子供の頃に経験したゆったりと流れる夏の時間を懐かしく感じることはありませんか。筆者はそんな時、「ぼくなつ」のようなゲームをプレイしたくなります。
そんなわけでこの記事では、ノスタルジー溢れる夏ゲーを5つ紹介します。舞台は日本にフランス、異世界まで取り揃えていますので、ぜひ最後までご覧ください。
◆『なつもん! 20世紀の夏休み』(ニンテンドースイッチ/Steam)
『なつもん! 20世紀の夏休み』は、『ぼくのなつやすみ』や『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~』など、ノスタルジーがテーマの作品を数多く手掛けてきたミレニアムキッチンの綾部和氏によるアクションアドベンチャーです。
舞台となる「よもぎ町」は海と山に囲まれた自然豊かな田舎町。プレイヤーはサーカス団の団長のひとり息子としてこの町を訪れ、ほのぼのした夏休みを過ごすことになります。
日本の夏休みを描いたタイトルが数多くある中での本作の大きな特徴は、ローディングや画面の切り替えを挟まずにさまざまな場所に移動可能なオープンワールドが採用されていることです。またサーカス団の子供という特殊な設定を活かし、まるで『ゼルダの伝説』でおなじみの「リンク」のような華麗なアクションが可能となっています。20世紀の日本の夏を自由にかけ回ることができる、これだけで魅力を感じませんか。
もちろん、夏休みゲーらしく魚釣りに昆虫採集、水泳や木登り、さらに地元の子どもたちと一緒に探検に出かけたり、町で起きる難事件を解決したりと定番要素も盛り沢山となっています。
2025年7月10日(木)には、新エリア「夕焼け島」を舞台とした物語が楽しめる、追加コンテンツ「ゆうやけの島とラジオ局」をセットにしたパッケージ版『なつもん! 20世紀の夏休み+ゆうやけの島とラジオ局』も発売され、より遊びやすくなった本作。
自由度の高い夏ゲーを探している方は、今年の遊びの計画に組み込んでみてはいかがでしょうか。
◆『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~』(ニンテンドースイッチ/PS4/Steam/PC)
『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」』は、夏休みを九州で過ごすことになった野原一家の物語が描かれるアドベンチャーゲームです。
本作は、名作『ぼくのなつやすみ』シリーズ監督の綾部和氏が手掛けたこともあり、ゲームの雰囲気が限りなくぼくなつに近い物となっています。
たとえばゲーム内での一日は、朝起きて「アッソー体操」で身体を動かし、そのあとお世話になっている「ひのやま家」の皆と食事、日中はいろいろな場所を駆けめぐって遊ぶなど自由に過ごし、夜は「ひろし」とお風呂に入り、寝る前に絵日記を書くといった流れです。まさにぼくなつですね。もちろん、虫取り・魚釣り、野菜作りなども楽しめますよ。
ノスタルジーな夏を楽しみたい方にはピッタリの作品です。まだ未プレイの方はぜひ遊んでみてください。
◆『忘れないで、おとなになっても。』(ニンテンドースイッチ/Steam/スマホ)
『忘れないで、おとなになっても。』は、ノスタルジックな昭和の世界を舞台にしたシネマティックアドベンチャーゲームです。
母と妹と共に、どこにでもある小さな町「加賀美町」を訪れた少年「ミナト」は、この町にいるはずの父を探す中で『七不思議ノート』を見つけます。それは父への手掛かりでした。
本作は、昭和時代の町をのんびり探索しながら物語を味わっていく作品です。ポクセルで描かれたノスタルジックな町並みを隅々まで楽しみましょう。
町中にはさまざまな昭和アイテムが存在し、それらはコレクションとして集めることができます。思わず「あった、あった!」と言ってしまう、絶妙なチョイスとなっていますので、コレクション集めが癖になるゲームです。
当時を知る人はもちろん、その後に生まれた世代であってもなぜか懐かしさを感じてしまう本作。ストーリーに世界観などが優れ、数々のアワードを受賞してきた名作を、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。
◆『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』(ニンテンドースイッチ/PS4/Steam)
『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』は、「秘密」シリーズの1作目として2019年に発売された錬金術RPGです。
