その日、試遊したメディア関係者全員がかわいさに悶えていたことでしょう。

メディア向けに開催された、2026年3月5日発売予定である『ぽこ あ ポケモン』の先行試遊。
そこにはポケモンのかわいさがひたすらに詰まっていました。

◆崩れた世界を再復興。メタモンの力でポケモンたちの生息地作り
『ぽこ あ ポケモン』は、『Minecraft』などに代表されるいわゆるサンドボックス系ゲームにあたります。本作ではそこに“ポケモンたちとの生活”という要素が組み合わさり、スローライフ的な楽しみかたもできるようになっているのです。

今回の試遊では、そんな本作の冒頭をちょこっとだけプレイすることができました。

物語は、主人公であるメタモンがボールの中から出てきた場面より始まります。目覚めたメタモンは、たまたま近くで作業していたモジャンボ(はかせ)と仲良くなり、いまの世界がどうなっているかを教えてもらうのです。

モジャンボ(はかせ)いわく、どうやらすでに文明は崩壊してしまったとのこと。ニンゲンもポケモンも、もうこの近くにはいないのだとか。メタモンは、モジャンボ(はかせ)と協力して、この地にまたポケモンが住めるよう、たくさんの生息地を作り出すことになりました。

この地にまたポケモンの住める土地を作り出す……そのために必要なのはメタモンの力。メタモンが使う“へんしん”で、いろいろなポケモンの技を使いながら、環境を整えていきます。


ゼニガメと出会って“みずでっぽう”を覚え、水で枯れた大地を潤す。潤した草にフシギダネが住み着く。そしてフシギダネのまねをして“このは”を覚え、今度は草自体を生やすことができるように。そうやって草地を増やして生息地を広げ、またそこに新しいポケモンがやってきて……。

ゲームの流れはそんな感じ。生息地を作る→新たなポケモンと出会う→技を覚える→覚えた技で新たな生息地を……というサイクルを回しながら、どんどんできることを増やしていくのです。

このサイクルを回すのがとにかく楽しい。「つぎは何ができるんだろう」、「あ、あそこにあった壊れかけの岩、このポケモンの技なら壊せるのでは!?」プレイしているあいだは、そんな思考が止まりませんでした。

気付けばゲームの中は夜。新たに住み着いたヒトカゲに協力してもらって、焚火に火をつけてみんなでお休み。モジャンボ(はかせ)が昔のことを思い出しながら、ニンゲンたちのことを話していたのが印象的でした。

そうこうしているうちに序盤の体験は終了。
はやく続きをプレイして、モジャンボ(はかせ)とニンゲンたちを合わせてあげたい……!

◆オンラインプレイ専用の“まっさらな街”でポケモンと交流
ということで、ここから体験会は通信プレイに関するものを遊ぶ時間に。『ぽこ あ ポケモン』には、ストーリーの進行などとは一切関係のない、自由に遊べる“まっさらな街”というマップがあります。今回はある程度環境が整えられた状態の街を好き放題遊ぶことができました。

すでにたくさんのポケモンに出会った状態のデータだったため、できることも非常にたくさん。空中でジャンプボタンを押すことでカイリューにへんしんし、“かっくう”しながら空を飛んだり、水辺でラプラスにへんしんすることで“なみのり”しながら海を渡ったり……。

自由に移動できるのが楽しいは言わずもがな、なによりへんしんしたメタモンがとってもかわいい! 体験だけじゃなく、目でも楽しませてくれるのが『ぽこ あ ポケモン』のいいところですね。

ポケモン用の生息地を作ることができるポイントも豊富にありました。

そもそも、生息地には種類があり、それぞれ作るための条件があります。大きな岩の近くに草地を4つ作るとできる“岩かげの草むら”や、ヤシの木の近くにビーチチェアを立てればできる“ビーチの木かげ”など、その数は本当にたくさん。

