そんなスイッチの後継機として、2025年6月に「ニンテンドースイッチ2」が登場。あまりの人気ぶりのため、販売台数が早くも1,000万台を超えてながらも、未だに気軽に買うことはできない状態が続いています。
スイッチ2やスイッチが圧倒的な支持を集める理由のひとつは、他のゲーム機では遊べない独占タイトルの多さです。「このゲームを遊ぶには、スイッチ2やスイッチが必須」となれば、手を出さない理由はありません。また、スイッチ2は後方互換機能があり、スイッチ版のゲームを遊べる点も普及に拍車をかけています。
■スイッチ2/スイッチでしか遊べない! 魅力的な独占タイトル
独占タイトルは、ゲーム機の人気を支える大事な要素です。しかし、限定される購買層や売上の目標数など様々な事情から、ソフトメーカー側が独占タイトルを用意するのは難しい状況になりつつあります。
しかし、スイッチ2やスイッチの強みは、パワフルで人気の高いIPがいくつもある点です。魅力ある独占ソフトを提供することで、そのゲームを遊ぶために消費者がスイッチ2やスイッチを購入する。そしてゲーム機が売れるほど、独占ソフトの売り上げも増えていくという、正のスパイラルから生まれる成果は侮れません。
もちろん独占タイトルのクオリティも重要なので、残念ながら次々と簡単に出すというわけにはいきません。ただし、絶妙なタイミングや周到な準備によって、独占タイトルが集中する時期も時折訪れます。
そして、2025年全般を通して見ても屈指のタイミングが、この11月に訪れようとしています。先月発売されたばかりの『ポケモンZ-A』をプレイ中のユーザーも多い中、どのようなスイッチ2/スイッチの独占タイトルが、ここから約1ヶ月の間に登場するのか。まさしく矢継ぎな“独占タイトルラッシュ”を見逃さず、今後のプレイ予定を今のうちに整えておきましょう。
■スイッチ2『ゼルダ無双 封印戦記』:2025年11月6日発売
まず先陣を切るのは、世界的にファンの多い『ゼルダの伝説』シリーズと、爽快な一騎当千アクションが楽しめる『無双』シリーズがコラボレーションした『ゼルダ無双 封印戦記』です。
『ゼルダの伝説』シリーズでは、ごく一部の例外を除き、プレイヤーが操作するのは「リンク」のみ。しかし、本作を含めて現時点で3タイトルを展開している『ゼルダ無双』シリーズは、ゼルダ姫をはじめ数多くの登場人物がプレイアブルキャラクターとなります。
プレイ感や立ち回りはそれぞれ異なるため、キャラを変えるたびに新鮮な驚きと楽しさが味わえますし、自分好みのキャラを選べるのも嬉しい点です。従来の『ゼルダの伝説』シリーズでは味わえない、本作ならではの醍醐味を堪能できます。
しかも『ゼルダ無双 封印戦記』は、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の世界でかつて起きた「太古の封印戦争」が舞台となっており、単なるお祭りゲームではありません。直接的な繋がりもあるため、物語面も魅力的な作品です。
■スイッチ2/スイッチ『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編』: 2025年11月13日発売
『ゼルダ無双 封印戦記』の発売からわずか1週間後に、スイッチ2/スイッチで遊べる『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編』が発売されます。
通称『桃鉄』とも呼ばれるシリーズは、ファミコン時代に初登場し、PCエンジン版で大ブレイク。
特に親しい相手と一緒に競い合う楽しさは格別で、1980年代後半から今日に至るまで、ボードゲームの代表的な名作として長く親しまれています。そんな鉄板シリーズの最新作となるのが、11月13日に発売される『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編』です。
本作では、「東日本」と「西日本」の2つのマップが用意され、駅の数は約1,000駅。そしてのべ物件数は6,000件以上と、シリーズ史上かつてないボリュームで展開します。大きく広がったことで地形や構造物のディテールが細かくなるなど、マップの表現力もパワーアップ。自分が住んでいる地域がどのように描かれているのか、確認してみるのも一興でしょう。
また、本作はスイッチ版もありますが、スイッチ2版となる「Nintendo Switch 2 Edition」には、通常よりも広い視点でマップを見られる「ひろびろマップ」や、誰かが本作を持っていれば、それぞれのスイッチ2やスイッチで一緒に楽しめる「おすそわけ通信」といった機能も用意。もし可能なら、こうした遊びもご堪能ください。