どこにでもいる普通の少女「ライザ」は、ある日、仲間たちと村を飛びだし、立ち入りが禁止されている「島の対岸」へ探検に出かけます。その先で、錬金術という不思議な力を使う1人の男に魅せられたライザは、錬金術を教わるため彼に弟子入りすることに。錬金術の力によって世界が広がったライザたちは、まだ訪れたことのない場所を求めて、これまでの遊びとは違う“ひと夏だけの冒険”へと繰り出します。
「アトリエ」シリーズの21作目である本作の錬金術では、新たに「マテリアル環」と呼ばれるシステムが採用されました。
このほか、錬金術で作成したアイテムに再度手を加えることができる「アイテムリビルド」や、「トラベルボトル」というアイテムを利用して採取地を自ら創り出す「採取地調合」などの機能も追加されていることにも注目です。
戦闘面では、シリーズ最新作である『ユミアのアトリエ』と同様にリアルタイムバトルが採用されているので、アクションと夏を楽しみたい方におすすめしたい作品です。
◆『Dordogne』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam)
『Dordogne』は、フランス・ドルドーニュ地方を舞台に、優しく淡いタッチで描かれた風景と美しい音楽で綴られる、大好きだった祖母の家で体験する不思議な物語を描くアドベンチャーゲームです。よくフランス版の「ぼくなつ」として紹介されています。
天国の祖母から届いた一通の手紙とパズルを皮切りに、主人公「ミミ」は祖母が暮らしていた現在の家と少女時代の過去を行き来し、メッセージや思い出の品を集めていくことに。鮮やかな新緑の森の散策、光輝く湖でのカヤック、時には薄暗い洞窟体験などを通して、祖母から贈られたパズルを解き明かしていきます。
夏休みの宿題の定番でぼくなつでもお馴染みの絵日記はバインダーにスクラップする形で登場したり、食卓に並ぶ料理はフランスパンに甘すぎないジャムなど、さまざまな場面でフランスらしさを感じられる本作。5時間あればクリアできるので、気になった方は購入してみては。
以上、ノスタルジー溢れる夏ゲー5選でした。気になった作品がありましたら、ぜひ遊んでみてください。
そんなわけでこの記事では、ノスタルジー溢れる夏ゲーを5つ紹介します。舞台は日本にフランス、異世界まで取り揃えていますので、ぜひ最後までご覧ください。
◆『なつもん! 20世紀の夏休み』(ニンテンドースイッチ/Steam)
『なつもん! 20世紀の夏休み』は、『ぼくのなつやすみ』や『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~』など、ノスタルジーがテーマの作品を数多く手掛けてきたミレニアムキッチンの綾部和氏によるアクションアドベンチャーです。
舞台となる「よもぎ町」は海と山に囲まれた自然豊かな田舎町。プレイヤーはサーカス団の団長のひとり息子としてこの町を訪れ、ほのぼのした夏休みを過ごすことになります。
日本の夏休みを描いたタイトルが数多くある中での本作の大きな特徴は、ローディングや画面の切り替えを挟まずにさまざまな場所に移動可能なオープンワールドが採用されていることです。またサーカス団の子供という特殊な設定を活かし、まるで『ゼルダの伝説』でおなじみの「リンク」のような華麗なアクションが可能となっています。20世紀の日本の夏を自由にかけ回ることができる、これだけで魅力を感じませんか。
もちろん、夏休みゲーらしく魚釣りに昆虫採集、水泳や木登り、さらに地元の子どもたちと一緒に探検に出かけたり、町で起きる難事件を解決したりと定番要素も盛り沢山となっています。
2025年7月10日(木)には、新エリア「夕焼け島」を舞台とした物語が楽しめる、追加コンテンツ「ゆうやけの島とラジオ局」をセットにしたパッケージ版『なつもん! 20世紀の夏休み+ゆうやけの島とラジオ局』も発売され、より遊びやすくなった本作。
自由度の高い夏ゲーを探している方は、今年の遊びの計画に組み込んでみてはいかがでしょうか。
◆『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~』(ニンテンドースイッチ/PS4/Steam/PC)
『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」』は、夏休みを九州で過ごすことになった野原一家の物語が描かれるアドベンチャーゲームです。
発売後着実に評価を積み重ね、2024年10月には新作『炭の町のシロ』が発売されるまでになりました。
本作は、名作『ぼくのなつやすみ』シリーズ監督の綾部和氏が手掛けたこともあり、ゲームの雰囲気が限りなくぼくなつに近い物となっています。
