発売以降も定期的に供給されるものの需要が大きく回っており、入手難の状況が長らく続きました。落選続きによる抽選の申し込みに疲れ、諦めてしまった人も少なくないほどです。
発売直後から高い人気と注目を得たスイッチ2。しかし、こうした状況だけでは、具体的にどれだけ好調なのか、把握しずらい面があるのも事実です。
また、長らく続いた入手難の状況は変化したのか。後継機に道を譲った「ニンテンドースイッチ」(以下、スイッチ)は、どうなったのか。スイッチ2を中心とする任天堂ゲーム機の“今”に迫ります。
■「スイッチ2」の販売台数が判明
発売以降、需要の絶えなかったスイッチ2は、入荷した分だけ即売れるという状況が続きました。その売れ行きは圧巻という他ありませんが、現物を目にする機会すら滅多になかったため、実際どれほど好調なのか消費者視点では掴みがたいところです。
しかし、2026年2月3日に任天堂が公開した「2026年3月期第3四半期 決算説明資料」を見れば、スイッチ2の売れ行きが明確に分かります。
スイッチ2は、発売日から同年12月末までの約7か月間で、累計1,737万台を販売。
前世代機のスイッチも発売直後から好調な出足を見せましたが、最初期の販売台数、以降の推移のいずれも、スイッチ2が大きく上回っています。
ちなみに、同社のゲーム機・Wii Uの累計販売台数は1,356万台。Wii Uが何年もかけて積み上げた記録を、スイッチ2は1年もかけずに軽々と超えていきました。このまま勢いを継続できれば、Wiiのように1億台を超える活躍も夢ではないでしょう。
店頭でなかなか買えなかったスイッチ2は、その入手難に相応しい売れ行きを見せ、想像以上の成功を収めていた模様です。2年目・3年目の展開次第で失速もあり得ますが、現時点では理想的な展開と称しても過言ではないでしょう。
■後継機に道を譲った「スイッチ」が打ち立てた記録とは
発売から数えて10年目に突入したスイッチは、さすがに性能面で厳しい時代を迎えており、最前線で活躍する立場をスイッチ2に譲りつつあります。
しかし、不調気味だったWii Uの後釜として、不利な状況に真正面から立ち向かい、ゲーム市場を支える大樹のひとつとして成長し、誰もが認める躍進ぶりを見せました。
任天堂の屋台骨として長く活躍したスイッチは、今では円熟期に入っており、代替わりも進んでいます。その活躍と歩みがどれだけの結果を残したのか。同じく決算資料を紐解けば、スイッチが残した成果は一目瞭然です。
スイッチの累計販売台数は、2025年12月末時点で、驚異的とも言える1億5,537万台となりました。任天堂のゲーム機では、「ニンテンドーDS」が打ち立てた1億5,402万台が最多販売台数だったのですが、その記録をスイッチが塗り替えています。
第一線をスイッチ2に譲りこそしましたが、長年愛された人気ぶりに加え、ゲーム史でも指折りの実績を残したスイッチ。記憶にも記録にも残る名機は、最前線を退きつつあり、穏やかな時間を過ごしています。
■入手難が続いたスイッチ2、今の販売状況は?
スイッチは1億5,537万台という偉業を達成しましたが、そんなスイッチの初年度を上回る活躍を遂げ、約7か月間で1,737万台を販売したスイッチ2。この人気ぶりは、もはや疑うまでもありません。
しかし、どれだけ人気があっても、手元になければ絵に描いた餅。遊べてこそのゲーム機なので、手に入らなければ消費者にとって意味はありません。発売前から抽選販売が敷かれ、夏~秋も入手難が続いたスイッチ2の販売状況は、今どうなっているのでしょうか。
実は、入手難の状況は一変しています。これはあくまで一例ですが、関東圏のとある「ゲオ」の店舗を覗いてみると、「在庫あります!」と力強く表記されていました。
一定の条件を満たす会員限定の販売ですが、手続きを行えばクリアできる条件なので、決してハードルの高いものではありません。
地域によって状況が異なる可能性があるため、全国すべてで同じとは断言できませんが、限られた一部地域でのみ在庫が余っているとも考えにくいため、スイッチ2がすぐに欲しい人は近隣の取り扱い店舗に足を運んでみる価値はありそうです。
また、「ブックオフ」のような総合リユースチェーンをいくつか回ってみたところ、中古のスイッチ2が並んでいました。店舗によって在庫量の違いがあるため、有無も含めた差は激しいと思われますが、とある都内のブックオフでは20台以上の在庫を確認。店舗によっては、希少とは言えないレベルで取り扱われています。
こうした実店舗の状況だけでなく、オンラインストアの取り扱いも大きく変わりました。例えばAmazonでは、長らく招待販売制度を採用していましたが、先日招待販売を終了させ、2026年2月10日時点で通常販売への移行が確認できました。
記事執筆時点でも、「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用) マリオカート ワールド セット」「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)」の通常販売を確認しており、どちらも「在庫あり」表記です。
このほかにも、ヨドバシ.comにて「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)」の販売を確認しました。
いずれもあくまで一例なので、動向次第で在庫の有無が変化するかもしれませんが、ある程度観察しても品切れになる気配はありませんでした。一時的に品切れになったとしても、以前のような入手難が長期的に続く可能性は少ないと見て良さそうです。
入手難が長く続いたスイッチ2は、その熱気に相応しい販売台数を記録し、名実ともに高い人気を集めていました。
そんなスイッチ2に道を譲ったスイッチの偉業も明らかになり、その人気と活気がスムーズに移行しているのもうかがえます。
とはいえ、ゲーム機の成功を測るには、1年程度ではまだまだ足りません。今の人気を盤石なものとするには、2年目、3年目の躍進も不可欠。今の熱気を維持し続けられるのか、誰でも入手しやすくなったこれからは、所有するユーザーの視点からの注目が集まることでしょう。


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