スクウェア・エニックスのCTO(最高技術責任者)である橋本善久氏が、新会社リブゼント・イノベーションズを設立していたことが明らかになりました。

橋本善久氏は、セガで12年間ゲーム開発に携わり、2009年にスクウェア・エニックスに入社。
CTOとして『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』のテクニカルディレクターや、『ファイナルファンタジーXV』に使用されると言われている次世代ゲームエンジン「Luminous Studio」の開発総指揮、「Luminous Studio」を使用したリアルタイムデモ「Agni’s Philosophy」のプロデューサー兼ディレクターなどを担当しましたが、先日同社を退社していたことが明らかになり、ゲーム業界やファンの間で波紋を呼んでいました。

橋本氏は、2014年春にスクウェア・エニックスから独立し、自らが代表取締役社長を務める新会社リブゼント・イノベーションズを設立。同社は、ソフトウェアコンテンツの開発・販売、企業・教育機関・公的機関向けのコンサルティングなどが事業の中心となっています。

リブゼント・イノベーションズの公式サイトによると、現在は、最初の取り組みとして、iOS/Android/Mac/Windows/Web向けの仕事効率化アプリケーションを複数開発中で、順次リリースされていく予定とのこと。また、プロジェクトマネジメントについての公演などにも積極的に登壇している橋本氏らしく、コンサルディング事業の一環として、ゲーム開発に限らずさまざまな業種において、困っているチームやプロジェクトの“交通整理”を手伝いたいとしています。

今後は、ゲーム開発を含めて、これまで以上に幅広い分野での活躍が期待されます。