未発表ですが、新ニケの候補となりそうな対象はある程度絞られています。果たして誰が有力候補なのか、発表に先駆けて関心が集まっているニケをピックアップしました。

■2.5周年実装の最有力候補は、やはり「セイレーン」!
2.5周年に合わせて実装される新ニケとして、最も注目を集めているのは「セイレーン」と言っても過言ではないでしょう。正式名称は「リトルマーメイド」で、シンデレラを筆頭とするオールドテイルズ部隊に所属していたニケです。

「セイレーン」はシンデレラが実装された2周年のイベントストーリーに登場し、部隊の仲間と共にクイーンの討伐に向かったものの、敵の攻撃により脱落・行方不明となっていました。

その「セイレーン」に関する情報が、直近の展開で次々と明らかになっています。まずは、メインシナリオの最新章で、セイレーンが残したと思われるメッセージが見つかり、それをきっかけにシンデレラとグレイブが指揮官のもとを離れ、捜索に向かいました。

また、先日公開されたサイドストーリーでは、メインシナリオで敵対した「レヴィアタン」の過去が描かれ、彼女が変異した経緯などが判明。この物語に深く関わったのが、当時行方不明となっていた「セイレーン」です。
ふたりの出会いを通じて、それぞれの内面や心情が語られたのも印象的でした。

約半年前に初登場を飾り、メイン・サブといった大きな舞台で焦点が当てられた「セイレーン」。記念生放送のタイトルも、「想いをつなぐ、深海の舞台へ」と水に関連する彼女を連想させますし、連続して公開されている映像「孤独な泡沫の物語」も、オールドテイルズ部隊との関連性を匂わせています。

物語面を含め、2.5周年に向けた大きな動きの数々が「セイレーン」に繋がっており、そのため実装への期待が高まっています。

また、2.5周年に向けた人気投票が行われ、そのひとつとなる「一番好きなNPC」という投票枠の中に、「セイレーン」の姿はありませんでした。「リリーバイス」や「ドリリー」といった、かつて活躍したニケから少し前のメインシナリオに登場したニケまでいるにも関わらず、「セイレーン」は投票対象に含まれていなかったのです。

「一番好きなNPC」の対象に含まれていなかったことから、「次回のイベントで実装されるのでは?」と予想する声がSNSなどに飛び交っており、「セイレーン」実装に期待する勢いが加速しています。

ゲーム内の展開も「セイレーン」に関わるものが多く、人気投票の件も実装予定であれば納得です。こうした背景を踏まえると、2.5周年に実装されるのは「セイレーン」と考えてしまうのも、無理のない話でしょう。多くのユーザーが望んだ通り、「セイレーン」が実装されるのか否か。正式発表に注目しましょう。

■「レヴィアタン」実装にも期待募るが、状況的な難しさも
仮に「セイレーン」が2.5周年で実装されるとしても、新実装はそれだけに留まらない可能性が大です。


周年記念では、通例としてイベント配布の新ニケも実装されていますし、2周年の時はシンデレラとグレイブのWピックアップ足す配布ニケという構成でした。そのため、あと1体ないし2体の新ニケが実装される可能性が十分あります。

「セイレーン」と同じ部隊に所属する「ヘンゼル」と「グレーテル」も、実装の要望が多いニケです。しかし、このふたりも行方が知れず、生死も不明。周年イベントで掘り下げるにしても、いささか急すぎるところです。

SNS上の予想では、「セイレーン」に関連するキャラとしては、サイドストーリーで共に語られた「レヴィアタン」に注目する意見が多めです。彼女は当初、指揮官率いる「カウンターズ」部隊と敵対する立場でしたが、その戦いが痛み分けに終わった後、ある経緯から一時的に休戦状態となりました。

この休戦中、わずかながら関係に変化も見られ、協力関係を結べそうな雰囲気になったことも。その状態が続けば、実装も可能では……と思われたほどです。

残念ながら、休戦は破棄のような形で終わりを迎え、再び敵対する形での別れとなってしまいました。そのため、仮に実装されるとしても、現状の距離感のままでは難しく、改めて関係を構築する時間が必須かと思われます。

また、さきほど触れた「一番好きなNPC」の件ですが、「レヴィアタン」は投票対象の枠に含まれていました。
この投票対象を理由に考えるならば、「セイレーン」は実装され、「レヴィアタン」の実装はまだ見送られるのかもしれません。

■キービジュアルを彩った「あのふたり」も可能性十分
まだ先行きが見えない「レヴィアタン」とは裏腹に、なんらかの展開を期待できそうなニケもいます。その中でも有力なのが「ミハラ」と「ユニ」です。

