「コーヒーポッドを集める」、「最高難易度でゲームクリア」、「隠しボスを倒す」などなど……。目標を達成することで報酬として与えられる実績/トロフィーは、いまやゲームのやり込み要素として欠かせないものとなりました。
しかし、ゲームの実績/トロフィーの中には、思わずギョっとしてしまう衝撃的な解除条件があるのです。

今回は、そんなゲームに組み込まれた実績/トロフィーの衝撃的な解除条件を、アンロックの瞬間を激写したスクリーンショットと一緒に、10個厳選して紹介します!

◆『Half-Life 2』

発売元:Valve 開発元:Valve
ゲームジャンル:ファースト・パーソン・シューター(FPS)

―トイレを使って敵を倒す。
まず最初は、無口な物理学者がバールを持って大暴れするFPS『Half-Life 2(ハーフライフ 2)』から。物体を自在に操るグラヴィティ・ガンを利用して、水洗トイレで敵を倒すと解除される実績/トロフィー「水洗葬」を紹介。この恐ろしい攻撃を受けた相手は、名前の通り一発で即死状態に。死因は「トイレによる衝撃」といったところでしょうか。いくらなんでもトイレに当たって死にたくないものです。

◆『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』

発売元:コナミデジタルエンタテインメント 開発元:小島プロダクション
ゲームジャンル:ステルスアクションゲーム

―銅像の大事なところを取った
『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS)』からは環境に溶け込める特殊迷彩オクトカムを利用した、お茶目なトロフィーを紹介。中東ステージにて、男性の銅像の上で、3回擬態ポーズを取ると彼の大切な部位が取り外せて、「宝」の文字が書かれたブロンズトロフィー「・・・取れた」が解除されます。少しオドオドしたスネークも必見です。

◆『コール オブ デューティ ゴースト』

発売元:スクウェア・エニックス 開発元:Infinity Ward
ゲームジャンル:ファースト・パーソン・シューター(FPS)

―コピー機に顔面から激突する
独自のifストーリーが展開される『コール オブ デューティ ゴースト(CALL OF DUTY: GHOSTS)』からユニークな実績/トロフィーを紹介。ミッションFederation Dayにてビルからラベリング降下中、爆風によって上から降ってくる業務用コピー機に、あえて顔面から激突すると「顔面印刷」という実績/トロフィーが解除されます。
ちなみに、コピー機にダメージ判定はないので、ぶつかっても死ぬことはありませんよ!

◆『Crysis 2』

発売元:エレクトロニック・アーツ(EA) 開発元:Crytek
ゲームジャンル:ファースト・パーソン・シューター(FPS)

―6か月ぶりにオンラインでプレイする
『Crysis 2(クライシス 2)』に組み込まれた「献身」は、オンラインモードを半年ぶりに再開するともらえる、なんとも意味深で時間を要する実績/トロフィー。あと一度だけでもいいからオンラインモードで遊んでほしいというゲーム開発者の切実な想いを表現したものなのでしょうか? それとも、ただのジョーク?いずれにせよ、カレンダーに解除の予定日をメモっておく必要がありますね。

◆『Goat Simulator』

発売元:Coffee Stain Studios 開発元:Coffee Stain Studios
ゲームジャンル:ヤギシミュレーター

―おっと、ゲームがクラッシュしたようだ
あらゆる全てのものを台無しにしていくヤギゲー『Goat Simulator(ヤギシミュレーター)』の実績は、どれも破天荒なものばかりですが、その中でも「Involuntary QA(不本意な品質保証)」は、ゲーム中に不具合を起こし、ソフトウェアをクラッシュさせるという、なんともデンジャラスな解除条件。不具合が起きやすい同作の不満点すらネタにしてしまう、ヤギ流の返し方に惚れ惚れしますね。

◆『EAT LEAD マット・ハザードの逆襲』

発売元:ディースリー・パブリッシャー 開発元:Vicious Cycle Software
ゲームジャンル:サード・パーソン・シューター(TPS)

―え?マルチプレイがない?はぁ…ってももう実績あげちゃったし
古今東西あらゆるゲームをパロディしたTPS『EAT LEAD マット・ハザードの逆襲(Eat Lead: The Return of Matt Hazard)』からは、数々の猛者達がしのぎを削る、マルチプレイモードを極めた者にしか与えられない伝説の実績/トロフィー「マスタープレイヤー!」を……ってこのゲーム、マルチプレイモードねぇじゃねーか!……さて、これはゲーム本編をクリアすると解除される、ちょっとしたお遊び要素です。本作が発売された2009年当時はシューターブーム真っ只中で、FPS/TPSには必ずと言っていいほどオンラインマルチプレイモードが搭載されていました。もしかするとこの実績/トロフィーは、そんな当時の風潮に対しての皮肉だったのかも?

