ゲームの起動時に必ず挿入されているパブリッシャーやデベロッパーなどの企業ロゴアニメ。普段はしっかりと観ていなかったり、または飛ばしてしまう人も多いかもしれないこの部分ですが、実は数多ものゲーム作品の中には、思わずドキっとする不気味なロゴアニメーションも存在するのです。


本稿では、新旧様々なゲーム会社ロゴアニメーションの中から、特に不気味で恐ろしいものを10点選出してお届けします。心の準備はよろしいでしょうか……それでは不気味ロゴアニメーションの世界を見ていきましょう。

■Visceral Games
『Dead Space』の開発でおなじみVisceral Games。レントゲン写真をモチーフとしたようなイメージがロゴとなっている同社。静止画でもそのインパクトは絶大ですが、映像ではよりその恐怖感が強調。所謂画面上に爆音と共に恐怖写真が出るドッキリ映像的演出に近く、ゲームスタート前から心を折られた方もいるかも……。

■Starbreeze Studios
『The Darkness』や『The Chronicles of Riddick: Escape from Butcher Bay』の開発で知られ、近年では『Syndicate』や『Payday 2』といった作品を手掛けるスウェーデンのデベロッパーStarbreeze Studios。不敵な笑みを浮かべる太陽風のロゴは「The Evil Sun Bacteria」とも呼ばれ、実写映像を組み合わせたロゴアニメーションには、こちらを睨み付ける男性、何らかの実験を彷彿とさせるチューブを伝う血液など、マッドサイエンティストな雰囲気が見るものをゾッとさせます。

■Volition
暗闇から突然ものが現れたら…怖いですよね。車だったり人だったり、またはネコや置物でも怖いかもしれません。でもこのVolitionのアニメーションは暗闇から白い顔が現れます。一番怖いかも。


■Neversoft
スケボーゲーム『Tony Hawk's Pro Skater』シリーズでお馴染みNeversoft。同社のロゴにはスポーツゲームのデベロッパーとしてはややアクが強い「目玉」がワンポイントで添えられ、尚且つマスコットキャラクターとして定着していました。同社のロゴアニメーションパターンはゲーム毎にバリエーションがあり、その中でも衝撃度が強いのは『Tony Hawk's Pro Skater 4』。ゴリラが鼻をほじり、そこから生々しく目玉が引き抜かれるさまはあまりにも……。

■Tigon Studios
画面を覆いつくさんばかりの虎の顔が牙と敵意をむき出しに威嚇。その眉間が企業ロゴと重なり形になるという内容のアニメーションになっていますが、ここまで迫力があると至近距離や大画面で見るには勇気がいるかも…。

■Rare
かつてそのロゴに胸を高鳴らせ、目を輝かせた方も多いのではないでしょうか。しかしXboxでリリースされた『Conker: Live & Reloaded』では、レアのロゴが薄汚れたトイレルームの中にひらひらと揺れるトイレットペーパーの形が重なり合うあまりにも自虐的な見せ方に。かつては反骨精神丸出しでニンテンドー64のロゴをぶった切り、自社ロゴをキュッキュと指で鳴らし自信に満ち溢れていたレアの変わりように、胸を打たれたユーザーもいるはず。

■Virgin Interactive
映画「リング」を代表とするように目というのは恐怖を煽るパーツの一つですが、Virgin Interactiveのロゴアニメーションも目を大胆フィーチャー。このアニメーションが収録されたのは『バイオハザード 2』のPAL版限定で、ゲーム内容に合わせた演出となっています。

■Vicarious Visions
こちらはWii版『Guitar Hero 3』の移植を担当したVicarious Visions。
タトゥー掘りで悶絶し、大きく崩れる表情はカートゥーンチックながらも強烈。さらにWiiというハードのユーザー層もあり、世界の子供たちにタトゥーのトラウマを植え付けたかもしれません。ある意味OKか…?

■Valve
Steamゲーマーならば一度は見たことがあるかもしれないお馴染みValveのロゴ。頭部にバルブが取り付けられたイメージは、一目見たら忘れられないほどのインパクトを持っています。『Dota 2』ではこれまで静止画でしかなかった黒人のおじさんがアニメーションで振り向くといったふいをつく演出もあり、より恐怖感を煽りました。

■Kirin entertainment
1994年に設立されたデベロッパーKirin entertainment。リリース作は3DO向けの『Plumbers Don't Wear Ties』と『The Perfect General』のみとやや寂しいラインナップとなっているものの、異様で怪しさ溢れるロゴアニメーションが残した存在感はあまりにも大きかった…。企業名のささやき声もさることながら、その後の謎の呪文風の言葉も…怖すぎます。

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以上、10選をお届けしました。過去の恐怖を掘り起こされたり、新たにトラウマを植え付けられてしまった方もいるのではないでしょうか。ここで選出した以外にも、このようなロゴ映像はたくさんあると思います。もし、読者の方で「これは怖かった」というタイトルロゴを知っている方はぜひコメント欄で教えてください!
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