自由度の高さが魅力な生活系ゲーム5選！大人気の『ファンタジーライフi』や和風な世界観になった「ルーンファクトリー」最新作など

筆者は、現実世界から離れて別世界で自由な生活を送りたくなったとき、生活系ゲームで遊びたくなることがあるのですが皆さんはどうでしょうか。都会から離れた田舎で、作物の栽培や釣り、動物の飼育に建物の建築、住民とのコミュニケーションやロマンス、ダンジョン探索などが、スローライフやRPGと共に楽しめるのですから、気分転換には最適ですよね。そこでこの記事では、生活系ゲームの中から5作品をピックアップして紹介します。現在進行形で盛り上がりを見せているタイトルから、今後発売されるものまで掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。◆『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Steam)『ファンタジーライフｉ グルグルの竜と時をぬすむ少女』は、2012年に発売された生活系RPG『ファンタジーライフ』から続く同名シリーズの4作品目です。シリーズでおなじみの世界「ファンタジール」のどこかに浮かぶ島「ミステ島」を舞台に、思いのままに作成したアバターで14種類の「ライフ(職業)」に就き、料理を作ったり、島を発展させたり、時には仲間と共にモンスターと戦いましょう。ライフは、4つの戦闘職に4つの採取職、そして6つの制作職からいつでも好きなものに切り替えることが可能です。前作から「農家」と「芸術家」が新たに加わり遊びの幅も広がっているので、過去作をプレイ済みの方も楽しめますね。ゲームの目標は、栄えていた1000年前の島で資源を集め、廃れてしまった現代の島を復興させることです。島の復興の鍵となるクラフト要素では、好みの形に地形を変えたり、気の向くままに街づくりをしたり、自宅の家具を変えて気分転換したりと様々な楽しみ方ができます。この自由度の高さが本作の売りの1つです。ゲームを進めていけば、ぽっかりとあいた大穴や骨の姿をした謎のドラゴンや、「世界を救って」と願う少女のメッセージなど、島に存在する大きな謎も明らかになっていきます。RPG作品らしいメインストーリーも存分に楽しみましょう。2025年5月22日に発売された本作は、Steamで同接5万人を超え、評価でも“非常に好評”を獲得、また、発売2日で全世界累計販売本数が50万本を突破するなど盛り上がりを見せています。自由気ままなスローライフも、世界の命運を懸けた冒険もこれ一本で楽しめる今注目のタイトル。無料DLCやSwitch2版の発売も予定されているので、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。◆『龍の国 ルーンファクトリー』(ニンテンドースイッチ2/ニンテンドースイッチ/Steam)『龍の国 ルーンファクトリー』は、農業や牧場などのスローライフに加え、ダンジョンでの冒険も楽しめる「ルーンファクトリー」シリーズの最新作です。本作では、過去の厄災「龍星崩落」により大地がバラバラとなった東の国「アズマ」を舞台に、男主人公「流浪の狩人・スバル」と女主人公「流離の巫女・カグヤ」から好きな方を選んでプレイすることになります。“舞”を通じて世界を救う「大地の舞手」として、相棒の「モコロン」と共に、神々を探す冒険に旅立ちましょう。大地の舞手は、傘や鼓、剣などを使って舞うことで、その道具が持つ能力を発揮し、戦闘に限らず様々なアクションを行うことが可能です。「弓」や「呪符」といった新たな和風武器も登場しますので、過去作以上に多彩な戦闘が楽しめそうですね。生活の拠点となる「里」は、厄災によって過疎化が進み、荒れ地と化しています。プレイヤーは、畑を耕して作物を育てたり、川を引いて水車を設置したり、家を建てたりと「里山づくり」に勤しみましょう。復興が進み里が賑わえば、里での生活の自由度がより広がっていきます。釣りをしたり、料理を作ったり、時には恋愛をしたりと思い思いの時間を過ごしてはいかがでしょうか。ナンバリング最新作『ルーンファクトリー6』とは異なる体験が魅力の本作。今作ではじめて遊ぶ方、前作を遊んでいない方も楽しめる作品となっています。◆『なつもん！ ２０世紀の夏休み』(ニンテンドースイッチ/Steam)『なつもん！ ２０世紀の夏休み』は、『ぼくのなつやすみ』や『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」～おわらない七日間の旅～』など、ノスタルジーがテーマの作品を数多く手掛けてきたミレニアムキッチンの綾部和氏によるアクションアドベンチャーです。