「転職システムがだいぶ変わってる!」「キーファはその後登場するの?」「モンスターの心をコンプした!」等々、いろいろな報告が飛び交う中で「討伐モンスターリスト」がひときわ注目されているようです。
討伐モンスターリストは『ドラクエVII Re』だけの要素……というわけでは全くありません。これはシリーズ恒例の機能であり、今までに倒したモンスターのプロフィールを閲覧することができます。このプロフィールが、モンスターたちの哀愁漂う内容になっているとして多大な関心が向けられているようです。
本稿では、『ドラクエVII Re』の討伐モンスターリストに書かれているプロフィールを、いくつか紹介します。これは過去作を流用しているパターンが多々あることを最初に断っておきますが、その中でも筆者の独断と偏見で特に「面白い!」と感じたものを抜粋したいと思います。
◆バブルスライムの悲しい境遇
『ドラクエ』シリーズといえば、スライムです。
そして、スライムは1種類だけではありません。様々な形状、様々な能力を持ったスライムが登場します。その中でもバブルスライムは、割と序盤に出てくる毒使いモンスターとしても知られています。
そんなバブルスライムのプロフィールを見てみると……彼が毒使いだからこその苦悩が見て取れます。
全身 毒まみれの身体のため 愛するものと 抱き合うことも できないという 深い悲しみを 背負って生きるスライム。
うおっ、何だか一気に話が暗く……! ど、どう声をかけてあげたらいいんだろう?
ジョニー・デップの出世作として知られる『シザーハンズ』という映画があります。
◆普通にジャンケンができるカニおとこ
1発目から何だか暗い感じになってしまいましたが、ここは気を取り直してもう少しコミカルな奴を選びましょう。
次に登場するのはカニおとこ。コイツはまさに『シザーハンズ』のエドワードのようなハサミ状の手(ただし右手だけ)を持ち、よく見れば脚は4本あります。『ドラクエVII Re』ではオルフェー周辺や魔封じの洞窟に出てきます。
そしてこのカニおとこ、何でも人並みにジャンケンをするそうですが……。
ジャンケンをする時は 絶対に チョキしか出さない。なんてことはなく 普通に グーやパーも出す。
とのこと。
そういえば、漫画『キン肉マン』にカニベースという超人がいました。彼は両手がハサミになっているせいで、ジャンケンではチョキしか出せません。
◆「ハイヨー、シルバー!」って何?
どういうわけかハサミの話が立て続いてしまいましたが、次に解説するのは古いドラマにちなんだ話です。
倒すと高い経験値を得られるメタルスライム。その上に乗って戦うメタルライダーというモンスターがいます。にもかかわらず、彼を倒しても発生する経験値は多くないんですが……。そんなメタルライダーのプロフィールは、以下の通り。
相棒のメタルスライムは シルバーと呼ばれている。もちろん ハイヨー! と 声をかけて飛び乗るのだ。
いや、あの……このネタ、1984年生まれの筆者でもよく知らないですよ!?
50年代のアメリカに『ローン・レンジャー』という西部劇ドラマがあり、これは日本でもゴールデンタイムに放映されていました。白馬に乗った黒仮面の主人公ローン・レンジャーが、『鞍馬天狗』を思わせることから日本でも人気を博しています。そのローン・レンジャーの愛馬の名前が「シルバー」で、シルバーを走らせる時の掛け声が「ハイヨー、シルバー!」だった……というわけです。
ちなみに、このドラマの日本放映が始まったのは1958年。筆者の母は1957年生まれです。
◆パンツ一丁の怪しい男
『ドラクエ』シリーズには、俗に「パンツマスクシリーズ」と呼ばれるモンスターがいます。
パンツ一丁という半裸体にマント、そして覆面を被って右手に斧……という、こんな奴がいたら間違いなくパトカーがやってくるという格好のモンスターです。そんなパンツマスクシリーズの1種、ごろつきのプロフィールを見てみましょう。
こんな パンツ一丁の姿では すぐさま 兵士に通報されて 捕まるのではなかろうか。むしろ ごろつけないのでは?
おおっ、筆者と全く同じことを開発陣も考えていたようだ!
ごろつきの系統は「怪人系」となってますが、怪人というより変質者と言ったほうがいいかもしれません……。
◆ポーズの研究に余念がないモンスター
最後はダンビラムーチョ。彼はアンコ型の体型ながら、いっちょ前に立派な刀を持っています。
この刀には「ダンビラ」という名前がついていて、どうやら彼にとっての誇りになっているそうです。
ダンビラという 幅の広い刀をこよなく愛する魔物。いつでも カッコよく 構えられるよう ポーズの研究に余念がない。
わ、分かる! その気持ち、すっげぇ分かる! 筆者も格闘技や中国拳法を学んでいる一人ですから、詠春拳で使う八斬刀(もちろん模造品です)を構えて鏡の前に立つ……ということをやったことがあります。
ダンビラムーチョくん、君とは話が合いそうだ!
◆ドラクエモンスターたちの魅力がここに!
このように、『ドラクエ』シリーズに出てくるモンスターはある意味で人間以上に人間臭く、1匹1匹が「愛されるキャラクター」になっています。
『ドラクエVII Re』は陸地でエンカウントする前のモンスターが可視化されていて(シンボルエンカウント方式)、中には仲間同士で井戸端会議したり遊んだりしているモンスターも。その様子を眺めているだけでも、このソフトを購入した甲斐があるというもの。
そうした角度からも、『ドラクエVII Re』を存分に楽しむことができます。


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