◆『Max Payne 3』

発売元:RockStar Games 開発元:RockStar Studios
ゲームジャンル:サードパーソンシューターゲーム(TPS)

―役員会議室で、模型を全て破壊する
『Max Payne 3(マックス・ペイン3)』から、本作のハードボイルドな世界観に清涼感をもたらす実績/トロフィー「砂の城」を紹介。これはオフィスビルの会議室に飾られた建築模型を全て破壊すると解除されるというもの。意外にもこれが大変な作業で、武器の残弾数を確認しながら、建築模型の位置を把握しつつ、仲間からの執拗なツッコミにもめげず、計画的に壊さなければなりません。ハードボイルドなマックスもこの場面だけ童心に返る?

◆『ロリポップチェーンソー』

発売元:角川書店 開発元:グラスホッパー・マニファクチュア
ゲームジャンル:ホラーアクションゲーム

―コスチュームのスカートを1回のぞいた
チアリーダーが戦うホラーアクションゲーム『ロリポップチェーンソー(LOLLIPOP CHAINSAW)』の「そっちの方が興味津津」は、主人公ジュリエット・スターリングのスカートの中を覗こうとすると解除されるトラップ型実績/トロフィー。家族や恋人とゲーム機を共有しているゲーマーは、脳みそをフル回転させて巧みな言い訳を考えなければなりません。「上からおっぱいの谷間を見ようとしたらカメラが上下反転の設定になっていて、間違ってスカートを覗いてしまった」という言い訳なら誰もが納得しますよ!

◆『RESISTANCE 3』

発売元:Sony Computer Entertainment 開発元:Insomniac Games
ゲームジャンル:ファースト・パーソン・シューター(FPS)

―サンタとトナカイを飛ばす
なぜクリスマスでもないのにサンタクロース一行が屋根の上に?人類存亡をかけて謎の生物キメラと戦うFPS『RESISTANCE 3(レジスタンス 3)』から、サンタとトナカイをぶっ飛ばすと解除されるトロフィー「鈴が鳴る」を紹介。
まるでUMAのように薄っすらと存在感を示すサンタ一行ですが、ズームをしてよく見るとハリボテになっていて、さらに攻撃を加えると可燃物質のように爆発してしまいます。ゲーム開発者は何のためにこのトロフィーを用意したのか、謎は深まるばかりです。

◆『スリーピングドッグス 香港秘密警察』

発売元:スクウェア・エニックス 開発元:ユナイテッド・フロント・ゲームズ
ゲームジャンル:オープンワールド系クライムアクションゲーム

―魚で敵を倒した
生きた魚で敵を倒すと解除される「サカナ・アクション」は、おバカネタをふんだんに盛り込んだ『スリーピングドッグス 香港秘密警察(Sleeping dogs)』からの実績/トロフィー。生きた魚を青龍刀のように扱う主人公ウェイ・シンの姿はさながら三国時代の猛将のようで、一種の形式美すら感じてしまいます。ちなみに、アクションアドベンチャー『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス(Uncharted 3: Drake's Deception)』でも「市場で3人を魚で殴る」という似たようなトロフィーがあります。もしかして洋ゲーでは定番の武器?

◆◆◆ ◆◆◆

さて、個性的な解除条件を備えた実績/トロフィーを10個紹介しましたが、いかがでしたか? 実績/トロフィーには収集していく楽しみ方もありますが、このようにいろいろなゲームをプレイして、一風変わったものを見つけるという楽しみ方もあるのです。今後リリースされる新作ゲームの実績/トロフィーにも注目したいところですね。他にも、あなたが見つけた衝撃の実績/トロフィーがあれば、当記事のコメント欄で教えてください!
編集部おすすめ