■スイッチ2『カービィのエアライダー』:2025年11月20日発売
2003年に発売されたレースゲーム『カービィのエアライド』は、スティックとボタンひとつだけで遊べるシンプルな操作性ながら、チャージとダッシュを駆使する走法、多彩なマシンの長所を活かしたコース取り、マシンを強化しながら最終決戦に挑む別モードなど、本作ならではの個性と体験でプレイヤーを虜としました。
しかし、その満足度とは裏腹に、『カービィのエアライド』は移植や続編などは作られず、20年以上も動きのないまま沈黙し続けます。待ち遠しさは募るばかりですが、さすがにこれだけ経つと難しいか……と諦めの声も出ていた中、大幅にパワーアップを遂げた『カービィのエアライダー』の登場が電撃的に発表され、ユーザーを大いに沸かせました。
『カービィのエアライド』に収録されていた「エアライド」「ウエライド」「シティトライアル」を全て進化させながら収録するほか、3つのモードを横断するひとり用モード「ロードトリップ」が新たに登場。また、マシンに乗るライダーの人数も一気に広がり、これ以上ないほどの仕上がりを見せています。
本作のディレクターを務めた桜井政博氏は、「最初から全力投入」「ここにあるものが全て」と述べ、出来ることを全て盛り込んだと語っています。そのため、DLCも予定しておらず、シリーズを重ねるつもりもないとも言及しました。
『カービィのエアライド』に魅了され、新展開を望んでいたユーザーにとって、『カービィのエアライダー』はまさしく待望の作品です。そして同時に、最後のビッグウェーブにもなりそうです。この大波に乗り遅れることなく、心ゆくまでお楽しみください。
なお、本作の発売に先駆けて、期間および時間限定で楽しめる『カービィのエアライダー おためしライド』が11月7日から配信されます。この体験版では、基本操作を学べる「教習所」、ゴールを目指す「エアライド」(※オフライン専用)、マシンを育てて競い合う「シティトライアル」を体験できます。
開催日程とプレイ可能な時間、またプレイ条件などは、マイニンテンドーストアの作品ページでご確認ください。
■スイッチ2/スイッチ『メトロイドプライム4 ビヨンド』:2025年12月4日発売
サイドビューの2D探索アクション『メトロイド』を題材に、FPS視点の3Dアクションとして独自の発展を遂げた『メトロイドプライム』シリーズの最新作『メトロイドプライム4 ビヨンド』が、12月4日に発売されます。
11月だけでも、『ゼルダ無双 封印戦記』『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編』『カービィのエアライダー』と独占タイトルのラッシュでしたが、月が替わっても早々に『メトロイドプライム4 ビヨンド』が訪れるので、全く油断できません。
しかも『メトロイドプライム4 ビヨンド』は、発表された2017年から数えて、8年もの年月を経てようやく登場する注目作。当時から待ち続けたユーザーにとっては、念願のリリースと言っても過言ではないでしょう。開発体制の変更を経て辿り着く発売日は、感慨深いばかりです。
本作では、主人公のサムスが飛ばされた未知の惑星「ビューロス」を舞台に、没入感の高い探索を楽しめます。「ヴァイオラ」と呼ばれるバイクで広大な大地を素早く移動し、刺激的な冒険を心行くまで味わってください。また、惑星に伝わる「サイキック能力」の獲得も、サムスを大いに助けてくれます。
『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編』と同様、スイッチ版に加えて「Nintendo Switch 2 Edition」もリリースされます。スイッチ2で遊ぶ場合、ビジュアル重視の「クオリティモード」と、なめらかなアクションを楽しめる「パフォーマンスモード」を選択できます。また、マウス操作による直感的なプレイも可能です。
約1ヶ月の間に、スイッチ2/スイッチでしか遊べない話題作が4タイトルも登場します。また、このほかにも『マジカルクラフト 猫と魔法のドレス』(11月6日)など、独占タイトルはまだ尽きません。
ここから年末に向けて、独占タイトルだけでもプレイスケジュールが埋まりそうですが、更に年明け(2026年1月15日)には『あつまれ どうぶつの森』の無料アップデートVer.3.0が配信されます。
新たな施設「リゾートホテル」のオープンをはじめ、遊びの幅が広がる要素が多数含まれており、こちらも時間が溶けそうな充実ぶりです。これから遊ぶゲームの予定をしっかり立てておかないと、プレイスケジュールが大混雑となりそうです。どうかご注意を!


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