※本稿では、『FGO』の一部ネタバレが含まれます。ご注意ください。


Fate/Grand Order カルデア・サテライトステーション 2026 山形会場」のステージイベントにて、『Fate/Grand Order』(以下、FGO)に登場する「Uーオルガマリー」の開発裏話が公開されました。

16時30分から行われたスタッフトークでは、武内崇氏による「Uーオルガマリー」のデザイン画や開発にまつわる秘話などを披露。興味深い資料の数々が明かされ、大きな関心を集めました。

■武内崇氏の貴重なデザイン画をお披露目
開発裏話では、まず「Uーオルガマリー」の霊基再臨段階ごとのデザイン資料が大型スクリーンに映し出され、武内氏のデザイン資料を見られる貴重な機会となりました。

第1再臨から第3再臨までの姿が、それぞれ正面・側面・後姿の三面図で描かれており、普段見えづらい部分のデザインなども確認できます。

また、第2部第4章や第7章などの宝具演出案も披露されました。細かく書き込まれた演出指定など、こちらもユーザー視点ではなかなか目にすることのない資料です。

■「最大の挑戦」だったUーオルガマリー
「Uーオルガマリー」の宝具演出(ボード・原画)は、イラストレーターやアニメーターとして活躍中のpuccapucca02氏が担当しました。まずは、その経緯についてのコメントが、登壇者から語られます。

【開発コメント:puccapucca02氏との出会い】
去年はいつものイベントやメインシナリオに加え、冠位戴冠戦の制作もありそれぞれが非常に重要なものなので、かなり緊張感のある年だったように思います。

その中でも、特に最大の挑戦だったのはU-オルガマリーです。

バトルキャラとして通常攻撃もかなり手の込んだものにはなっていますが、特に宝具は誰が見ても今までと比べると異質なものになっているのはお分かりいただけるかと思います。


実際、その制作の過程も今までと異なるものになりました。今までと違いすぎたため、当初はどこのチームが何をやるのかの分担すらできず、どういうアプローチにするのかチーム内でかなり悩むことになりました。

絵作りの工程も、いくつものVコンテ制作をしてはボツになり…を繰り返し、数ヶ月かかりました。

その後、奈須さんの助言もいただいて内容の方向性が決まりましたが、人探しも難航を極めている中、わらにもすがる思いでアニプレックスさんに相談し、puccapucca02さんをご紹介いただくことになりました。

その後、何度となく会議をしたりやりとりを重ね、最初に演出案としての映像が出来上がったとき、はじめて「これならイケル…!」と確信を得たのを今でも覚えています。

そこまでに半年ぐらいかかったので…。
■puccapucca02氏のこだわり
「Uーオルガマリー」の宝具演出に携わったpuccapucca02氏への質問を通して、その開発の背景にも迫りました。そのコメントの全文もご覧ください。

Q.宝具演出案を検討するにあたりこだわった点や意識された点はありますか?
A.マスター達にとって原体験の一人であるオルガマリー、なおかつ異聞帯をモチーフにした宝具ということで、FGOそのものと向き合うつもりで臨みました。

改めて全章やマテリアル、こうした開発秘話や特番まで可能な限り読み込み、気持ちの上では誰一人、何一つ取りこぼさないよう心がけていました。
Q. 宝具演出を検討するあたって難しかった点などありますか?
A.先程ふれたようなメタ的意識をもって制作すること自体がこの宝具のコンセプトに近づいていくように思えたので、軸は捉えど自分一人のミクロな視点に陥らず、ニュートラルを保ち続ける演出を模索するのが大変でした。

おなじみのキャラクター達の視点にも頼れないぶん、事象を中心として各異聞帯の特徴や物語を宝具として昇華するのは骨が折れました。

Q. ユーザーの方に注目いただきたいポイントがあれば教えてください!
A.あらゆる解釈がそこにはあって、そこにはない。

マスターの皆さんそれぞれの物語を彼女の宝具に馳せてもらえたら嬉しいです。
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