舞台となる「よもぎ町」は海と山に囲まれた自然豊かな田舎町。プレイヤーはサーカス団の団長のひとり息子としてこの町を訪れ、ほのぼのした夏休みを過ごすことになります。日本の夏休みを描いたタイトルが数多くある中での本作の大きな特徴は、ローディングや画面の切り替えを挟まずにさまざまな場所に移動可能なオープンワールドが採用されていることです。またサーカス団の子供という特殊な設定を活かし、まるで『ゼルダの伝説』でおなじみの「リンク」のような華麗なアクションが可能となっています。20世紀の日本の夏を自由にかけ回ることができる、これだけで魅力を感じませんか。もちろん、夏休みゲーらしく魚釣りに昆虫採集、水泳や木登り、さらに地元の子どもたちと一緒に探検に出かけたり、町で起きる難事件を解決したりと定番要素も盛り沢山となっています。クリアまでに要する時間はおよそ25時間ほどなので、エンディングを見る前に夏が終わる事態になりにくい、丁度いいボリューム感なのも魅力の1つです。また、2025年7月10日(木)には、新エリア「夕焼け島」を舞台とした物語が楽しめる、追加コンテンツ「ゆうやけの島とラジオ局」をセットにしたパッケージ版『なつもん！ ２０世紀の夏休み＋ゆうやけの島とラジオ局』の発売も予定されています。自由度の高い夏ゲーを探している方は、今年の遊びの計画に組み込んでみてはいかがでしょうか。◆『牧場物語 Welcome！ワンダフルライフ』(ニンテンドースイッチ/PS5)『牧場物語 Welcome！ワンダフルライフ』は、2003年にニンテンドーゲームキューブ用ソフトとして発売された『牧場物語 ワンダフルライフ』のリメイク作品です。イベントが70種類以上追加されたほか、動物や作物、カメラ機能などが追加されています。畑仕事は、整地に種まき、水やり、収穫に加えて、農業機器を導入しての効率化や、「ツルタン」というちょっぴり変わった生物に協力して貰っての品種改良などが可能です。酪農では、放牧やエサやり、ミルク・たまご・羊毛などの採り入れだけでなく、メスのウシに「たねつけ」をしたり、子どものウシのお世話をしたりと、リアルな酪農体験が楽しめます。ブラッシングやほおずりなどもできるので、動物に沢山愛情を注いであげてください。なお、くれぐれも睡眠の邪魔はしないように。牧場物語といえば、結婚イベントも忘れてはなりません。新たに結構候補に追加されたメンバーや、20年の時を経てシュッとした「マッシュ」との恋愛が楽しめます。また、人生を彩る一大イベント「結婚式」も開催されるようになりましたので、よりワンダフルな人生を送れるようになりました。2025年8月28日には新作『牧場物語 Let&apos;s！風のグランドバザール』の発売が予定されている本シリーズ。最新作発売に備えて、山あいの集落「わすれ谷」で、個性豊かな住人、そして家族に囲まれながらゆったりとした牧場生活を楽しんでみてはいかがですか。◆『ハーヴェステラ』(ニンテンドースイッチ/Steam)『ハーヴェステラ』は、四季を彩るファンタジー世界を舞台に生活・交流・冒険が楽しめる生活シミュレーションRPGです。季節の節目に訪れ、全ての生命を脅かす災厄「死季」のさなかに目覚めた主人公は、辺境の村で自給自足の生活をしながら、科学者の少女「アリア」とともに世界の真実を探すことになります。生活シムは、プレイヤーが自由にゲームを進められる自由度の高さが売りの1つですが、それ故に“次は何をすれば良いのかわからない”となりがちです。本作は生活シムとしてのある程度の自由は確保しつつも、スクエニ作品らしく、完成度の高いメインストーリーが大きな目的として存在します。そしてこのストーリーの良さが、2022年に発売されたにも関わらず、今も根強いファンがいる理由の1つでしょう。また、生活系としては珍しいガッツリとしたRPG要素も特徴的です。フィールドに存在する敵とシームレスに戦闘が開始されたら、複数のジョブや、攻撃予測を活用した回避行動などを使い分けて戦いましょう。なお、一応アクションRPGでもある本作ですが、そこまでシビアなアクションが求められる作品ではないので、激しい戦闘が得意ではないという方でも遊びやすい設計となっています。美しいグラフィックと、完成度の高いストーリー、そして手頃な戦闘が楽しめる生活シムをお探しの方におすすめのタイトルです。以上、生活系ゲーム5タイトルの紹介でした。『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』や『龍の国 ルーンファクトリー』は、6月5日には発売されるニンテンドースイッチ2のローンチタイトルにもなっていますので、よろしければ手に取ってみてはいかがでしょうか。