条件が達成できそうな場所の近くには、ポケモンの“気配”があり、調べることで生息地を作るためのヒントをもらうことができます。それを元に「どう生息地を作るのか?」を考えるのですが、それがパズルのようでおもしろい。「ここにある木の周りをこうして……」とか、「お、ここにこの建物があるならあの生息地が作れそうだな」とか、プレイヤーの発想力が試されます。


生息地を作るために必要な家具は、クラフト台で作成することが可能です。フィールドにある木や石を拾って、それを素材に各種アイテムを作ることができます。

さらにクラフトした家具は、生息地を作るだけじゃなく、そこをすみかにしたポケモンたちの暮らしをよくするために使うこともできるんです。ともだちになったポケモンには、自分がいま住んでいる場所のすみごこちがどうかを聞くことができます。寒い場所が好きなポケモンもいれば、座るところがほしいポケモンもいますからね。

筆者は体験中、岩かげの草むらをすみかにしていたワンリキーにベッドを作ってあげたり、部屋をさむがっているウインディの部屋を暖かくしてあげたりしました。こうやっておねがいごとを聞いてあげることで、ポケモンと仲良くなることもできるのです。

ともだちになったポケモンは、ほかの生息地に引っ越してもらうこともできます。ブロックなどを積み上げて“ブロックのいえ”を作れば、複数のポケモンにひとつの家へ住んでもらうこともできるのです。

「このポケモンとこのポケモンの組み合わせがみたい!」

という、私的な欲望を叶えることも可能。今回遊んだまっさらな街では、ブラッキーとエーフィが仲良く暮らしていました。個人的にとても好きな組み合わせなので、ぜひ自分がプレイするときにも再現したいところ。


◆ポケモンとともだちになるうれしさ。凝られた口調が交流をより楽しくさせる
そうこうしているうちに、いつのまにやら体験時間も終わりに。生息地を作るパズル的な楽しさ、どんどんできることが増えていく快感、ポケモンと仲良くなるうれしさ……短い時間でしたが、『ぽこ あ ポケモン』を構成する要素を存分に味わえた体験だったと思います。

プレイしていて意外だったのは、ポケモンたち自体と交流すること自体が非常に楽しかったこと。街づくりがメインのゲームかなと思っていたので、かなりコミュニケーション面に力を入れていたのは意外でした。

「ポケモンたちと喋るのが楽しい!」と思わせてくれた要員のひとつに、非常に凝られたポケモンたちの口調がありました。なんとなくラプラスと話したときに、

「ワタシ 大きめだから
 コワがられないように 笑顔には 気を使うわ」

と言っていたのが、なんだかとても“良かった”のです。優雅に見えても怖がられよう気を使っている、そんな等身大の姿が、ポケモンのキャラクター性に宿る魂が見えたような気がしました。ラプラスの一人称がワタシなのも、妙な納得感があります。

あと印象に残っているのはフワンテとの会話でしょうか。夕方に喋りかけると「お日さまって ちょっと早いかも」と返してくれたり、こちらを驚かせようとして「だめか~ メタモンをおどろかすのむずかしいな~」と、ゴーストタイプらしさを見せてくれたり、とにかくかわいかった。自分がプレイする時には、絶対にともだちになろうと思いました。


喋りかたでポケモンの個性を表現すること。それ自体はとても上手くハマっているような印象を受けました。もちろん個人の解釈などもあると思うので全プレイヤーがそう感じるかはわかりませんが、少なくとも筆者にとっては解釈の一致する言動ばかり。

尖って無駄な個性をつけたりせず、さりとて平均化しすぎて薄味にならず、とてもいい塩梅のテキストでした。

この原稿を書いているあいだも、あの愛らしい口調の数々を思い起こさずにはいられません。なんなら今回の体験会では、会えていないポケモンのほうが多いはず。これから待っているたくさんの出会いに心を躍らせながら、『ぽこ あ ポケモン』が発売される2026年3月5日を待とうと思います。

『ぽこ あ ポケモン』は、ニンテンドースイッチ2向けに3月5日発売。価格はパッケージ版、ダウンロード版ともに8,980円(税込)です。詳しくは公式サイトをご確認ください。

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