ワードレス部隊に所属する「ミハラ」と「ユニ」について詳しく語ると、大きなネタバレになってしまうため、詳細を避けつつ補足しますが、「ミハラ」の記憶抹消処分をきっかけに「ユニ」が暴走し、アークの市民に被害を及ぼす事件にまで発展してしまいました。

その罰として「ユニ」は、キメラ的な処置を受けて外見が大きく変わり、満足に喋ることもできなくなってしまいます。また、記憶を失った「ミハラ」も、そんな彼女とどう接すればいいのか分からず、戸惑いの日々が続きました。

それでもふたりは寄り添い合うことを決め、運命共同体となり、敵の希少個体を見つける任務に向かう……というのが、現状におけるふたりの立ち位置です。

色々な意味で、装いも覚悟も変わった彼女たちなので、以前から「いずれ実装されるのでは」といった意見がたびたび上がっていましたが、2.5周年を前にその要望が再燃しています。

もちろん、火のないところに煙は立ちません。まず大きな理由のひとつが、直近のサイドストーリーへの登場です。「セイレーン」と「レヴィアタン」をメインで描いた一方で、地上を探索する「ミハラ」と「ユニ」の描写がわずかながら挟まれました。この登場タイミングから、「2.5周年と関連するのでは」といった予想が持ち上がっています。


また、2.5周年のキービジュアルには、カウンターズ部隊を中心に、メティス部隊の3人、「シンデレラ」と「グレイブ」もいますが、その左上には「ミハラ」と「ユニ」の姿もあります。

メティス部隊やシンデレラたちは、最新のメインシナリオで同行していたメンバーなので、カウンターズ部隊と共に並んでいても納得できます。しかし、「ミハラ」と「ユニ」は完全に別行動なので、彼女たちは独自の立場から2.5周年に関わる可能性が高そうです。

新たな姿での実装が期待されており、最新のサイドストーリーにも登場、そしてキービジュアルを飾るなど、こちらも動きが活発な「ミハラ」と「ユニ」。彼女たちの動向にもぜひご注目あれ。

■いよいよ来るのか? 新たな「アニス」が!?
実装への期待という点では、カウンターズ部隊のひとり「アニス」も外せません。彼女は、同部隊の「ラピ」と並び、プレイヤーである指揮官と最も長く共にいるニケです。

弱音を吐くこともありますが、踏みとどまる心の強さを持ち合わせており、様々なニケに囲まれながらも指揮官を支え、守り続けてきた「アニス」。しかし近年では、特に優れたニケに囲まれる機会が多く、比較して自分の無力さを悔やむ場面も見受けられます。

同僚の「ラピ」は自身の迷いを断ち切り、今は「ラピ:レッドフード」となって新たな力を獲得しました。その姿に刺激を受けたのか、「アニス」も新たな一歩を踏み出すべく、部隊から一時的に離れ、過去との決別に踏み出します。

その行動はまだ過程で、これから本格化するものと思われますが、その流れが2.5周年で描かれた場合、ラピ:レッドフードのように新たな「アニス」となって新実装されるかもしれません。


「アニス」は、夏のイベントに合わせて水着姿でSSRに昇格したこともありましたが、元来の彼女は以前のラピと同じSR。ここで新たな自分となり、晴れてSSRになって実装されて欲しい……そう願うファンも少なくないことでしょう。

この先に待ち構えている激戦を思えば、ラピだけでなく「アニス」も強化されれば、指揮官として有り難いのも事実。長く語られなかった「アニス」の過去と共に、新展開に期待が高まります。

ただし、「アニス」の新たな歩みはまだ始まったばかり。2.5周年だけで昇華するとなると、駆け足になってしまう恐れがあります。いずれメインシナリオで描かれるとすれば、「アニス」の新たなSSRはまだもう少し先になるのかもしれません。

直近の動きや2.5周年との関連性から、以上の5人を新実装の候補としてチョイスしてみました。有望なのはやはり「セイレーン」ですが、それでもあくまで予想の範囲に過ぎません。

このほかにも、ラピよりも早く強化されたアブソルート部隊の3人や、クラウンの忠実なるしもべである「チャイム」、最近音沙汰のない「パピヨン」、その後の展開が気になる「E.H.」なども、実装の要望が多いニケは数多くいます。

メインシナリオに登場した「ハンマリング」や「ドリリー」はいつ再登場してもおかしくありませんし、「リヴァリン」と「フラジャイル」の周辺も掘り下げが期待されています。また、過去の物語を紐解けば、「リリーバイス」や「薔花」の実装を願う人も多いはず。


実装への要望が多岐にわたる中、2.5周年では誰が新たに加わるのか。今回もきっと、驚きと歓喜が彩る発表となることでしょう。
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