たとえばゲーム内での一日は、朝起きて「アッソー体操」で身体を動かし、そのあとお世話になっている「ひのやま家」の皆と食事、日中はいろいろな場所を駆けめぐって遊ぶなど自由に過ごし、夜は「ひろし」とお風呂に入り、寝る前に絵日記を書くといった流れです。まさにぼくなつですね。もちろん、虫取り・魚釣り、野菜作りなども楽しめますよ。
ノスタルジーな夏を楽しみたい方にはピッタリの作品です。まだ未プレイの方はぜひ遊んでみてください。
◆『忘れないで、おとなになっても。』(ニンテンドースイッチ/Steam/スマホ)
『忘れないで、おとなになっても。』は、ノスタルジックな昭和の世界を舞台にしたシネマティックアドベンチャーゲームです。
母と妹と共に、どこにでもある小さな町「加賀美町」を訪れた少年「ミナト」は、この町にいるはずの父を探す中で『七不思議ノート』を見つけます。それは父への手掛かりでした。
ミナトは、ノートに導かれるまま、父と母が出会った33年前の加賀美町を訪れることになります。
本作は、昭和時代の町をのんびり探索しながら物語を味わっていく作品です。ポクセルで描かれたノスタルジックな町並みを隅々まで楽しみましょう。
町中にはさまざまな昭和アイテムが存在し、それらはコレクションとして集めることができます。思わず「あった、あった!」と言ってしまう、絶妙なチョイスとなっていますので、コレクション集めが癖になるゲームです。
当時を知る人はもちろん、その後に生まれた世代であってもなぜか懐かしさを感じてしまう本作。ストーリーに世界観などが優れ、数々のアワードを受賞してきた名作を、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。
◆『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』(ニンテンドースイッチ/PS4/Steam)
『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』は、「秘密」シリーズの1作目として2019年に発売された錬金術RPGです。
どこにでもいる普通の少女「ライザ」は、ある日、仲間たちと村を飛びだし、立ち入りが禁止されている「島の対岸」へ探検に出かけます。その先で、錬金術という不思議な力を使う1人の男に魅せられたライザは、錬金術を教わるため彼に弟子入りすることに。錬金術の力によって世界が広がったライザたちは、まだ訪れたことのない場所を求めて、これまでの遊びとは違う“ひと夏だけの冒険”へと繰り出します。
「アトリエ」シリーズの21作目である本作の錬金術では、新たに「マテリアル環」と呼ばれるシステムが採用されました。
ツリー状に繋がったそれぞれの環に材料を投入し、ツリー全体を満たしていくことで、お馴染みの錬金術が楽しめます。錬金Lvが上がると投入可能数やマテリアル環の枠数が増えたりなどの成長要素も存在するので、ライザと共に錬金術を取得していく過程が楽しめますよ。
このほか、錬金術で作成したアイテムに再度手を加えることができる「アイテムリビルド」や、「トラベルボトル」というアイテムを利用して採取地を自ら創り出す「採取地調合」などの機能も追加されていることにも注目です。
戦闘面では、シリーズ最新作である『ユミアのアトリエ』と同様にリアルタイムバトルが採用されているので、アクションと夏を楽しみたい方におすすめしたい作品です。
◆『Dordogne』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam)
『Dordogne』は、フランス・ドルドーニュ地方を舞台に、優しく淡いタッチで描かれた風景と美しい音楽で綴られる、大好きだった祖母の家で体験する不思議な物語を描くアドベンチャーゲームです。よくフランス版の「ぼくなつ」として紹介されています。
天国の祖母から届いた一通の手紙とパズルを皮切りに、主人公「ミミ」は祖母が暮らしていた現在の家と少女時代の過去を行き来し、メッセージや思い出の品を集めていくことに。鮮やかな新緑の森の散策、光輝く湖でのカヤック、時には薄暗い洞窟体験などを通して、祖母から贈られたパズルを解き明かしていきます。
夏休みの宿題の定番でぼくなつでもお馴染みの絵日記はバインダーにスクラップする形で登場したり、食卓に並ぶ料理はフランスパンに甘すぎないジャムなど、さまざまな場面でフランスらしさを感じられる本作。5時間あればクリアできるので、気になった方は購入してみては。
以上、ノスタルジー溢れる夏ゲー5選でした。気になった作品がありましたら、ぜひ遊んでみてください。
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