「HENDOホバーボード」は、米HENDO HOVER社が製作した次世代ホバーボードで、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」に登場する宙に浮くスケートボードのような商品です。
もともとこの製品は、「Kickstarter」におけるクラウドファンディングで目標金額を超える48万ドルを集めており、それがドゥモアによって国内でも販売されることに。また、研究開発者向けに、「HENDOホバーボード」のコア技術である「マグネティック・フィールド・アーキテクチャー(MFA)」に基づいた小型エンジン開発キット「HENDO開発キット-THE WHITEBOX+-」も販売されます。
「HENDOホバーボード」は2015年10月出荷予定で、価格は130万円(税別)。「HENDO開発キット-THE WHITEBOX+-」は2015年7月出荷予定で、価格は15万円(税別)です。なお、ドゥモア・ショップにて予約受付中です。
■「マグネティック・フィールド・アーキテクチャー(MFA)」とは
「マグネティック・フィールド・アーキテクチャー(MFA)」は、レンツの法則に基づいております。レンツの法則とは、19世紀のロシアの物理学者、ハインリヒ・レンツによって発見された電磁誘導に関する法則です。
磁界中で導体棒を動かしたり、電流を変化させると、その変化を妨げる向きに、導体棒に力が働いたり、起電力が発生したりします。
世の中は保守的にできていて、改革をしようとすると、この改革を邪魔しようとする既得権を持っている人たちの抵抗運動が起きます。磁気の世界においてもまたそうだ、というのがレンツの法則です。
磁界中に何か変化が起きると、その変化を妨げる方向に別の現象が起きるのです。
コの字型回路の磁界中で導体棒を動かすと、導体棒に起電力が発生します。コの字型回路と導体棒でできる回路に電流が流れると、導体棒には、導体棒の動きを妨げる向きの力が働きます。
コイルを流れる電流を増大させると、この電流を減少させる向きの起電力が発生します。
コイルを貫く磁束を増大させると、この磁束を減少させる向きの磁界を作るような電流を流す向きに起電力が発生します。
このレンツの法則を応用し、強力な磁界を発生させて浮遊します。
■「HENDO開発キット-THE WHITEBOX+-」仕様
本体サイズ:25×25×12cm
エンジン厚み:11.5×5cm
浮上距離:1~1.5cm
電池持続時間:10~15分
充電時間:1~2時間
本体重量:4.5kg
最大積載量:3 kg
■販売概要
開発:米HENDO HOVER社 http://www.hendohover.com
販売:株式会社ドゥモア
予約受付開始:2014年12月4日
販売方法:ドゥモア・ショップ http://domore.shop-pro.jp/
「HENDOホバーボード」価格:130万円(税別)出荷開始予定 2015年10月
「HENDO開発キット-THE WHITEBOX+-」価格:15万円(税別) 出荷開始予定 2015年7月