任天堂は、第75期定時株主総会の質疑応答にて、新プラットフォーム「NX」に関してコメントしました。

ディー・エヌ・エーとの共同で行った記者発表会にて、新たなゲーム専用機「NX」を発表。
この動きに多くのユーザーやメディアが注目しますが、「NX」に関する続報は2016年になると同社はあらかじめ告げており、現在に至るまで明確な情報は出ていません。

それだけに「NX」に寄せる関心は高まっており、第75期定時株主総会では、3DS・Wii Uと2機種続けて立ち上がりに失敗した事例をあげ、「NX」ではどのような取り組みを行うのかという質問が飛び出しました。この質問に対して同社取締役社長の岩田聡氏は、3DSやWii Uの立ち上がりに関する問題や、Wii Uの立て直しがうまくいってるとは言えない現状を自身も語った上で、反省点として捉えている旨を明かします。

また「NX」に関しては、「娯楽のビジネスというのは、お客様に驚いていただくことに価値がある」との考えから、今回も詳しい話をすることはできないとしつつも、3DSやWii Uの立ち上げ時の状況を踏まえ、「任天堂らしい答えの出し方でNXというものを提案しようという意志は持っております」との方向性を示しました。

3DSやWii Uでの経験をどのように活かして、「NX」を立ち上げるのか。その第一歩に向けた動向が、次の時代の成功を握るひとつの鍵となることでしょう。

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