その発売に先駆け、「カービィ」の生みの親であり『カービィのエアライダー』のディレクターも務める桜井政博氏が、作品の魅力を直接伝える「カービィのエアライダー Direct」がこれまで2回に渡って行われました。
8月19日に実施した1回目では、『カービィのエアライド』が持つ特徴を振り返った際、「こりゃマリオカートでよいですね」といった発言を述べ、視聴者を驚かせました。これは、『マリオカート』では味わえない『カービィのエアライダー』の魅力を伝えるための振りでしたが、その大胆な言い回しに度肝を抜かれた人も多いことでしょう。
10月23日に行われた第2回目の配信でも、ユーモアあふれる桜井節は止まりません。ユニークな発言の数々を、『カービィのエアライダー』発売前に改めてチェックしましょう。
■「長くない?」
1回目の「カービィのエアライダー Direct」は47分を超える長丁場でしたが、2回目の「Direct2」はそれを上回る60分と予告されました。まだそんなに情報があるのかと、映像の公開前からユーザーに衝撃を与えます。
そして待望の「Direct2」開始直後、桜井氏の第一声は「長くない?」でした。これだけ長い映像を用意した張本人が、視聴者の誰もが感じていることを自ら代弁するという、二重のユーモアで開幕を飾ります。冒頭から、桜井節が止まりません。
■「高ければエラい、というものでもない」
『カービィのエアライダー』には、オンラインプレイを行う際に実力が近い相手とマッチングする目安の「クラス」という要素があります。オンライン要素のランクはランキング形式になっているものが一般的ですが、本作の場合は「色」(虹の7色)で分類されます。
桜井氏によれば、ランクの上下を示すというよりも「楽しく遊ぶため、ちょうどよくする色分け」とのこと。
■「できますけど」
前作のコース「サンドーラ」や「コルダ」などの曲を映像と共に振り返り、「今回、それらの曲を楽しむことができないのか?」といった問いかけを投げかけますが、間髪入れず「できますけど」と即答する桜井氏。あまりにも早すぎる自問自答に、驚くよりも先にあっけにとられてしまうほどです。
しかし、驚きはここで終わりません。なんと、曲どころか前作『カービィのエアライド』のコースも本作で復活。この発表に喜んだ人も多いと思いますが、桜井氏も自ら「やったね!」と発言。まるでユーザー側のような反応ですが、作り手としても嬉しい成果だったのかもしれません。
■「タイムアタックは自身との戦い」
収録モードの「エアライド」と「ウエライド」では、タイムアタックやフリーランなども楽しめます。順位はなく、自分が出した記録に自ら挑むストイックな遊び方です。各コースの記録はマシン別で記録されるため、マシンごとにベストタイムを詰めることもできます。
こうしたレースゲームでは、ベストタイムを世界中のユーザーと競い合うのが一般的ですが、『カービィのエアライダー』にはタイムを競うシステムはなく、他の人の記録を見る機能もない模様です。
この点について桜井氏は「タイムアタックは自身との戦い」と述べており、個人による楽しみと誰かと戦う面白さを分けて考える姿勢が窺えます。オンラインランキングはない方がいいと思うユーザーも一定数おり、そうしたニーズに応える作品になりそうです。
■「野生の伝説マシンがあらわれた!」
モードのひとつ「シティトライアル」では、様々なイベントが発生します。番組内では、「レアコンテナが大量発生! ニセモノ注意!」「どこかにカギがかかった宝箱が出現!」「グランドウィリーが爆走している!!」など、イベントの一部も紹介されました。
その中にはあったもののひとつが、「野生の伝説マシンがあらわれた!」です。『ポケットモンスター』シリーズでお馴染みの「野生のポケモンがあらわれた」を思わす言い回しに、目を見開いた人も多いのでは。
■「値段の変動は面白いですね」
『カービィのエアライダー』が持つユニークさのひとつに、「オレマシン」という機能があります。柄やデカール、アクセサリーなどと自分好みにデコレーションし、自分だけのマシンを生み出すというものです。
しかも、作り上げたオレマシンは、オンラインにある「オレマシン市場」で出品できます。売れれば売れるほど値上がりするため、魅力的なマシンを作れば人気に応じて高値で取引されることでしょう。
