9,980円(税込)で購入できる「ニンテンドーカタログチケット」を買うと、対象となるニンテンドースイッチソフトの中から2本を任意で選び、引き換えることができました。
その販売が先日終了したため、新たな購入は不可能となりました。現時点で「ニンテンドーカタログチケット」を所持している人は、購入日から1年間は有効に活用できますが、新規の購入はできず、“神サービス”とも言われていた「ニンテンドーカタログチケット」の終了を嘆く声がSNSなどに広がっています。
神サービスの終了は、残念ながらいずれ訪れるもの。惜しまれつつ幕を閉じた任天堂のサービスは、「ニンテンドーカタログチケット」だけではありません。
■ゲームを買ってポイントを貯め、ポイントを使ってゲームを買う
比較的最近終了したため、「マイニンテンドーゴールドポイント」(以下、ゴールドポイント)を覚えている人は、まだ多いことでしょう。
任天堂の会員サービス「マイニンテンドー」が2016年に始まりました。任天堂のゲーム体験をより楽しく、そして便利でおトクになるサービスとして導入され、今も変わることなく展開しています。
そしてゴールドポイントは、マイニンテンドーによる“おトク”を象徴するサービスのひとつとして導入されました。
ゴールドポイントを簡単に説明すると、購入対象に応じて付与され、ゲームや追加コンテンツなどを購入する際の支払いに当てられるポイントです。いわゆる「ポイント還元」と考えると、想像しやすいかもしれません。
eショップなどで購入できるダウンロード商品は購入金額の5%が、パッケージ版ソフトなら希望小売価格(税込)に対して1%が、ゴールドポイントとして付与されます。
そしてゴールドポイントは、1ポイントにつき1円と換算し、eショップや任天堂公式ストアで購入する際に使用できるため、もらったポイント分だけ出費を減らせるという、非常にお得なサービスでした。
ゴールドポイントの獲得・使用には「マイニンテンドー」の登録が必要ですが、eショップや任天堂公式ストアの利用に必須なので、特別手間が増えるわけではありません。また、登録料や年会費はなく、利用すればするだけおトクになるサービスでした。
ゲームなどを買う人ほど、ポイントがたくさん手に入り、そのポイントでまたゲームが買える。ユーザーにとって嬉しいばかりの神サービスでしたが、残念ながらゴールドポイントの付与は2025年3月25日に終了。また、ポイントの使用期限も徐々に迫っています。
ちなみに筆者の使用履歴を調べたところ、直近では2025年11月にゴールドポイントを306ポイント分使用していました。これは、「Nintendo Switch Online 個人プラン 1か月(30日間) 利用券」を購入したものです。ゲームソフトやDLCだけでなく、オンラインサービスの支払いにも使えたゴールドポイントの終了は、まことに残念でなりません。
■文房具もグッズもサントラもゲームももらえた会員サービス
終了した今も忘れられない任天堂の神サービスといえば、「クラブニンテンドー」を外すわけにはいきません。先ほど取り上げたゴールドポイントは「マイニンテンドー」で利用できるサービスのひとつでしたが、クラブニンテンドーはマイニンテンドー以前に展開していた会員制サービスです。
その歴史は古く、クラブニンテンドーは2003年に立ち上がりました。会員制サービスなので登録は必要ながら、年会費などは一切無料。一度登録さえ済ませれば、今では考えられないほど嬉しい恩恵を受けられるサービスでした。
クラブニンテンドーが運用されていた頃、ゲームソフトの購入や一定の条件を満たすことで、ポイントをもらうことができました。例えば、パッケージソフトにシリアルナンバーが封入されており、そのナンバーを登録することで、それに応じたポイントが加算されるという仕組みです。
この説明だけだと、ゴールドポイントとの違いをあまり感じないかもしれません。しかし、クラブニンテンドーのサービスが素晴らしかった理由はここからです。付与されたポイントは、ゴールドポイントのようにお金代わりに使うのではなく、クラブニンテンドー側が用意した景品と交換するために使用します。
「景品と交換するより、現金として使える方がいいのでは?」という意見ももっともですが、クラブニンテンドーの景品は独自性が高く、そして何よりも豪華でした。
交換する景品は基本的に非売品で、かつ任天堂のゲームに関するものばかり。『マリオカート8』や『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』などのサウンドトラックが手に入るとなれば、その豪華さの一端が伝わるでしょう。
もちろん、景品はサントラだけではありません。
交換には一定のポイントが必要ですが、そのポイントはゲームの購入などで得られる副産物。いわばオマケでもらえるポイントで実用品やキャラグッズなどがもらえるとなれば、活用しない手はありません。
筆者も無論クラブニンテンドーを利用し、様々なアイテムを獲得しました。今も愛用しているもののひとつに、クラブニンテンドーのサービスでもらった「ニンテンドー3DSカードケース18」があります。3DSソフトを18枚も収納できる上に、リバーシブルジャケットもついており、好みや気分で見た目を変えられる優れモノです。
また、ゲームソフトもクラブニンテンドーの景品として扱われたことがあり、国内向けには販売されなかった『ファミコンウォーズDS 失われた光』をはじめ、『任天童子』や『クラブニンテンドーピクロス』、『ニッキーの旅するクイズ』といったダウンロードソフトも手に入りました。
さらに、ゲーム&ウオッチの「ドンキーコング」などを収録したDSソフト『ゲーム&ウオッチ コレクション』や、DSのマイク機能を活かしたユニークさが光る『絶叫戦士サケブレイン』、『エキサイト トラック』の続編『エキサイト猛マシン』など、パッケージ版のゲームソフトもポイントと交換すれば手元に届きました。
他では手に入らない独自のダウンロードソフトがもらえるだけでも、かなり嬉しいサービスなのに、パッケージのゲームソフトも配送してくれたクラブニンテンドー。代わりにこちらが払うものは副産物でもらったポイントなので、実質的に丸儲けと言っても過言ではないでしょう。
その手厚さが一因となったのか、クラブニンテンドーは11年以上も活躍したものの、2015年9月30日に終了。任天堂の会員サービスは、マイニンテンドーへとバトンが渡されました。
任天堂のサービスは印象に残ることも多く、ふとした機会に思い出すことも珍しくありません。いずれは、「ニンテンドーカタログチケット」も、同じような思い出になるのでしょうか。私たちにできるのは、思い出すたびに偲びつつ、新たなサービスを待つことだけ。次はどんな神サービスと出会えるのか、心待ちにしましょう。


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