平成27年度第3四半期決算説明会の社長説明において、君島達己社長は、任天堂の現状と今後についてさまざまな説明を行いました。
◆『スプラトゥーン』フェスの盛り上がりは?
2015年5月の発売以来、好調な販売が続く『スプラトゥーン』。昨年末までの出荷本数は、全世界で406万本に達したと発表し、キッズ層や女性への浸透など、口コミによる広がりの可能性が見える良い循環に入っている状態としています。ゲーム内外で継続的にイベントを開催するなどの工夫により、世間的に関心の高い状態を継続したいとのこと。
ゲーム内イベントである「フェス」について、国内での参加ユーザー数は、第1回の開催以降一貫して増加していると発表。先日国内で実施された10回目の「フェス」では、約69万人が参加し、過去最大のユーザー数となりました。尚、フェス参加者は利用アカウンド数をもとに算出されています。
◆『スーパーマリオメーカー』現在遊べるコース数は?
2015年9月に発売された『スーパーマリオメーカー』は、全世界で好調な売れ行きを見せ、昨年末までの出荷本数は300万本を突破。年末商戦期間を経て、ユーザーが大きく増加したとしています。
その結果、ユーザーが作成して現在遊べるコースは、2016年1月27日の時点で620万を超え、プレイ回数は延べ4億回以上に至っているとしています。今後も稼働率を高めるための取り組みとして、「パーツ」追加などの定期的なソフトウェアアップデートや、コース検索ポータルサイト「スーパーマリオメーカーブックマーク」開設のようにサービスの拡充を行っていくとしています。
◆「amiibo」日米欧各地域別の累計販売ランキング
2014年11月、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』とともに発売された「amiibo」は、販売開始から1年以上が経過。
以下は、日本・アメリカ・ヨーロッパの各地域別のフィギュア型「amiibo」の年間累計販売ランキングです。他社のキャラクターも含め、『ゼルダの伝説』関連を中心に『スマブラ』シリーズなどが好調なアメリカ、定番キャラクターから新発売のamiiboまで幅広く売れているヨーロッパに対して、日本はトップ3を『スプラトゥーン』が独占。国内と海外では販売の傾向に、大きな違いがあることが分かります。
■フィギュア型「amiibo」累計販売ランキング
集計期間:2015年1月1日~2015年12月31日
(メディアクリエイト、任天堂調べ)
【日本】
01位 ガール(スプラトゥーン)
02位 イカ(スプラトゥーン)
03位 ボーイ(スプラトゥーン)
04位 マリオ(スーパーマリオ)
05位 マリオ(クラシックカラー)
06位 マリオ(モダンカラー)
07位 しずえ(冬服)(どうぶつの森)
08位 カービィ(スマブラ)
09位 あみぐるみヨッシー みどり
10位 ケント(どうぶつの森)
【アメリカ】
01位 リンク(スマブラ)
02位 クッパ(スマブラ)
03位 トゥーンリンク(スマブラ)
04位 ミュウツー(スマブラ)
05位 ソニック(スマブラ)
06位 ピカチュウ(スマブラ)
07位 マリオ(クラシックカラー)
08位 パックマン(スマブラ)
09位 ロックマン(スマブラ)
10位 ガノンドロフ(スマブラ)
【ヨーロッパ】
01位 マリオ(クラシックカラー)
02位 リンク(スマブラ)
03位 イカ(スプラトゥーン)
04位 あみぐるみヨッシー みどり
05位 マリオ(スーパーマリオ)
06位 マリオ(スマブラ)
07位 ピカチュウ(スマブラ)
08位 ボーイ(スプラトゥーン)
09位 キノピオ(スーパーマリオ)
10位 ガール(スプラトゥーン)
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昨年発売されたWii Uタイトル『スプラトゥーン』と『スーパーマリオメーカー』の好調ぶりが数字で具体的に明らかになったほか、「amiibo」の売上に地域性が出るといった、少し面白い“数字”が明らかにされた第3四半期決算説明会の社長説明となりました。