出品しても手元のマシンはなくならないので、安心して出品できます。ただし、市場でマシンが売れても、出品者にお金は入りません。
■「ちょっとしたズルもOK!」
『カービィのエアライダー』にも、お題をクリアしてマスを埋めていく「クリアチェッカー」という機能があります。シートの中には「オンライン」もありますが、オンラインのシートで得られる報酬の中には、マシンやライダーなどは含まれていません。
難しいと感じた時は、ルールをいじって有利な状況にしても、何ら問題ありません。「まっとうに挑むのも良いですが、ちょっとしたズルもOK!」「それも遊び手の工夫かなと」と、桜井氏の頼もしい発言が背中を押してくれます。
桜井氏はかつて、自身のYouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」にて、「ズルを許す 【ゲーム性】」という動画を公開したことがあります。
この映像内で、内部パラメーターを書き換えるようなものは論外だとしつつ、「ゲーム内でできる、ある程度のズルは許容したほうがよいと思います」「完全に平坦な道を進むのは、あまり面白くないですからね」と語っていました。その姿勢が、『カービィのエアライダー』にも受け継がれているのでしょう。
■「“おグミもち”を目指してください!」
収集要素のひとつ「グミ」は、作中に登場するマシンを模しており、様々な形のグミが存在します。オンライン対戦で順位が上回ると、そのライバルが乗っていたマシンのグミを手に入れることができますし、オフラインのひとり用プレイでも少しずつ入手可能です。
このグミは、発射したり吸い寄せたり眺めたりと、現実世界の玩具のように遊べるもので、レースが有利になるような要素ではありません。
■「ゲームは面白くなくなってしまうかもしれませんが」
桜井氏が特に力を入れたかったものとして、「酔い対策」が挙げられました。個人差こそありますが3Dのゲームは酔いやすく、遊びたいけど気分が悪くなってしまって遊べない、といった人も少なからず存在します。
こうした画面酔いへの対策が施されており、酔いにくいよう表示を増やしたり、画角を変更できるなど、細かな設定変更が可能です。また、細かく設定するのが面倒な場合、「酔い対策セット」(強弱の選択も可能)が用意されています。
「酔いにくいカメラは演出のないカメラ」「ゲームは面白くなくなってしまうかもしれませんが、それでも体質などによりますからね」と、ゲームの質だけでなく、より多くの人が体験できる選択を選んだ桜井氏。この機能で救われるユーザーもいることでしょう。
■「22年前かー」
『カービィのエアライダー』のamiiboは、従来のものと違い、そのサイズがボリュームアップ。また、ライダーの載せ替えも可能と、機能面でもパワーアップしています。またゲームとリンクし、フィギュアプレイヤーとしてライダーの育成も可能です。
「こんなに豪華な仕様だと、あまり種類は作れないだろうなあ」と口にしつつも、その直後に桜井氏は、新たな『カービィのエアライダー』のamiiboを取り出します。
以前発表した「カービィ+ワープスター」「バンダナワドルディ+ウィングスター」に加え、新たに「メタナイト+デビルスター」「デデデ大王+タンクスター」「コックカワサキ+ホップスター」の3種類をお披露目し、またしてもユーザーを驚かせました。もちろん、この3種類も載せ替え可能です。
ただし、この展開には桜井氏も少なからず驚いたようで「ホントに作るの!?」「これは驚き!」「こんな時代が来るとは、前作制作時には考えもつかなかった」と率直に明かしました。「22年前かー」と感慨深げに締めくくる姿も印象的です。
今回の「Direct 2」でも、刺激的な発言や桜井節がいくつも飛び交いました。この他にも、「DLCの発売は予定していない」「ここにあるものがすべてです」「シリーズを重ねるつもりもありません」「最初から本作は全力投入のつもりです」とも述べており、本作に対する手応えを感じさせます。
桜井氏渾身の『カービィのエアライダー』は、2025年11月20日に発売されます。当日から遊びたい人は、今のうちに予定を空けておきましょう。


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