漫画家の柴田亜美先生が7月24日、「ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 ニセ勇者本」の制作エピソードをX(旧Twitter)に投稿。ビアンカにまつわる“心底悲しい話題”を披露し、注目を集めています。


◆花嫁に選ばれなかった「ビアンカ」のその後
柴田先生は、その昔エニックスから発刊されていたアンソロジーコミック「ドラゴンクエスト4コママンガ劇場」の参加作者。現在は10月30日に発売される「ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 ニセ勇者本(以下、ニセ勇者本)」の制作を進めています。

柴田先生によれば、「ニセ勇者本」の担当者はRPGが苦手で『ドラゴンクエスト』も未経験のため、ネーム提出の際は「クリフトってキャラはすごく長い帽子をかぶっていてー…」といった具合に、ギャグネタの意味を自らの口で説明するという、柴田先生いわく「地獄のような作業」があるといいます。

そうした中、『ドラゴンクエスト5』の花嫁論争で有名な「ビアンカ」にまつわるネームを提出した際にも、彼女のキャラクター事情を説明したとのこと。その内容は「ビアンカは花嫁に選ばれなかったら山奥で血が繋がっていない病弱な父親の介護をして暮らすんです」というもので、柴田先生は「心底哀しいネタの説明作業をしました」と振り返っています。

◆「罪悪感がヤバかった」など当時を振り返る声
柴田先生の説明通り、ゲーム内でもビアンカは花嫁に選ばなかった場合、義理の父である「ダンカン」と山奥の村に住み続け、独身を貫き通すという生涯を過ごします。

柴田先生の投稿にX上では「フローラを選んだ後、罪悪感で山奥の村には行けませんでした」「フローラを選んだ後のビアンカが不憫で…ちがっ、金に目は眩んでない」「だから毎回ビアンカを選んでしまう。フローラにはアンディがいるもの」「フローラを選ぶと山奥の村の墓地に墓が1つ増えるなんて都市伝説もあったね」など当時の思い出に浸る反応が寄せられています。
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